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 ただの素人の空想ですので、そう思っておつきあいくださったらと思います。音楽にはいろいろとジャンルがありますね。邦楽と洋楽、ポップスとクラシック、ソナタと交響曲など。しかしそれはCDショップの売り場の配置です(煩瑣なので列挙はやめます)。そうではなく、音楽が主観に及ぼす影響で分類したらどのようなことになるかと考えています。次のようなものを思いつきました。

§1.外界を描くもの
1-A.自然の風景が思い浮かぶもの
 雄大な自然や雨の振る風景、都市が思い浮かんだりします。 これは主にクラシック音楽に多いような気がしますが、ジャズにもそのような曲があるし、ギターソロのロックもそうだし、探せば他にいろいろあるんでしょう。行ったこともない場所の情景が「きっとこんなものかもしれないな」などと想像できたりするので、不思議な感じがします。

1-B.古典的な叙事
 1-Aとかぶりますが、外界を描いていると言っても、天上の世界など叙事的なテーマを扱っているものがあります。ワーグナーやマーラーなど、このタイプに思います。さらにテデウムや軍隊の行進曲など、儀式のための音楽はこれに分類されるでしょう。

1-C.時代の雰囲気を表しているもの
 情景は思い浮かびませんが、時代のアウラは感じ取れます。いわゆる流行音楽に多いものです。歌詞を分析すると意味不明。音のリズムも強烈で、特に何かの主張があるわけでもない。しかし聞いていると、うーん、バブル期の音楽だな、とか、混迷の90年代後半の曲だな、などという感慨にとらわれます。「ロマンスの神様」だとか、私には、バブリーな感じがします。あの時代じゃなければ、流行らなかったでしょう。

§2.内面を描くもの
2-A.運動する身体の鼓動を彷彿とさせるもの
 聞いていると、運動しているような気になります。朝ジョギングをしているとか、自転車をこいでいる時の鼓動に似ているなと感じる曲があります。恋のドキドキした鼓動も含みます。また古くからいわれていることですが、性交のリズムというものもあるかもしれません。ジャズが娼館でかかっていたというのは有名な話です。

2-B.思考のリズムを表すもの
 2-Aは身体的なリズムですが、より抽象的な思考のリズムを表している音楽があるように思います。バッハなどそうでしょう。またテクノ系などの作業音楽と呼ばれるようなものには、そのようなものがある気がします。そういう音楽を聴いていると、テンションがあがってきて、閃きが到来したりします。しかし…閃かないでいい時に無理矢理閃いたりするので、あまり質は定かではありません。ゲーム音楽はその最たるものでしょう。
 またノリノリにはなりませんが、ブーレーズの不協和音も私には思考の困難をレアリストの視点で描き出したように思えます。

§3.発話行為の延長にあるもの
3-A.日常生活の問題提起を行うもの
 これはロックに多い気がします。歌詞の持つ力が大きいからです。恋愛を打ち明ける、貧困を訴えるなどなど、テーマに限りはありません。しかしロックに限る必要ないでしょう。ベートーヴェンの第9なども、大きくいえば、日常生活の問題提起を行っているのでしょう。あまりに壮大なスケールを持っていますが。当然、この問題提起の中身を掘り下げていけば、時代を描写しているとはいいえます(1-C)。

3-B.恋愛
 問題提起というほどの大げさなものではないけれど、昔ながらの恋愛を打ち明けるものです。3-Aとかぶっていますが、特に歌詞の中身に独自の観点はないけれど、聞いていて、ああ美しいなとか、好ましいなと思う類いのものです。

3-C.祈り
 宗教音楽です。説明不要でしょう。しかし「カッチーニのアヴェ・マリア」などは、ずっと一つのフレーズを繰り返しているだけです。メロディーそのものが思考のリズムなのかもしれません。

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さて質問は下記の通りです。好きなように応えてください。
 ・他にどのタイプの音楽が思いつくでしょうか。付け足してください。
 ・自分の人生を豊かにしてくれる音楽は、主にどのタイプでしょうか。
 ・よい音楽とは、以下のどちらだと思いますか。
   α 上記の複数のジャンルにまたがっている曲。
   β そのジャンルに特化している曲。

