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A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
慣用句として「竜虎相搏つ」というのはよく目にしますが、「睨み合う」というのは聞いたことがありません。
私の不勉強かなと思ってちょっと、インターネットの語源辞典を調べてみましたが、ポピュラーな「竜虎相搏つ」の"語源"さえ出ていませんでした。
「龍虎睨み合う」は、語源どころかそういう言葉さえ載っていませんでした。
まあ、攻撃しあう直前の情景として、俵屋宗達あたりのふすま絵かなにかに描かれていそうな感じではありますが、言葉としては一般的ではないものと思います。
構図的に、左上隅から見下ろす竜、右下隅で牙を剥き出して見上げる虎。いい感じですね。
強いもの、立派なものの双璧として竜と虎をもちだすのは、「史記」の項羽本紀にも出てくるようです。
昔、中国では家臣が君主に直接的にものを言って諫止するのはタブーでしたので、諷諫というのをやりました。
「ここに参る途中、私は竜と虎が睨み合っているところに出くわしました。私がどうしたのかと尋ねると、竜は××と言い、虎は○○と言いました。私が仲裁しようとしたら、そばで狐が『相争って共倒れしてくれたほうが人間にとってもありがたいのではないか』と言いましたので、私は仲裁しないでこちらに参りました。
いま天下の形勢を案じるに、竜と言えば我が国でありましょう。虎と言えば△でありましょう。いま竜と虎が争って共倒れすれば、喜ぶのはどこでしょうか」
みたいな話が、十八史略あたりに載っていそうな気もします。
あくまでも気がするだけで、「龍虎睨み合う」という言葉は一般的ではないですが。
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