No.1ベストアンサー
- 回答日時:
人間は一つの現実の中で生きているように思えますが、実をいうとこれは正確なことではありません。
私たちはどんな人でも現実をいったん自分の脳の中に取り入れて、そこに生まれる自分なりの世界の中で生きています。物理的に同じ出来事に出会ったときでも、その人なりに感じ方や受け止め方が違うのはそのせいなのです。例えば、目の前に犬がいるとしましょう。ある人は「かわいい」と思い、ある人は「怖い」と思い、ある人は犬に気づきさえしないかもしれません。物理的な状況は一つなのですが、その人それぞれにとっての現実は、いつも他人と同じ現実とは限らないのです。私たちは生まれてこのかた、目の前で起こる様々な現実を「体験」として自分の中に取り入れ、自分の世界を作ってきました。私たちは今やそれぞれが違った現実を抱えて生きているというのが本当のところです(他の人にはこのような違いが「個性」として映るでしょう)。心理学の世界ではこのようなその人の中の現実を「物理的な状況」とは区別して「心的現実」と言っています。私たちがお互いに世界を共有できるのは、社会常識や国民性といった基本的で共通した体験基盤を持っているからであり、人間同士として気持ちを共感しあえる優れた能力を備えているからです。No.3
- 回答日時:
全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に詰
め込むと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。
認識性を除外した存在は、無=無限不確定性になります。
その無限の闇に、認識体の仮定断面の運動を想定すれば、
相対的に無の風は光になり、認識体はその光(量子相互作用
パターン)の向うに、自己の補完(相補的不確定性)としての
宇宙を認識するのです。
全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで
遡った)補完なのです。
自我仮説(時間=経験=過去=超光速と時空仮説(空間=予測=
未来=光速下)の、現在=光速=感受表面からの相補分化。
つまり、世界は自我成立のための相補として派生しており、
広義では「自分が現実を創造している」と言えますが、それは
肉体的個体としての「自分の思い通り」ではないのは、ご覧の
通りです。
そうした「補完」は、物理的原理性まで遡った相補性であり、
いわば「自己=物理」だと言えるのです。
不完全な認識において、自己存在の補完としての環境を把握
できず、肉体的な自己チューな意識に萎縮し、その短絡的利己
において、自己矛盾として環境とぶつかる(物体)のです。
逆に、自己存在の本質に根差した普遍的な愛に基づけば、宇宙
の果てであれ、永遠の未来であれ、予め自らの意志(物理)は
果たされているのです。
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