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こんにちは、質問失礼します。
作曲をする際に今まで一つのキーのダイアトニックコードのみで完結させる事が多く、それが当たり前だと思っていました。ところが、色んな人の曲を聴いているとどうも雰囲気が違うのです。その原因が転調だということに最近気がつきました。
そこで、私も転調のあの独特の雰囲気を楽曲に取り込みたいので転調の方法についてアドバイスをいただきたいと思い質問致しました。
単純に、ポップスなどによくある大サビで半音 全音転調とか、ダイアトニックコードから外したコードを使えば転調だよ ということではなく、聴いていてハッとするような流れの美しい転調とはどういうものか とか自然な転調にはどういう要素があるのか(ピボットについては理解しております)を知りたいと思っています。美しいものの他に、近代的なカッコ良い転調の仕組みなど知れたら嬉しいです。

大変おこがましいですが、例をあげて説明して頂けると大変勉強になると思いますので是非ともよく使う転調方法(転調を含むコード進行)など聞いてみたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

すみません、変換間違い「独往音楽」→「独墺音楽」です。

「独墺系」とは、西洋音楽の近代化が起こる前までの、所謂モーツァルトとかベートーベンとかあの時代のあの辺のクラシック音楽を指す総称です。
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この回答へのお礼

初めて聞きました。調べてみようとおもいます!

お礼日時:2013/04/11 09:21

 >一つのキーのダイアトニックコードのみで完結させる事が多く、それが当たり前


多くの人が陥り易い、初歩的な誤りですよね。
「音楽は主に長・短調の2つのディアトニックで出来ていて、それ以外は無調音楽」なんて本気で考えている人も、世の中には少なくないのではないでしょうか。これも悲劇かもしれません。


 ラヴェル/弦楽四重奏曲
 

冒頭は、ただでさえ教会旋法的で主音がはっきりしないのに、すぐにこまごまと転調しまくりで、ダイアトニックらしいものも伺えますが、それとの境界はなんだかぼんやりしています。
でもそんな混み入ったかに思える構成でも、音楽自体はとても美しくキャッチーです。実際、クラシックのライトリスナー受けもいいみたいです。そういう音楽もあるのです。

このラヴェルより先立って作られたドビュッシーの弦楽四重奏も、ダイアトニックに捉われない、当時としてはとても革新的な作品です。
 http://www.youtube.com/watch?v=mdIzEHA9Who
余談ですが坂本龍一は、(ベタなアカデミックな音楽教育として)モーツァルトだのベートーベンだのを当たり前のように学んでいた子供時代に、この曲を聴いて強い衝撃を受けたそうです。冒頭の調性からして何が何やら解らなかったそうです。以来、所謂「独往音楽」との決別、&永遠のドビュッシー信奉者になってしまったそうです・・・めでたし。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
考え方が合っていたようでよかったです。
ご紹介頂いた曲は初めて聴いたのですが難しい曲ですね。自分にはまだ理解出来ないです。。しかし、おっしゃる通り音楽自体はとてもきれいですのでやはり転調の重要さというか必要性が伝わりました。
色々と参考にさせて頂きます。
ありがとうございました!

お礼日時:2013/04/11 09:21

原則的にCまたはAmを原調、改行を転調の境とします。

「~の流れ」の部分は特に規定しないのでご自由にというところです。

下属調や属調へ移る

C調の流れ~ C
F Gm7 C7 F
~F調の流れ~ F
C ~C調の流れ

サビで IV に行くことはよくあるため F へ移るのは自然ですが Gm7 は C調から見ればノンダイアトニックであるためここから変わっていきます。
C調に戻るということはF調から見れば属調なので属調への転調に応用できます。

C調の流れ~ C
G Am7 D7 G
~G調の流れ~ G/G7
C ~C調の流れ

下属調に移る場合との違いは、G Am はC調のダイアトニックでもあるためここまではまだ転調した感じが薄く D7 になって変わった感じになる。C へ移るきっかけとしてC調の V7 である G7 を入れやすい。

C調の流れ~ C
Dm ~ Dm調の流れ
Dm C7 F G7
C ~C調の流れ

下属調平行調への転調。Dm調(自然的短音階)で C Dm という流れはよくあるため Dm への移行はそれほど不自然さはありません。C調に戻すときの G7 はやや唐突感はありますが、F調においても G7 - C7(ドッペルドミナントとドミナント)はあるため、それほどではありません。

属調平行調として Em調へ移ることもできますが C - Em への移行は唐突なのでやや処理が難しいところがあります。

以上は近親調への転調で、自然ではあるものの意外性は少なく、ある意味「しれっと」変わるものです。これを利用したトリックの一例として次のようなものがあります。

Dm C Dm Am
Dm C Dm G
F G F G
Am F G C E7
Am F G C E7 初めへ戻る

属調平行調へ転調してい(るように聞こえ)ますが、第2コーラス以降では転調していないように、Am調が IV から始まっているだけのように聞こえます。

自然な転調は V - I や IV - I と解釈できるような流れを作って次の調へ導くことが多いのですが、あえてそういう自然な流れを使わずハッとさせる方法も近年目立ちます。

C調の流れ~G7
E♭~ E♭の流れ

調号の♭が3つ増えても同主調のCmではなくE♭へ移ります。G7 - E♭ はコードなど分からない人にも「違和感」を覚える人がいるくらいですが、それがかえって新鮮な感じです。C調に戻すときは G7 を入れてもいいですがいきなり C を持ってくるのが「今風」のようです。

Am調の流れ~ Am
F#m D E7 A
F#m D E7 A

同主調への転調とも見られますが転調先はF#m調の感じが強く Am - F#m のマイナーコードの3度下降が面白い響きです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
具体例をあげていただきとても参考になりました。
試しに弾いて音を確認しましたがやはり自然ですね。様々な終止形に解釈出来る転調が自然というのは頭に入れておきたいとおもいます。
ありがとうございました!

お礼日時:2013/04/11 09:27

よくあるような転調では、メジャー(長調)からマイナー(単調)に替えてしまう。



例えば、Cメジャー(ハ長調)でC,F,G(G7)、Am、Dm、Em(Em7,E7)で流れていたものを、
Cマイナー(ハ単調)でCm,Fm,Gm(Gm7,G7)、E♭、A♭、B♭(B♭7)に換える。

とか、三度上げや三度下げてしまうのも多いでしょう。
例えば、Cメジャー(ハ長調)でC,F,G(G7)、Am、Dm、Em(Em7,E7)で流れていたものを、
Fメジャー(ヘ長調)でF,B♭,C(C7)、Dm,Gm,Am(Am7,A7)に換える。
または、
Gメジャー(ト長調)で、G,C,D(D7)、Em,Am,Bm(Bm7,B7)に換える。

なんていうのは、違和感のない転調でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
同主調、属調、下属調転調が良くある転調で違和感がないという感じでしょうか。
これから曲に取り込むように頑張りたいと思います!
ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/11 09:13

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