いちばん失敗した人決定戦

先ほど読売のテレビ番組「”もったいない”食を考える 山川デスクの実直解説」で

 消費者は製造の新しいものしか買わず、賞味期限の近づいた商品には商品価値がなくなるため廃棄するしかない。そのような食品をフードバンクに無償で提供している。企業は消費者のエゴによる無駄の回避に努力している。

という趣旨の番組を放送していました。
 もちろん消費者の問題もあるが、企業の無駄をなくそうという努力がないのも問題だと思う。つまり賞味期限が近付いた商品の価値が低くなるのは当たり前で、値引きして売るよりは廃棄するほうが利益が大きいからそうしている。それは売る側のエゴであり、一概に消費者のエゴだけが食料の無駄の原因とはいえないと思う。古くなった食品は値引きして売る、それでも利益が出るようにするのが企業の責任だと思うし、政府も食品廃棄に課税するなど食品廃棄を減らす努力をすべきだと思う。
 そう思いませんか、ご意見ください。

A 回答 (4件)

>「賞味期限までの間の3分の1を経過したものを納品してはならない」


については、小売り側は当然かとお思いますが、結局廃棄問題を卸に押しつけているだけと消費者は思ってしまいます。

とても難しい問題かと思います。ただ、小売りとしても「仕入れた時点で売るのが難しいようなものを納品されても困る」ということもご理解いただきたいと思います。
鮮度についてのお客様の圧力というのは、売る側としては決して無視できるレベルではないのです。

>しかし製造が古いものが多量に同一価格で販売されている現場をよく見ます。その状態でも売り切れる計画なのでしょうか?

質問者さんのおっしゃる「製造の古い」というものがどの程度のものなのかわからないので正確なお答えになるかわかりませんが…。

店頭やエンドと呼ばれる売場で山積みになっていることを指しているのかもしれませんが、そこで売られているのは賞味期限が製造から半年~1年以上ある加工食品で、だいたい1週間から1か月のスパンで売り切るように考えて発注しており、実際売り切っております。また、販売期間が長く取れることから販売計画としても比較的楽で、そんなに経験や力量がなくても売ることができます。
まあ、最後は値引き販売するケースもあるでしょうが、どちらにしても加工食品の廃棄というのはあまりありません。

しかし、消費期限が製造から5日以内程度のいわゆる日配品は廃棄が正直なところ多いです。発注から消費あるいは廃棄まで1週間かからないものですから、じっくり考えて販売計画を立て、それにそって商品を管理し、販売するというのが非常に難しいのです。その結果廃棄が増えるというのは珍しくありません。その意味で売る側のミスで廃棄してしまっている食品があるというのは事実かと思います。これは小売りやメーカーも反省するべきところだと思います。

他の方へのお礼にあることになりますが、自動の値引きについては、入荷日から賞味期限を逆算して、値引きすべき日付になったら警告を発するというシステムを既に導入している会社もありますので、不可能なことではないと思います。
ただ、やり方を間違うと売場に古いものしかなくなるという可能性もありますので注意が必要でしょうね。

長々と書いてしまいましたが、売る側としても捨てたくて捨てているわけではありません。むしろ泣く泣く捨てていますし、廃棄する量を減らすために工夫をしています。たとえば、生菓子の類は昔は期限前日で捨てていましたが、今は多くの企業で当日まで売っています。もちろん値引きはしていますが。

質問者さんもお分かりの上で質問なさっているのでしょうが、「何が何でも新しいものを」という考え方がいつまでも販売と消費の考え方の基盤にあれば現状から変わりません。ある程度日付が古くても品質は変わらない、ということが共通の認識になればもっと食品の廃棄は減らせると思いますし、減らしていかなければいけないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
 食品に限らず、外観や鮮度への過剰な執着は日本人の悪い習性だと思います。個人的にはすぐに消費する予定の日配品ではあえて古いものから取るようにしたり、包装なども品質に影響ない程度と考えられる場合は変形傷など気にせず購入するように努めています。
 かつて雪印乳業の事件の際も私は雪印に同情的で、本質的には消費者が悪いと思っていました。当時知人の教養のある女性が奥のほうから牛乳をとるのを見て、みっともない旨話したら、ひどく反論されたことを思い出しました。いま同様の事件が起これば、当時と違って少しは報道の方向性も変わるであろうことを期待します。エネルギーの「もったいない」ばかりでなく、広く議論されることを期待してます。

お礼日時:2012/10/18 11:27

No.2の方もちょっと誤解をなさっているようなので、重ねて回答をさせていただきます。



スーパーが値引きをする基準は「日付」です。ですのでNo.2の方がおっしゃっているような日付によって値引きをしていくというのはどこのスーパーでもごく普通に行われていることです。あまり知られていないんですかね…。

さらに最近の取り組みとしては、店によってですが完全な「先入れ先出し」ではなく、先入れ先出ししたうえで値引きしている古いものは右にずらす、ということをしている店もあります。
これは商品を正面から見たときに、古いが安くしているものと日付が新しいものを並列して販売しているということです。消費者はこれを比較して、安いものか新鮮なものかを選んで購入することができ、それがひいては廃棄の減少にもつながっていくわけです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます

 あなたの言われる、小売り段階での取り組みは消費者でも分かります。しかし製造が古いものが多量に同一価格で販売されている現場をよく見ます。その状態でも売り切れる計画なのでしょうか?

