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今後の選択肢としてどうするべきかを迷っています。

地方国立大学農学部4年のものです。
私は、ある本を読みました。
その内容の中に、以下が記載されていました。

「やりたいこと」とは、「好きなこと(対象)」を「得意なやり方で」行うことである。

さらに、「やりたいこと」をしているときに、
「大事なこと(価値観)」を満たしていることが、
「本当にやりたいこと」である。

「好きなこと」とは、自分の情熱のある分野。

「得意なこと」とは、自然と人よりも上手くできて、やっていて苦なく心地よいこと。
さらに、
・やっていて心地いい
・頑張らなくても無意識にやっている
・ストレスがないので夢中になりやすい
・やっていると自分でいられる感覚がある
・仕事でなくても普段から自然とやっている
・他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う
と、いったもの。

そこで自分は、それを踏まえて考えてみると、
「好きなこと」は、音楽であり、
「得意なこと」は、自分が理解するまで何かを調べること、自分の納得できる考え、概念、形を創造すること、それらを他人に伝えること、となりました。

それをまとめると、
自分の「やりたいこと」とは、
音楽を理解するまで探究し続けて、
自分の納得できる音楽を創造して、
それらを他人に聞かせることである、
と考えました。

さらに、「大事なこと(価値観)」は、
じぶんの内側に対しては、 熱中して生きていきたい、外側に対しては、 熱中させたい、熱中している人を増やしたい、となったことから、
自分の「本当にしたいこと」は、
熱中して生きていきたいし、人を熱中させたり、熱中している人を増やしたいため、
音楽を理解するまで探究し続けて、
自分の納得できる音楽を創造して、
それらを他人に聞かせたい、
ということであると考えました。

ここで、これをやれるアプローチを考えたときに、作曲家、編曲家、音楽エンジニアなどの職種になることがあげられました。

私は、絶対音感を持っていて、
作曲する際は、コードやスケールの音が分かり、
多くの音が頭でなっても脳内で作曲したり再生できる程度には音感がある、という点では、音楽に精通しています。しかしながら、作曲も楽譜制作ソフトの音源でしか行っておらず、DAWソフトを使用した作曲を行っていないため、作曲家をはじめとする上記で示した職種を目指すことが果たして出来るのかが分かりません。
また、この時点で作曲などの音楽専門学校に進学するのは、農学部に在籍していて、院進学を金銭面を主の理由として辞めた手前、方向性を変えたいから別の分野の音大や音楽専門学校に進学するとは、なかなか大学側には言い出せず、また、親にはそれはやらないといけない仕事から趣味への逃げではないのかと言われました。
かといって、金稼ぎのために、
自分が本質的にやりたい仕事ではない仕事をするのは、違うのではないかとも思うのです。
仕事が来るかどうかは自分の頑張り次第であり、就職する以上は、その場所できちんとした誠心誠意努めるとは思います。
ただ、そのように自分が頑張っていたとしても、先輩や同期で、「本質的に」、その企業のためにお客さんのために従事したいと思って頑張って働いている企業の人にはもちろん、仕事相手、お客さんに取ってしてみれば、そういう曖昧な状態で働いている人に仕事をお願いしたいかというと本質的にはそうではなく、失礼に当たるのは当然だと思います。

第一次産業は廃れないからという理由で農学部に来て、入学してマインドを変えられたのか分からないけれども、食品を使った免疫系の研究に面白さを感じ、根拠はないけれども何となくぼんやりと見えている方向性の製薬や食品の研究開発職や生産製造職がやりたいことかと言ったら、そうではないことに気づきました。

このような背景があり、
私は、農学部を卒業後、
どの選択肢を取るのが正解か悩んでいます。

1.製薬や食品の研究開発職や生産製造職に就職して続け、趣味の範囲で楽しむのにとどめる。

2.音楽系の学校に貸付奨学金により進学する

3.就職してお金を稼ぎ、頃合いを見て音楽系の学校に進学する。

4.就職して働きながら、音楽の専門学校に通う。

どうかご助言いただけないでしょうか。

A 回答 (3件)

趣味と仕事は違います。


その観点で落ち着いてお考えになられてはいかがですか。

趣味は自分で楽しめばいいですが、仕事は人さまからお金をいただくのが目的のものですから『相手』が第一のものです。

それと、その仕事で暮らしを支えるなら、お金は絶えずに入ってくるようにする必要があります。

また、仕事でお金を得るには、営業して客を探してつかみ、客に何かを提供するため場所や道具を用意し、それを提供し、それを永続するための裏方仕事をします。
つまり、仕事はひとりではできないということです。
企業なり事務所に所属することになります。
その時に、技術者にせよ、芸術家にせよ、考えることは以下です。

  ① 他の人にはない『(客にとって)有益なもの』があること
  ② 他の人にはできない『有益なこと』ができること
  ③ 『有益なこと』について他の人より優れた結果を提供できること
  ④ 以上のことを証明できる実績を示せること

