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無茶苦茶が標準語、滅茶苦茶(目茶苦茶)が関西弁と感じるのですが、そうでしょうか。

A 回答 (2件)

目茶苦茶は滅茶苦茶の当て字で、無茶苦茶ともに、


両方使われていて、どちらが関西弁ということはないようです

無茶苦茶は無茶を強めて言う語で筋道が立たないこと、ひどく乱れているさま、わけのわからないこと、
などに使われる。無茶も当て字です。

状態がひどいときに使われるのと、程度が非常に大きいさま、の表現にも使われます。
「めちゃくちゃおもしろい}
「滅茶苦茶に負ける」
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですか、両方同じ程度に使われているのですね。

お礼日時:2013/02/15 08:29

次のような変化形が推定されています。



1.無道(ブダウ/ムダウ)
無理、無法、非道、不道などの同意語で、平安期に出典。至極無道→極道。
「大将どのの御庄の人々はいみじき無道の者どもにて」(「源氏物語 浮舟」)

2.無体(ムタイ)
無道(mudau/mutau)→無体(mudai/mutai) 語尾の母韻交替。
無理無道→無理無体、無道極道→無体極体(ムタイコクタイ)。

3.無茶(ムチャ)
武家社会に入って、無体(ムタイ)が語尾を落としたムタにの更に語尾「タ」が拗音化してムチャとなり、原義の「道理を顧みない」が、程度副詞的な「度合いが強い、大変」にと転義され、多用された。
1)弥(イヤ)無茶→ヤンチャ
再度の強調頭語がついた形で。
2)唯(タダ)無茶→ダダムチャ、チャチャムチャ、チャチャホーチャ
3)無茶のチャの子交(t→s)と直音化で→ササホサ、ササラホーサラ

4.滅茶(メチャ)
無茶の「ム」の母交(u→e)でメチャに。、
1)目茶目茶…強調でメッチャや、重言のメチャメチャ(滅茶滅茶)を、更に当て字変更して。
2)滅多(メッタ)…転音して強調の頭語形容として、滅多打ち、滅多切り、滅多矢鱈など。
3)めったに…打消しを伴う副詞遣いで無闇矢鱈から「殆ど/全く」に転義。

5.無茶苦茶(ムチャクチャ)
無道極道(ムダウゴクダウ)→無体極体(ムタイコクタイ)に転音。これを早口でムタクタ・ムチャクチャ・メチャクチャにt幾度かの転音し、「度外れている/直しようがないほど壊れたようす」の形容に。
1)ムチャクチャ→ムシャクシャに転音し「気分が晴れない/やたらに腹が立つ」意味に。
2)ムチャラクチャラ(無茶ら苦茶ら)…語尾を足して語調を強める。
3)ムシャクシャ→「シャ」が直音化して、ムサクサに。

6.茶茶無茶(チャチャムチャ)
無茶苦茶に更に茶茶を頭に付けた強調語「茶茶無茶苦茶」の、語尾省略形での大阪詞に。

参考:田井信之「日本語の起源」角川書店、牧村史陽編「大阪ことば事典」講談社学術文庫
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。参考になりました。

お礼日時:2013/02/15 17:34

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