限定しりとり

在沖縄米軍で使用されているMV-22オスプレイの代わりに、CH-47チヌークを使わせるなんてどうでしょうか。ただ現状でそれが政治的に可能かどうかは別にして純粋な戦術レベルでの効率について教えてください。

✩CH-47のメリット

・低い事故率を達成している
・地形追従レーダーを搭載可能なのでMV-22と違って低空侵入が安全に可能
・英国で建造中の空母クイーンエリザベスで使用予定など艦上での任務にも対応
・フォークランド紛争に投入され大活躍した事例からも離島部での侵攻作戦にも十分に使える
・未だに各種の派生型が生産中でラインが動いている。当分この状態は維持されることが確定済み
・MH-47GなどはKC-130から空中給油されることが可能で長大な航続距離を有する
・着陸アプローチに入ってからの着陸時間が純粋にMV-22よりも圧倒的に短い
・MH-47GはFRIESなどのシステムによって更に人員降下時間が短い
・ヒートサプレッサーなどの赤外線シグネチャを抑える装置がある
・兵站部隊も含めてC-17輸送機などで迅速に展開可能
・よって強襲輸送ではMV-22よりも利点が多い
・M134ミニガンなど豊富な武装に柔軟に対応


✩MV-22欠点

・沖縄県民の不安が大きい
・地形追随レーダーがないので強襲輸送が危険
・コストが通常の輸送ヘリコプターと比べて2~3倍もかかる
・整備が大変なので人/予算的なリソースを多く割く必要性が出てくる
・作戦速度が通常のヘリと比べ速いが他のヘリの連携が必要なので戦術面での意味が乏しい
・固定翼輸送機での輸送は多くの部分を分解する必要性もあるので時間が必要
・アメリカ軍機の中では比較的若い機体で実戦面での評価が確立しきれてない
・アメリカ海兵隊員の複数人による事故率が捏造されているとする証言
・ダウンウォッシュの問題から斜面が多い地形での運用が危険
・降下時間が通常のヘリと比べて数倍かかる
・事故率が平均以上とされる
・ドアガンなどが使用困難


つまりMV-22はどう考えても、
中国が占領した島を奪回するような任務ではCH-47より損害が多くなることが考えられます。
地形追随飛行が困難なのでレーダーで早期探知されますし着陸も時間が必要です。おまけにダウンウォッシュとVRSとの関係で着陸地点が制限されます。これは地形に起伏が多い隆起珊瑚で形成された先島諸島では致命的である可能性もあります。


なので日本防衛的な側面からはMV-22は適してないのでは?
兵站効率的にも安全な地域でしか威力を発揮できそうにないので離島奪回では厳しいと。
敵がいる島への輸送も地形追随飛行ができないと対空ミサイルの的ですし。

A 回答 (4件)

 気持ち的には同感の部分もあります。



さて、CH-47のメリットとMV-22のデメリットなんですが、わかるとこだけ突っ込みます。

 事故率:バスタブ曲線を描くのが普通なんで、新型機とベテランを一概に比較するのは不公平です。
 地形追随レーダー:MV-22でも搭載可能です。現に空軍型のCVは搭載してます。
 艦上での任務にも対応:MV-22も海自の艦艇「ひゅうが」に着艦してますよ。
 離島部での侵攻作戦にも十分に使える:フォークランド沖までコンテナ船に積んで運んだんですよ。
 ラインが動いている:急に止めちゃうことがあるのはアパッチで実証済み。
 FRIESシステム:単にラペリングの装置なんでMV-22だって搭載は可能です。
 ヒートサプレッサーなどの赤外線シグネチャを抑える装置がある:MV-22も備えてます。
 C-17輸送機などで迅速に展開可能:C-17を使わなくてもいい、というのがMV-22のメリット。
 M134ミニガンなど豊富な武装に:MV-22はミニガン搭載可能です。

 ということで、CH-47にあるもののほとんどはMV-22にも装備できるか、しています。現時点でないものも必要とあれば搭載可能ということであれば、CH―47のメリットとは言いにくい。

で、MV-22のデメリットです。

 沖縄県民の不安が大きい:本当に「多くの」沖縄県民が不安を感じていたのかって疑問が?
 地形追随レーダーがないので強襲輸送が危険:上と同じ。必要なら搭載可能です。
 他のヘリの連携:従来の護衛用のAH-1じゃ追いつけないってことですね。だったら他の機種で。
 比較的若い機体で実戦面での評価が確立しきれてない:どんな機体も最初は同じです。
 事故率が捏造されている:整備兵が脚を滑らせて落っこちた、なんてのも事故率に加算されてたりす る話があるので、どっちともいえないかな。

 どうみてもCH-47がMV-22優れていると断言することはできないです。確かにボルテックスリングやダウンウォッシュなんかの問題はありますが、そういうのは戦術や運用もあわせて克服してゆくのが普通の航空機開発のやりかたですし。また被レーダー探知率なんかは使用機種単独の問題じゃなくて、電子妨害や航空優勢確保等の戦術全体を含めた問題ですね。

 というわけで、
 日本防衛的な側面からはMV-22は適してないのでは?
  →そうとはいいきれない。
 兵站効率的にも安全な地域でしか威力を発揮できそうにないので離島奪回では厳しいと。
  →ヘリだって安全な地域でしか運用できませんよ。兵站効率はMV-22断然上ですし。
 敵がいる島への輸送も地形追随飛行ができないと対空ミサイルの的ですし。
  →対空ミサイル防御は地形追随飛行だけでうんぬんできるものではありません。