技術系にせよ芸術系にせよ、大学生でその道の方々にはこれらの意識が欠けているように思います。

大学入試で終わってしまったかのように大学生活を遊んで過ごしているようにしか私には思えないのですが、人生の本番を社会生活とすれば、大学を出るとき、社会に入るときが大きな区切りで、大学時代は一番しっかり頑張らないといけない時期だと私は思います。

つまり、一生を支える仕事に必要な『チエ・ウデ・ワザ・カン・人脈』を、①~③ という目標に向かって身に着け、その勉強で覚えたことを事前に実際に社会で使ってみて、『実際に使えるようにするノウハウ』も身に着けるのが大学時代だと。

そう考えて、農学で身に着けたものを生かすか、それを捨てるか中途半端に利用しつつ、音楽という未知のまったく異質な道を模索するか。
落ち着いてよくお考えになられてはいかがですか。

私はプロファイルの様な隠居爺です。
参考になるかどうかわかりませんが、僭越ながら、私事を紹介します。
趣味と専門との関係があるような無いようなという一種似たところがあるように思ったので。
『専門』の生かし方、『目的成就の方法の選び方』なんかの参考になれば幸いです。

私は子どもの頃から電気の工作が好きでした。
小学生の頃、ラジオやステレオをいじることから始め、捨てられたテレビなんかを拾って来ては分解して部品を集め、雑誌を頼りにオーディオアンプやラジオなんかを自作してました。

中学生になるとアマチュア無線の免許を取りましたが、市販の通信機は買ってもらえなかったので、受信機も送信機も自作し、遠方との通信を楽しんでました。
高校生になるころには、作りたいものがあると大体は自分で設計して作れるようになりました。

なので大学はお決まりの工学部でしたが、電気工学科や電子工学科は選びませんでした。
選んだのは『電気技術』を使う側の学科。
理由は、電気工学科や電子工学科には私のような人たちばかり。
仕事も電気メーカーだと、ウデじゃなくて政治力で競争する世界になりそう。
それより、電気を専門にする人が居なく、それがないと仕事にならない世界の方が、自分のやりたいようにでき、私を大事に扱ってもらえそうと考えたのです。
ただし、その世界は私が真ん中に居られる世界じゃないということは重々承知の上です。

だからと言って、電気の世界の勉強は欠かしませんでした。
それまでも趣味は独学でやってきていましたから、自分で必要な勉強をすることに抵抗はありませんでしたし、すでに大学で習う程度のことは高校時代に実際に使っていましたから、勉強はかなり先端的な部分だけをしていました。

そういうことから、電気の世界に関して、大学時代は、プロとして通用するまで『チエ・ウデ・ワザ・カン』を研ぎ澄ますことを大事にし、学校の勉強の合間には、企業で設計や製造などの手伝いをさせてもらうことに励んだものです。

そんな世界で勉強・仕事をしていて、私はアメリカに憧れました。
理由はふたつ。
より進んだ技術・手法を手に入れ、それを使っていい仕事がしたいことと、私の価値観でする仕事の成果をより高く評価してもらいたいことでした。

しかし、40年前と言ええば、ネットなんてありませんし、今のように海外に行くのは一般的ではなく、1ドルは 250円前後、海外旅行は高根の花、格安航空券とかLCCとかビザなし渡航なんていう『言葉』さえない時代でした。

なので、自力で行くというのは無謀と考えました。
ちょうど、あなたが音楽の道を模索するのに似てると思います。

そこで私が考えたのは、アメリカに仕事で派遣してもらうという道でした。
社会に出るときの就職先では、それを口には出しませんでしたが、暗にその可能性の高いところを探して選びました。

実際には最初の企業では成功しませんでした。
そこは、アメリカからの技術導入を目指していたので、アメリカの技術や付き合い方の勉強は出来ましたが、アメリカへの派遣はせいぜい出張どまり。
なので、ある時期、年功序列が当たり前の当時としてはまだ珍しかった『転職』をしました。
そうしてでも目的を果たしたかったですから。

結果として、次の企業ではアメリカへの派遣の切符を手に入れられました。
それは、新たな職場・仕事で実績をあげ、派遣に求められる『チエ・ウデ・ワザ・カン』があることを実績で証明できたからでした。

しかし、私にとって、これはスタートラインに着いたというだけ、つまり、あなたで言えば、音楽の世界での仕事にありつけた、というだけにすぎませんでした。
そこから『アメリカで自立して安定した暮らしを築く』という仕事が始めました。

アメリカでの仕事は、私が所属していた日本の企業と、アメリカのある機関とが始めた先端技術に関する研究開発の共同事業を進めることでした。
私は、それはそれで粛々とこなして結果を出しましたが、それとは平行して当地での自力活動の道を模索しました。

