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アンモニアや亜硝酸を分解して最終的に硝酸塩にするバクテリアには、ニトロソモナスやニトロバクターというのが居るらしいですが、これらのバクテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?

A 回答 (3件)

No.2です。


他の方への捕捉に関するコメントですが、お許しを。

> 寿命が無いとすると、水質悪化等の外的要因で死なない限りは、一度増えたら増えっぱなしになるという事でしょうか。
・信じがたいかも知れませんが、そうです。
増殖できる環境にある間は、増えっぱなしになります。

例えば、日本酒の酒作り。
仕込みの段階では、杜氏が不眠不休で温度管理を行い、櫂で空気(酸素)を送りづけます。
この行程で酵母は糖をアルコール変えながら繁殖して行きます。
最後には酵母菌は、液面上、厚さ30cm位まで異常繁殖します。
そして、酵母が自らが作り出したアルコール濃度が高まる事により繁殖できなくなり、繁殖(発酵)は停止する次第です。

濾過バクテリアももしも、好適環境を整えれば、ドロドロのヘアートリートメントくらいまで繁殖します。
餌となるアンモニアや亜硝酸が円滑に補給できなくなるまで増えることになります。
ドロドロのヘアートリートメント状態では、もはや魚もエビも生きられません。

しかし、水槽ではその様なことにはなりません。
なぜならば、水槽内には敵対勢力が多数存在するからです。
水槽内にはグラム陽性菌「代表は濾過バクテリア類」とは敵対するグラム陰性菌類も存在します。
特に、濾過バクテリアと関係が深いのが「タンパク分解細菌や全従属栄養細菌、脱窒細菌、硫酸還元細菌」など。
コイツらは、濾過バクテリアと殺し合いをする間柄の菌類です。
これらは、大繁殖すると、時に病原菌にもなる怖いヤツらです。

ところが、これまた不思議なことに、これらが水槽内に微量存在しないと、濾過バクテリアも健全に繁殖する事が出来ない、実に不思議な関係があります。
また、その逆も然りデス。
従って、濾過バクテリアの爆繁殖を抑制する別の菌類の働きにより、増えっぱなし状態にはならないと言うことです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

まさに知りたい事を回答して頂きました。通常の物差しでは計れない生命体なんですねぇ。

質問した理由は、私の水槽の亜硝酸濃度が異常に高くなってしまいまして。
亜硝酸中毒を思わせる症状(クチをパクパク痙攣したり、ボーっとしたり)を見せたため、一旦生体をバケツに避難しました。

水槽はニトロバクターが増殖するまで置いておこうと思っているのですが、生体を抜いたことによって今度はアンモニア切れで増殖をストップしたニトロソモナスが寿命とかで減ってしまうと本末転倒だなと思いまして。

難しいですね(;・`ω´・)

お礼日時:2012/09/30 14:52

c_youji様は、接ぎ木で増える植物の寿命を定義なしで答えられますか?


倒木までを寿命とするのか、細胞レベルで分裂できなくなる限界までを寿命とするのか?
ご質問の「ろ過バクテリアの寿命」の場合、寿命の定義が必要です。

そして、細胞分裂を繰り返すバクテリアは、接ぎ木を永遠に続ける植物に近く、人間のような寿命という概念は当てはまりません。

濾過バクテリアは分裂できる環境が整った場合。
・アンモニアを亜硝酸に分解する「ニトロソモナス属」は24時間~36時間で1回分裂します。
・亜硝酸を硝酸塩に分解する「ニトロバクター属」は48時間~72時間で1回分裂します。
この、細胞分裂は100%新たな細胞に生まれ変わることを意味します。

もちろん、濾過バクテリアはタンパク質で出来ています。
タンパク質が変質する高温や極低温では、タンパク質自体が破壊されるため濾過バクテリアは死滅します。

濾過バクテリアなど枯草菌類は乾燥に強く、分裂できる環境が揃わない場合(カラカラに乾いた状態など)は活動を停止します。
150年前の枯草菌類が、分裂を始めた記録があります。

余談ながら・・・
枯草菌類の細胞分裂(DNAのコピー)を記憶媒体として利用する研究を慶応大学のチームが取り組んでいます。
枯草菌類(濾過バクテリアなど)のDNA(塩基配列)を、バイオ技術で書き換えてデータを保存する方法だそうで、、、
バクテリア一個の細胞に英数字が約100万文字記録可能。
極めて小さく、大容量の情報記憶が可能になるらしいデス。
バクテリアのDNAに記録した情報は、バクテリアが細胞分裂を繰り返すことにより、ほぼ永遠に失われない新記憶媒体となり得る。
将来、最新のコンピュータには、魚やエビの糞を餌として与えることが必須になるかも知れないとう新技術のお話でした。
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この回答へのお礼

X530さんの知識は豊富ですね。

いつもここで回答する姿をお見受けします。
水産学などに従事するお方なのでしょうか。

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/09/30 14:59

一般的にバクテリアには、寿命がないとされます。


単為生殖で完全なクローンで細胞分裂するので、1つが2つになるだけで、2つは同質のものであって、個の寿命がないのです。
だから環境変化に対しても耐性の個体差がない。絶滅か、残存したバクテリアの再繁殖しかない。それは死滅した個体と同質。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

寿命が無いとすると、水質悪化等の外的要因で死なない限りは、一度増えたら増えっぱなしになるという事でしょうか。

補足日時:2012/09/28 23:15
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/10/21 23:52

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