 例えば、以下のフォーレの「花と蝶」は、
 ・蝶が舞う風景を彷彿とさせる小さな水彩画のようなものであり(1-A)、
 ・発表された当時のサロンの雰囲気を伝えており(1-C)、
 ・歌い手の声の抑揚が恋のちょっとドキっとした感じを伝えてくれ(2-A)、
 ・歌詞は恋愛曲である(3-B)、
 という意味で、3つのジャンルにまたがっています。しかしその分、何がしたい曲なのかはよく分かりません。

 個人的には、こういうマルチな曲よりはβのタイプが好きですが、ある用途に沿ってのみ音楽を聴くと、視野が狭くなるかなという気もしています。ちなみに私は1-Aに特化した曲が特に好きです(なので、何か思いつくなら教えてください!! 何でも可。ただし説明があると、私が読んでいて楽しいです)。

 以上、素人の暇つぶしの質問で、その意図は自分の趣味を深めることです。

A 回答 (12件中11~12件)

 こんにちは。




 次のようです。

 § 2-C. 自己の内面と通底する世界をかもし出すもの

 その条件ないし細かい内容としては

  ・ とにかくその曲が聞こえたときから 聞こえたとしてもそれまでのわたしの内面における心の動き(または 動きの無さ)と連続していると感じるもの

  ・ 曲が何かを主張しているとは感じさせないもの。(作曲者や演奏者が 何らかの主張を織り込んでいるとしても わたしにはそれが感じられない場合です)。

  ・ つまりは 自分にとって空気のような存在もしくは世界となるようなもの


  ・ つねにこの種の曲に特化するというわけではありませんが 例としては バッハとサティがわたしには挙げられます。







 ちょっぴりの過去のおわびとともに。
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この回答へのお礼

 こんにちは。ご回答ありがとうございます。謝罪、承知致しました。宗教の話では、私も大人げなかったかもしれません。それにしても、素早いですね。そんなにあっという間に回答がつくとは思いませんでした。失礼ながら、みなさま、そんなに音楽に関心があったんですね。

 2の項目に一つ付け加える必要があるというのですね。まず、私は2-Bでは不十分なのかなと考えてみました。しかし次のことを言っているようにも思えます。

 ・心の動き(または 動きの無さ)と連続していると感じるもの
 ・主張がない

 音楽が心を連動させるもの(2-B)ではなく、音楽の方が心に合わせてくれるものを望んでいるという風にも読めるのですが、そうでしょうか。音楽史はかじった程度ですが、いわゆる環境音楽というものが似たような思想を持っているらしいのです。どうでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/環境音楽
 ちなみに私の知識では、Wikipediaのリンクを示して、どう思いますか?と聞くのが精一杯です。丁寧に説明する力はありません。あらかじめ白状しておきます(笑)。なにしろこのように述べてから、私はリンクを辿って主要作品?を聞き始めたのですから。
http://www.youtube.com/watch?v=RfKcu_ze-60

 サティから派生しているのはよくわかりますけれども、 聞いたことないジャンルです。聞いていると、肩から力が抜けてきて、ぼーっとし始めます。不思議な世界に迷い込んだ感覚です。そもそも何を言っているのか?を考える必要がないなあと思うのです。あまりにローテンポで、同じフレーズがずっと繰り返されていますので。

 リラックスしていると言えるのでしょうが、私の脳は普段ここまでのリラックスをしたことがないらしく、今のところ、7分でギブアップしました。新しい世界に行ってしまいそう。日頃からこれを聞いていたら、カリカリと喚き散らすことはないのかもしれません。私にとってバッハはこういう曲ではありません。グールドが演奏するのか、ブレンデルか、誰が演奏するのかで全然違うので、考えるべきポイントは多くあるのです。それにバッハはリズムがもっと早いので。

 それにしても、主張がない芸術というものがあるんですね。
 世界は広いなあ。

お礼日時:2013/05/30 11:10

多くの人々が、お金を払って音源を手にいれてくれる音楽が、私にとっては良い音楽です



私の人生を経済的に豊かにしてくれますので
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。作り手の側の意見でしょうか。

お礼日時:2013/05/30 10:32

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