
R-加群の直和: +○ i=1→n M_i (M_1からM_nまでの直和のこと)がネーター加群である
⇔各M_iがネーター加群である.
という命題の証明です。
⇒)は明らか.
←)の証明は、解答には
n≧2のとき,R-同型 +○ i=1→n M_i /M_1 (同型) +○ i=2→n M_i
より, (1)とnに関する帰納法を用いればよい.
とありました。
(1)の内容は,
『NをR-加群Mの部分加群とする.Mがネーター加群である必要十分条件は,NおよびM/Nがネーター加群になることである.』
というものです。
解答の同型の意味がよくわからず、詰まってしまいました。また、同型を仮定したとして、帰納法がうまくできません。
よろしければご助言お願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
「同型の証明方法はわかりますか?」
ANo.1 の (d) の証明ということですね。
直接証明してもいいのですが、下の命題1を使う方が見通しが良いと思います。
A =「M1からMnの直和」
B =「M2からMnの直和」
f:A から B への自然な全射準同型( A の元 (a1, a2, ・・・, an) に B の元 (a2, ・・・, an) を対応させる)
とするとき、
Ker(f) = M1
となるので、命題1が適用できます。なお、ここで、M1 の元 a1 と A の元 (a1,0, ・・・, 0) を同一視することにより、M1 を A の部分加群とみなしています。
****************
命題1 R を環、X と Y をR加群、g を X から Y への全射準同型とする。 Ker(g) を、g による 0 の逆像(g(x) = 0 となる X の元 x 全体)とする。
このとき、 Ker(g) は、 X の部分加群であって、剰余加群 X/ Ker(g) は、 Y と同型である。
命題1の証明は簡単なので、演習問題のつもりでご自分でやってみてはいかがでしょうか?
いろいろとご丁寧に解説していただき、ありがとうございました!
その方法は自分でも考えたのですが、Kerの部分がしっくりこなくて悩んでいました。
最初からもう一度やりなおして、しっかり理解しようと思います。
本当にありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
添付図の (b)⇒(a) を、帰納法を使って証明したいということですね。
で、(b) の前提の下で、帰納法の仮定により (c) が成立。
一般に (d) が成立するから、(c) と (d) により (e) が成立。
(b) により (f) が成立。
(e) と (f) 及び (1) により (a) が成立。
ということなんですが、どこが分かりませんか?

遅くなってごめんなさい。ご回答ありがとうございます。
ご丁寧な解説により、理解できました!蓋を開けると大したことないですね・・・
なぜわからなかったのかと悔しい想いです。
重ねての質問で申し訳ないのですが、同型の証明方法はわかりますか?
私は同型の右辺(i=2からnまでの直和)から左辺への写像を取れば、全射は言えて、あとは単射を言えばいいのかなと考えているのですが、まだまとまっていない段階です。
もしよろしければお願いします。
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