いちばん失敗した人決定戦

ロシア語学習歴 約10カ月です。(ロシア語専攻の大学生です。)
形容詞の短語尾についてなのですが、少しずつ語彙数を増やしていくにつれこの短語尾のアクセントの移動のパターンが多いことに気付きました。
ただ移動するならいいのですが、移動しても移動しなくてもいいというようなのがありますよね。
たとえば「新鮮な」の”свежий”の短語尾複数形свежиはアクセントが前に来ても後ろに来てもいいようです。

こういうのはどちらを覚えたらいいのでしょうか?どちらが一般によくつかわれるのでしょうか?
また、アクセント移動に規則や法則などあれば教えてください。

読みにくい文章ですみません。よろしくお願いします。

PS
あとпередатьの過去形もアクセントが2種類ありますよね。こういうのはどちらを覚えたらいいでしょうか?

A 回答 (3件)

形容詞短語尾では「女性形だけが他とアクセントが異なる」というのがもっとも典型的、一部に中性形で語尾にアクセントがくるものがある、というのが本来の形らしいです。

ところが最近の10~20年、アクセントを語尾に持っていこうとする非常に強い傾向があり、特に複数形でその影響が現れているそうです。
このプロセスがさらに進むと、単数中性形でもアクセントが語尾に移動するようになり、実際にкрасныйやстарыйなどでは、中性形にも二種類のアクセントが認められているようです。
また、もともと中性形で語尾にアクセントのあったもの(свежийもそのひとつ)の多くは、複数形でも語尾にアクセントを置くように変わってきているようです。

передать、отдатьなど接頭辞のついた動詞では、過去形にしたとき接頭辞にアクセントが移るという現象がよくあります。ただ、これも近年の傾向として、不定形と同じ位置にアクセントを置くケースが多くなっているそうです。

上記の内容は、以下のサイトを参照しました。
形容詞のアクセント(短語尾については見出し6番)
http://www.licey.net/russian/culture/1_2_3
動詞のアクセント(接頭辞にアクセントが来ることについては見出し2番の4つ目の矢印)
http://www.licey.net/russian/culture/1_2_4

どうも二通りのアクセントが認められることについては、ロシア国内でもそれなりに議論があるようで、リンク先のサイトの筆者は、一部の形容詞(весёлыйなど)の短語尾・複数形について「辞書には語尾にアクセントを置く形も書かれていますが、実際に使うと教養の低い人間と思われます!」というような注釈をつけています。そのくせ別の形容詞群については、すでにアクセントの異型が一般化していることを認めていたりするので、この注釈もあまりアテにならないわけです(笑)
ロシア語に限らず、言葉というのは生き物です。時代と共に少しずつ変わっていくのは仕方がありません。

そんなわけで、どちらを覚えるべきかは一概に言えないようです。
余裕があれば両方…ということになるでしょうけれど、それが難しいようでしたら、ご自分の価値観で保守か革新か(つまり従来のアクセントを守るか最近の傾向に準じるか)を選べばよいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

URLまではってくださってありがとうございました。まだ全く読めないですが、いつかまた振り返ってみます。たしかに言葉は変わっていきますよね。仕方ないとあきらめてひとつずつこなしていこうと思います。

お礼日時:2013/03/21 14:51

>どちらが一般的によく使われるのか



確かにアクセントはどちらでもいい、なんて辞書に書いてあるケースはよくありますね。しかし実際つかわれているのはどちらなのか?こればっかりはロシア語ネイティヴの人に聞かないと分かりません。単語によっても違うでしょうし、人によっても違うかもしれませんからね。個人的には覚えやすいほうを覚えればいいと思います。どちらでも通じるのでしたら、自分の覚えやすいほうにしてしまえば良いのです。ロシア人と話していて、もし、変なアクセントで話してしまったとして、間違っている、と相手が思えば訂正もしてくれる(かもしれない)でしょうし、そこまで困らないでしょう。また、アクセントつきの会話集などでその単語が出てきたら、一般的にはどちらが使われていることが多いのか、確認できることがあります。あるいは何種類か辞書を引いてみるのも手です。

>どちらを覚えたらいいのでしょうか?
свежиに関しては語尾アクセントのほうだと思います。そうすれば「女性形以下全てアクセントは語尾移動」とすっきり説明出来ます。法則性の高いほうを採用しておくのが無難です。

>アクセント移動の法則

形容詞短語尾の場合

(1)アクセントが移動しないタイプ
(2)女性形のみ語尾に移動するタイプ
(3)女性形以下(一般的なロシア語の格変化表は、縦方向に男性・女性・中性・
複数の順で並んでいるので、『女性形以下』とは、女性・中性・複数の3つのかたちの
ことです)すべて語尾に移動するタイプ

だいたいこの3パターンに分けると覚えやすいでしょう。

代表的な形容詞の変化さえ覚えれば、あとは新しい語彙がでてきても、前に覚えたあの形容詞と同じだな、とすぐ記憶できます。

>あとпередатьの過去形もアクセントが2種類ありますよね。こういうのはどちらを覚えたらいいでしょうか?

そうでしたっけ?一種類しかないと思いますが・・・
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この回答へのお礼

アクセントのパターンが2種類あることについては、自分が話す分にはいいのですが、聴取のときに混乱しそうで心配だったのです。でもおっしゃる通り3パターンに分けて覚えます、まずは。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/03/21 14:54

どちらがよく使われるかは分かりませんが、形容詞短語尾のアクセントは中性単数と複数で一致するという通則があるようです。



アクセントの移動がロシア語の厄介な点の一つですが、これはそういうものだと割り切った方がいいのではないかと思います。動詞過去形のアクセントには2種類どころか3種類あるものもあるようです(単音節動詞に接頭辞が付いたもののいくつかに特にアクセントの不定なものがあり、例えば пробыть の過去女性と中性には3種類のアクセントがあるそうです。ただしコンサイスの辞書では1種類しか載っておらず、どの程度収録するかは本に酔って違いがあり、また辞書にあるのが一応は標準と言えそうです)。

あとは、品詞と関係がありませんが、ш, ж, ц, щ, ч という文法上の軟子音(語形変化上軟子音扱いするということで、初めの3つは音声上は硬子音)に о が続いた場合、アクセントを持つということが多いということがあります。
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この回答へのお礼

アクセントの移動は難しいですね。踏ん張って頑張りたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2013/03/21 14:47

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