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日本史をすこしばかり研究してます。
そこで疑問におもったことがあります。

剣道的には、刀を持つ手は離して持ちます。
しかし、歴史小説の挿絵などは手をくっつけて持っています。

どっちが正しいのか教えてください。
時代によってちがうのなら、戦国時代のを教えてください。

A 回答 (9件)

 土方歳三の愛刀の和泉守兼定の柄糸の磨耗具合から、どうも彼は両の手を離さずに刀を持っていたと考えられています。



 実際に棒等を持ってみれば分かるとは思いますが、両手を離さずに持つと手の細かい動きで刃先を素早く繊細に動かす事が出来、室内戦が多く、相手も鎧等を着ていない状況であれば、大きく振り切る時に最大の威力が出る手を離した持ちかたより(というか室内では大きく振り回せない。)、手を離さない持ち方のほうが有利だいという判断もあるかと思います。

 手を離さない持ち方を俗にバット持ちとか言いますけど、別に野球のバッターは好き好んで不利な持ち方をしている訳ではないのですし…。

 なお、古流の剣術[戦国以前の時代から伝わっているとされる剣術]には柄折れを防ぐ為との理由であえて手を離さずに持つ流派もあります。
 (折れない様に拵えを強固[柄に補強の金属を使う]するか、重くなるのを避けるかという究極の選択。)

 あと、柄が強く反っている刀 or 太刀だとそもそも手を離したら上手く握れません。
 (馬上から振るう事を主眼とした太刀や片手突きなどを重視していると、手がすべってすっぽ抜けるのを防ぐ為に柄を湾曲させる。)

 まあ、個人的には命の遣り取りをする剣術が画一的な物である筈が無く、その場その場でもっとも有効になる方法をとっていたと思います。
 (古流剣術には左右の手の上下を逆にする持ち方をする流派もある位ですし…。)

 それに、柄が長い事が日本刀の特徴として挙げられるように、海外(中国や欧州)の剣術は短い柄で手を離さずに握るのが主流ですから、日本刀でもそんな持ち方をしていても、それほどおかしくはないかと…。

 まあ、挿絵のイラストレータがそこまで考えて書いているかはわかりませんが…。
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 他の回答者さんの通りでしょう。



pri_tama様の最後にある
> まあ、挿絵のイラストレータがそこまで考えて書いているかはわかりませんが…。

について  既にご存じ&コミックで失礼? になるかもしれませんが、
 リイド社の 「コミック乱」に 時々書かれる とみ新蔵さんの作品は
最近とみに 剣術についての解説が詳しくなっています。何よりご自分でも
多く所蔵され、振り回してもいらっしゃられるようです。HPもあります。
http://hiratomi.exblog.jp/i2

 個人的にわかりやすかったので 貼っておきます
気が向かれましたら、今連載の『剣術抄』や『薩南示現流』、あと柳生のもの
あたりが 剣に詳しいのでどうぞ

参考URL:http://hiratomi.exblog.jp/i2
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戦国時代の刀って基本片手持ちじゃないかな?

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簡単に言えば、殴る剣術と斬る剣術の違いです。



竹刀の場合に手を離して持つのは、テコの原理
で殴るためです。

これに対して、真剣の場合は斬ります。
だから、両手をくっつける必要があるのです。

簡単に説明します。
日本刀の刃はミクロのノコギリになっております。
日本刀の刃を焼き入れすると、マルチンサイトという
固い部分と、ツルースサイトという柔らかい部分とに
別れます。
これに研ぎをかけますと、柔らかい部分が落ちて
ミクロのノコギリができあがる、というわけです。

だから、真剣では円弧を描くように剣を振る必要が
あります。
円弧を描く為には、両手をくっつける方が良いのです。

また、真剣では引き斬りという技も使いますが、
それでも両手をつけた方が斬りやすくなる、という
ことは理解していただけたかと思います。
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幕末のやくざの親分、清水の次郎長の話を読んだ


ことがあります。

「やくざの出入りで切り合いの時は刀の持ち方で
相手が判る。
刀をがっちり握りしめているやつは弱い、一足踏み
込んで叩っ切る。
手を離して持ち柄をゆったり握り、刃先がゆれている
やつは強い、そんなやつと切合ったら命がいくつ
有っても足らない、逃げの一手だ」

幕末の切り合いでは、臨機応変に対応出来るよう
手を離して持ったでしょう。

戦国時代の鎧武者の対決では、刀は鎧の隙間を
刺し通すためのものです。
刀を強く握りしめ、力一杯突くので手はくっけて持つ
と思います。
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剣道の握り方は剣道の握り方です。


戦後時代に剣道はありませんから剣道の握り方をしない事がその時代らしさになります。
居合いは剣道の握りではないようです。少なくとも剣道のように握っていない握りに対してバカモン基礎からやり直せにならない。剣道が特殊なスポーツなのです。武術の精神論とスポーツの非実用の悪い所を合わせた武道です。
イラストレーターは真剣を握る人を参考にされるはずです。剣道を参考にしなかったちゃんとした絵描きという事でしょう。
決闘になれば剣道的になるかもしれませんが互いに真剣ですからね。
相手を戦闘不能にするのが目的ですから遅れた相打ち状態でもザックリ切り落とした側の勝ちです。
強く振ろうとすればバットやゴルフになります。居合いプロが薄い鉄板を日本刀で切るテレビ番組がありましたが拳をくっつけていました。
当てる時と移動させる時の握りを変えてもいいわけです。竹刀のように軽くありませんから。

なんとなく思ったのですが、剣道握りでは、ナギナタのパターンになると思います。先の方でのみ戦う。あるいは釣り竿。

剣道も胴打ちの際は拳か寄りますが、真剣を横にはらって周囲を牽制する事は実戦的でしょう。自然にそうなります。

剣道はボクシングです。握りも軽い。
戦国時代と決闘は殺し合いです。ボクシングになりません。

剣道握りを一般化するのはおかしいということしか分かりませんが。
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真剣を持つ場合、右手は鍔のところに来ますが、左手は柄頭のところを小指で握りますから



柄が短い脇差などでは両手がくっつきますし柄の長い大刀では両手が離れます。

竹刀は全長が真剣よりもかなり長いですし柄の長さも長いですから、

真剣と同じように持つと必ず両手は大きく離れます。

挿絵画家は、そこまで気にしていないと思いますよ。
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挿絵などを描く人は基本的に武道を学んだことがない方多いというのもあるのでは?実際に刀を持ったことのない人が描くと想像で描くのでそういうのがあっても当然かと。

もちろん全てがこうだとは言い切れませんが。
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野太刀ともなれば二キロ近い重量になるから



持ち手がくっついていては、とてもコントロール出来ないのでは無かろうかと思うけど・・・・・
竹刀の様なのならどうにでもなっても

居合いの様子などをビデオで見た経験があるが、それも柄(つか)を、ゆったりと且つしっかりと握っていたようだったが

様式美でもある居合いと、実戦(叩いて切って突いてを繰り返す)とで考えても、自在に扱えるような持ち手であったと思うのが自然
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