そしてあるとき、いいチャンスが来ました。
共同事業を進めるうえで私とペアを組んでいた当地の仲間が、我々とは別に進める彼ら独自のプロジェクトの中で困っている課題を持っていたからです。
これも答えから先に言うと、かなり特殊で大掛かりな技術を要する案件で、経験がないと解決が難しいというものでした。

しかし、幸いにも私はその技術も経験も実績も持っていた。
学生時代に趣味で読み漁っていた文献にあった技術のひとつで、とても興味を惹かれる優れた特徴を手に入れられるものでしたから、難解ながらも理解に挑戦し、実際に作って効果を確かめるまでやったことがあるというものでした。

規模が大きいので完成までに手間も時間もかかりましたが、本業を終えてからの自分の時間を使い、無報酬のボランティア仕事として手伝ってやりました。
まぁ、何分にも趣味の延長でしたから。

その結果は上々で、仲間はとても喜んでくれました。
その後日談は、そんなことがあったのもすっかり忘れたころにやってきました。

ある日、その仲間のずっと上の方から呼ばれました。
行ってみると、私が手伝って作ってあげたものの出来がすこぶるよく、予期していたよりはるかに良い成果が出せたということでお礼を言われました。
そしてそれに続き、『好きなだけアメリカに居られるようにしてあげる』というご褒美をいただきました。

今の私はそれであります。

この生活を維持するのは大変です。
サラリーマンと言っても、マジなプロは一匹狼の音楽家と同じで、自身の『チエ・ウデ・ワザ・カン』に『人脈』を加えたものを常に『他の人にはない』『他の人より優れた』状態に保たなければならないですから。

私はそれを定年になるまで続けてきました。
具体的には、プロの訓練機関が提供する研修に2~3年ごとに通ってました。
約100万円の費用は自腹、2~3週間かかるので有給休暇では足りずに休職もしました。
休職すればボーナスの査定に響きますが、実績さえ出せばそれをこえる評価は手に入りました。

プロとはこういうものです。

農学の道を進むのも結構、音楽の道を進むのも結構、でも、これだけは言いたい。

  ・自分の道は自分で考えて自分で開く
  ・いつ来るかわからないチャンスに備えて準備を怠らない
  ・自分で出来ることだけで計画は組み立てる
  ・成功しない場合も考慮した計画とする
  ・ないお金は使わない(無借金と余裕資金の確保)
  ・後から文句を言わない(後悔先に立たず)

実は私も音楽が趣味です。
小さいころから楽器をやり、グリーやコーラスもしましたし、大学時代はそこそこ有名な大学オケにも混ぜてもらってました。
私も絶対音感はそれなりにあるつもりです。

仕事上の付き合いから、ある有名なオーディオメーカーの協力をいただき、音響機器の評価者のための訓練を受けさせてもらったことがあります。
そのおかげで、たとえば左右のスピーカーからくる 1Hz 差の音のどちらが高いかや、どちらの位相がずれているかを識別できるようになりました。

その仲間にはプロの音楽家や編曲者なんかも居ます。
でも、その仕事もそれなりのレベルの技術者と同じでないと食ってはいけないと感じています。

今の時点で音楽が『準プロ』ぐらいでなければ、私なら農学でプロを目指します。
今日、農学はバイオ技術と組み合わせて工業化できる、明るい将来性も十分ある世界です。
なので、勉強したことをどう使うかを工夫してみるのがいいように思います。

どの場合も、プロは趣味ではないんです。
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貴方が読んだ本は勝者の言う事です。

世間一般的には参考になりません。世の中そう単純ではありません。現実をしっかり見直し自己分析を細かくして下さい。自分はレコード会社で、鳴かず飛ばず、デビューさえ出来ない、そう言う人々を何百と見てきました。まして作曲は、さらに狭き門です。
それで、どうするかです。
作曲と言ってもジャンルがあります。編曲やアレンジも要求されます。作詞もできた方が有利です。別に専門学校に行かなくても大丈夫です。もっと柔軟に考えて下さい。1つの方法として、楽譜をプロダクションやレコード会社の担当者へアポイントを取り楽譜を持参する、デモがあればさらに良いです。
もう1つは作曲コンクール等に応募する。他にもありますが、現実的に思うと仕事と趣味に分けで仕事の余暇に売り込みPRです。
それから、プロダクションやレコード会社に売り込みをしてる人々の数は半端じゃありません。
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人は大人になったら自力で飯食わなきゃいかんのです。

要は働くことです。
あなたがやりたいことをやるとして、すなわち自分が納得できる音楽に行きつくための活動をするとして、その間の生活どうするんですか。それにあなたの音楽を世間が受け入れるかどうかは別問題ですよ。だからそれをいきなり仕事として考えるには無理がありますね。
だから1.でしょうね。
仕事は収入に見合った成果を出してればじゅうぶんなんですよ。全精力を仕事に振り向ける必要はありません。
それに昔と違って発表の場はYouTubeなどいろいろあります。趣味でやってても発展させる機会はいくらでもあります。
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