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こんにちは。
お世話になります。

マクロ経済の問題集を解いていたら、分らないところが有り、質問させていただきます。
分らない問題は、下記の通りになります。

問題:
ある国のマクロ経済が、次のように示されている。

Y=C+I+G+X-M
C=0.6(Y=T)+30
I=20
G=20
T=0.1Y
X=30
M=0.04Y+20

この経済の完全国民所得が200であるとき、デフレ・ギャップはいくらか。
また、政府支出の増加によって完全雇用を達成するとき、その結果として財政支出はどうなるか。

解答の解説には、
「財の需要Dの式に設問の情報をどんどん代入していく」とあり、参考のための表には、
45度分線とともに、「D=C+I+G+X-M」と書かれたブラフが載っています。

お聞きしたいのは、

設問には「Y=C+I+G+X-M」とあるのに、なぜ、解答や表には「D=C+I+G+X-M」
となっているのでしょうか。
単純に、Y=Dと考えてしまっていいのでしょうか?
また、Y=C+I+G+X-Mで導き出されるグラフが、45度分線なのでしょうか?

さっぱり理解することができません。

どなたか、教えては下さいませんでしょうか。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

『設問には「Y=C+I+G+X-M」とあるのに、なぜ、解答や表には「D=C+I+G+X-M」


となっているのでしょうか。』

←設問の『Y=C+I+G+X-M』という式は、『国民所得の定義式』です。
左辺Yは『供給』を意味し、右辺の『C+I+G+X-M』は『需要』を意味しています。

すなわち、この式は、『需要と供給が一致した所を国民所得と定める!!』という意味の式です。


これに対して、『D=C+I+G+X-M』は『需要の定義式』です。
すなわち、『需要Dは消費cと投資Iと政府支出Gと純輸出x-Mから構成されるものと定める!!』という意味の式です。



で、『需要と供給が一致した所で国民所得が決まる。』訳ですから、『Y=C+I+G+X-M』という式の右辺に需要の定義式である『C+I+G+X-M』をどんどん代入していけば国民所得が算出されることになります。

ちなみに、本問の様な入門段階のモデルでは、『供給がどのようにして決まるか?』はひとまず無視して、『需要が国民所得を決定する』と仮定しています。

だから、需要の定義式『D=C+T+G+X-M』だけを『Y=C+I+G+X-M』の右辺に代入すれば答えになる訳です。

中級段階になると『供給はどのようにして決まるのか?』も問われますが、現段階ではそれは無視し、ただ、需要だけを式に代入すればよいという事です。
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この回答へのお礼

丁寧かつ詳細なご説明、有難うございます。
ご説明を見て、ようやく理解することができました。
最近、公務員試験の為経済学の勉強を開始しました。
大変興味深い学問ですが、私には少々、難しいです。
ご回答、本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/09/16 10:15

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