 気に障ったらごめんね。
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別に米軍は沖縄周辺の離島のことだけを考えているわけではないですよ。

沖縄米軍なら、韓国からインドネシア辺りまで含めたアジア全体のことを考えています。それを考えたら飛行速度が速くて航続距離が圧倒的に長いオスプレイのほうが使い勝手がいいということでしょう。

それに、オスプレイのほうがヘリより乗り心地がいいってんでしょ?運ばれる海兵隊員からすれば、与圧された快適空間で迅速に運ばれたほうが着陸後の戦闘で充分実力を発揮できるというものです。

また、軍全体の方向性としてオスプレイを主力にするということが決まっているので、それぞれの地域ごとにアレコレはあったとしても主力はこれにするということなのでしょう。なにしろ天下のアメリカ軍は極地から砂漠までありとあらゆる地域に展開しなきゃいけませんからね。そういう意味では、軍隊ってお役所の極みでもあるんですよ。
もちろんその状況でヘリのほうが便利ということであればヘリも使うのでしょう。オスプレイとブラックホークの2本立てでなんとかなるんじゃないですか。
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米軍は日本防衛の為には展開してません。

中東や東南アジアが狙いです。だから単純に航続距離が長くかつ速い機体が欲しいのです。
米軍は日米安保だけでなく米韓安保(日本より韓国に不利な付帯条項付き)も締結してますから、先ずは朝鮮戦争再開回避が優先します。日中戦争はその後。そんなに米軍を期待しない方がいいです。
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CH-47


 速度と行動半径が劣る
今はCH-47で運用しています

V-22
 必ずしも沖縄県民が反対しているわけではありません、賛成してる県民もいますし、そもそもどーでもいい事だと思って人がほとんどです。

>・地形追随レーダーがないので強襲輸送が危険
あります、それに単機で行動するわけちゃうし

>・コストが通常の輸送ヘリコプターと比べて2~3倍もかかる
速度と航続距離という優位性があるから問題ない

>整備が大変なので人/予算的なリソースを多く割く必要性が出てくる
これはどの機でも同じことです

>作戦速度が通常のヘリと比べ速いが他のヘリの連携が必要なので戦術面での意味が乏しい
戦術面で多くの方法がとれます

>固定翼輸送機での輸送は多くの部分を分解する必要性もあるので時間が必要
意味が分からん

>アメリカ軍機の中では比較的若い機体で実戦面での評価が確立しきれてない
評価されています

>アメリカ海兵隊員の複数人による事故率が捏造されているとする証言
色々ありますからねー、世の中

>ダウンウォッシュの問題から斜面が多い地形での運用が危険
なんでも危険です

>降下時間が通常のヘリと比べて数倍かかる
ウソぴょーん。

>事故率が平均以上とされる
事故率はとても低い、試験機や実験機の事故まで数に入れるから多く見えてるだけ

>ドアガンなどが使用困難
ちゃんとできますけど? 下部ターレットもあるし
擬装に関してはこれから色々なバージョンが出てきますから問題ありませんし


>中国が占領した島を奪回するような任務ではCH-47より損害が多くなることが考えられます。
へ?

あのね、ヘリで強行突入なんて絶対しないの、戦闘機、攻撃機で制空権を取って地上を掃討して攻撃ヘリの護衛のもとに輸送ヘリが登場するんです。CH-47の運用方法も基本的には同じです。

ACH-47なんて武装型もありますけどね。

>敵がいる島への輸送も地形追随飛行ができないと対空ミサイルの的ですし。

島へは海面を通りますから地形は平らです(^_^;

対空ミサイルのある所に輸送ヘリなんて使いませんよ

http://www.ss-alpha.co.jp/products/dsperfect2.html
一度ゲームでもして基本的な運用方法を学びましょう

この回答への補足

はい、それは間違いですね。MV-22は当初から強襲輸送することを考慮の上でプログラムが進んでいました。またVRSというものをご存知ないようなので一度調べた方がいいと思います。VRSの問題で降下時間が通常のヘリよりも長くなってしまうのです。そもそも全くMV-22の問題点をご存知ないようなので勉強しなおすべきでしょう。ただ勉強してもそのレベルでは私に追いつくことは不可能みたいなので今後、私に回答するのはご遠慮下さい。以前、米国でV-22を使用したVRSの実験をしたところ見事に撃墜しています。その教訓的にV-22系列の機体は降下時間に制限を設けています。それを越えての機動を行うことも物理的には可能ですが非常に危険で撃墜する可能性が非常に高くなります。そもそも軍事マニアの方は不思議なことに戦術的な問題をMV-22に関しては軽視しているのですよね。マニアは率先してそういうのに対して警笛を鳴らすかと思ってたのですが何故かV-22オスプレイ至上主義に夢中な方が多くてビックリです。何故、強襲輸送で降下時間がかかっても問題ないと思ってるのか不思議でたまりません。過去の歴史を紐解いても着上陸において展開時間を短くすることは損害の減少に繋がるのでベストな選択です。いったいぜんたいどうしてこうなった(`・ω・´)b

補足日時:2013/07/11 17:05
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