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よろしくお願いします。

只今、妊娠36週の妊婦です。
妊娠初期から卵巣が腫れてるとの指摘がありまして、妊娠性のものか妊娠前からのものか
様子見て、あまり大きくなるようだったら17週頃に手術しましょうというお話がありました。
MRIで検査した結果、悪性では無いとの事でホっとしました。
手術するかどうかそろそろ決めなければいけない時期に卵巣チェックをしましたら、とても小さくなっており、先生も、この調子なら経過観察で無理に手術しなくても良いという判断をして下さって、手術はしない方向できました。

しかし、その二ヵ月後の検診で、また卵巣が大きくなってきまして^^;
でももう、週数も進んでいましたし、先生も悪性では無いし、手術しないと決めたので、このまま経過観察でいきましょうと、今に至ります。

32週頃に、卵巣が腫れたままの出産のリスクの説明がありました。リスクはゼロでは無いという事で、でも普通分娩ができないということは全くないのですが、もし不安だったら帝王切開という方法もありますので、ご家族とよく話し合って、そろそろ考えておいて下さいと言われました。
でもそんな事言われても・・・と、だったら帝王切開の方が良いんじゃないか?と思ってしまうし。

しかし34週に、再度産み方の話し合いがありましたが、先生は卵巣の様子は生んでから見て、必要に応じて処置する、とおっしゃって、計画分娩はどうですか?と説明して下さいました。下から産むのは普通分娩と変わりないけど、陣痛を先生の管理の下で起こせるし、ずっと先生が見ていられるから、先生自身もその方が安心とおっしゃって下さって、一応、卵巣の不安はありますが、計画分娩にお話が決まりました。

でも、臨月に入り、本当に卵巣は下からの分娩で大丈夫なのだろうかと不安が出てきて^^;
陣痛による子宮収縮によって破裂したり捻じれたりするリスクが少なからずあるそうで。
帝王切開にした方が良かったのか・・・とか迷いが出てきています。

卵巣が大きく腫れたまま無事に普通分娩された方はいらっしゃいますか?もしいたら体験談など聞いてみたいです。もちろん、実際に懸念されてるリスクがあった方も教えて下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

産婦人科医です。

卵巣のう腫合併妊娠の場合、悪性の可能性が低いと判断されるときは原則、経膣分娩(普通分娩)となっております。破裂、茎捻転のリスクがあるとはいっても、必ず帝王切開にしなければならないほどの高頻度ではなく、分娩中に破裂、茎捻転を起こしたとしても、その時点で帝王切開に切り替えればよいからです。茎捻転に関していえば、起こす時期は約60%が妊娠8~16週で、残りのほとんどが産褥早期(分娩後の早期の時期)というデータもあるようで、分娩中に起こるということは実際はあまり多くないようです(私自身はそのような症例に遭遇したことがありません)。また、帝王切開も簡単にできるものではなく、出血、麻酔合併症などのリスクもあるわけですから、そのリスクを上回る利点がある場合にのみ行われるべきです。その点からも、原則は経膣分娩となっています。
もうひとつ問題なのは、分娩遷延の原因になることがあるということです。卵巣嚢腫によって胎児の下降が妨げられることがあります。この場合も、経過を観て分娩の進行が停止した時に帝王切開をすれば済むことです。卵巣嚢腫の大きさがわかりませんが、再度増大してきたといっても、一度は妊娠中の手術を見送ったわけですから、さほど大きいわけではないと思います。
手術を見送った後でリスクはゼロではないといえば、迷いが生じて当然と思いますが、私は経膣分娩を勧めます。妊娠に分娩に限らず、医療にはリスクはゼロではないということは当たり前のことなのですから、過剰に不安にならなくてもよいのではないでしょうか。
計画分娩の話が出たのは、なぜなのか、わかりません。計画分娩にだってリスクはあります。繰り返しになりますが、そのリスクを上回る利点がなければ、計画分娩をやるべきではないと思いますし、卵巣嚢腫があるというだけでは一般的には計画分娩の適応にはなりません。「ずっと見てられるから」ということは、見ていられない時間帯があるということになりますが、その病院は夜間は当直医不在で医師が自宅待機の体制であるとか、産婦人科の当直医はいても麻酔科医や手術室スタッフが自宅待機体制であるとか、開業医で医師が1人しかいないとか、そういう事情もあるのでしょうか?夜間に帝王切開をすることが簡単ではないという理由で、もしも帝王切開になっても昼間のうちにできるようにというような理由があるのでしょうか?
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この回答へのお礼

vyb76265様

回答ありがとうございました。まさか産婦人科専門医の先生がお答え下さると思っていませんでしたので、とても嬉しいです。

私の担当医も、確かに胎児が下降する時に卵巣に引っかかってしまう云々のリスクもお話下さいました。
でも、担当医もvyb76265さんも、帝王切開でなくて大丈夫だとおっしゃってるので、不安は解消された気がします。確かに、帝王切開は簡単なものでは無いですよね。安易に考えていたかもしれません。

計画分娩になったのは、担当医が私の今までの経過や卵巣以外にも不安要素があるので、いろいろと考えた末に出して下さった方法です。お任せしようと思いました。
因みに、大学病院です。

vyb76265さんのご回答も、本当に参考になりましたし、不安が解消されましので、感謝しております。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/28 08:22

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