 むしろ、多くの廃棄は流通や製造の段階で出るということでしょうか。

お礼日時:2012/10/14 08:27

その番組ではありませんが、フードバンクの活動は別の番組で拝見しました。


とてもいい活動だと思います。

フードバンクは企業から賞味期限間近の食品をもらって来てはそれを保存、必要な人に分配するという活動だそうです。
個人的な意見では、各家庭で廃棄される食品も、もっと活用できないかなあ、と思います。
買ってきたまま結局腐らせちゃった食品、って日本全体ではものすごい量になりますからね・・・。

スーパーの日配品売り場で、主婦が棚の奥に手を突っ込んで、新しい日付の商品を買って行ってしまうから、結局一日でも古い日付の商品はどうしても売れ残る、という問題に限って回答しますが、
それなら、一日でも日付が古いものはどんどん値引きすればいいじゃん、
って思います。

たとえば、1リットル198円の牛乳
本日日付 値引きなし
昨日日付 10円値引き
一昨日日付 50円値引き

同じ棚に並んでいて本日も昨日も一昨日も、どの日付でも同じ値段で売るから、新しい日付の商品ばっかり売れ、賞味期限切れ直前で半額セールをしなくてはならないのです。
上記のようにちょっとでも日付が遅れたら躊躇せずに段階的に値引きすれば、日付に価値を見出すか、値引きに価値を見出すか、それぞれの消費者の判断で、買ってもらえる事でしょう。

段階的な値引きだったら個人の八百屋さんなんか、どこでもやってますよ。
スーパーだからできない、という事はないはず。

甘いかな?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

「個人的な意見では、各家庭で廃棄される食品も、もっと活用できないかなあ、と思います。」

我が家ではプランターに野菜の残飯を撒いています。プランター10個くらいで家族4人分の野菜くずを安定的に処理できます。今年はミニトマト、パセリ、等を収穫しました。

あなたの、長く伸びる主婦の手に対する対策は同感です。私も同じようなことを考えていますが、もっと簡単に、個々の商品に割引額を明示するのではなく、消費期限直前の販売価格を目指して、一定の割合で価格が自動的に下がるようにすればよいと思いました。価格ドットコムの雰囲気です。
「一日でも新鮮な」と「一円でも安く」の消費者心理を競合させるのです。
如何でしょうか。(ビジネス方法特許が取れるかな??)

お礼日時:2012/10/14 08:17

以前小売りの現場で働いていたものです。



ちょっと誤解があるようですが、小売店で値引きせずに廃棄にかけるのはコンビニだけです。
(確かにコンビニの廃棄量は馬鹿にできませんが…)
一般のスーパーなどの小売店は値引き分を含めた利益予算を作るものです。むしろ計画段階では廃棄はないものとして計画しているので、値引きして売るより廃棄したほうが利益がでるということはまずありません。

流通上の廃棄を増やす原因は「3分の1ルール」と呼ばれるものです。
製造から賞味期限までを3つの期間に分け、卸から小売店に納入するときは製造日から賞味期限までの間の3分の1を経過したものを納品してはならない。
また小売店が消費者に販売するときには同じく3分の2を経過してはいけない、という業界の暗黙的なルールです。
しかし、最近になってそれを改めようという動きが出ています。それによってもう少し無駄がなくなるといいですね。

しかし、現場の人間から言うとやはり消費者の行動としては「古いものはいや」という人がほとんどですよ。冷ケースに思いきり腕を突っ込んでできるだけ後ろの商品を取ろうとしたりとかね。
品質はそれほど変わらないのですけどね。

参考URL:http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120929-O …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
小売り段階での廃棄対策について大変理解が深まりました。
ありがとうございます。
「賞味期限までの間の3分の1を経過したものを納品してはならない」
については、小売り側は当然かとお思いますが、結局廃棄問題を卸に押しつけているだけと消費者は思ってしまいます。
暗黙のルールが可及的速やかに見直されることを期待します。

今回は賞味期限に限定しましたが、外観の痛み等による廃棄も重大な問題だと思います。

「古いものはいや」という醜い消費者心理嫌は嫌と言うほど理解しています。
日本人がスマートな消費をするようにぜひ啓発活動をしてください。

お礼日時:2012/10/14 08:03

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!