天使と悪魔選手権

基本的な質問。 国債の市場金利について教えてください。

国債の金利は毎日変動していますが、それは東京証券取引所などで行われる売買によるものですか?
それとも、財務省で入札するときの落札額で金利がきまるのですか?

1000兆円の国債があるといわれていますが、国債市場に出回っているのはそのうち何%くらいなのでしょうか?

現在日本の国債は国内で保有されていますが、これは外国資本家は金利が低くて魅力がないから購入してないだけなのですか?それとも、外国資本家の購入は制限されているからですか?

A 回答 (2件)

>国債の金利は毎日変動していますが



 金利は変動していません。

 変動しているのは、国債の1単位あたりの売買金額です。

 額面が100円で、1年後に満期に成って101円が帰ってくる国債が、市場で100円で売っていれば1%の金利だと言っているだけです。99円で売っていれば2%強の金利という訳です。

 日本政府がその国債の利子として払う額は、1円であり何ら変わらないのにです。


>財務省で入札するときの落札額で金利がきまるのですか?

 金利の決め方は、入札方法(ダッチ方式とコンベンショナル方式など細かい差が有りますが…。)で決めます。

 金融機関に今度国債を発行しますけど、一単位幾ら or 何%の金利なら買ってくれますかと入札を募ります。

 その後、入札された結果から条件の良い物を順番に当選者としていき、発行額予定額に達した時点で終了とします。

 ダッチ方式は、当選者の中で一番安い額 or 高い金利となった物を採用する方式で、コンベンショナル方式は、入札した額 or 金利がそのまま当選者の購入条件となる方式です。

>現在日本の国債は国内で保有されていますが、これは外国資本家は金利が低くて魅力がないから購入してないだけなのですか?

 日本の国債の金利が低いのは、上記の様に入札で低金利でも発行予定額に達してしまうからです。

 つまり、金利が低くても買いたいという市場参加者が多いからです。
 (それだけ人気[利払いが確実に行われる安全な債権]が有るという事です。)

 ロシアが財政危機の時には、国債に150%の金利を付ける何て事にやっていたのに…。
 (日本の財政破綻論者は、この件から眼を背けるようですが…。)

 外国資本が購入してこないのは、金利が明らかに為替の変動額(為替が1日で1%以上動くなんてザラにある位なのに…。)より小さすぎる(所有するリスクが大きすぎる)からだと思います。
 (ただしヘッジファンドとかは、このリスクを積極的に取るのですが…。)

>それとも、外国資本家の購入は制限されているからですか?

 海外の保有率はどんどん増えていますが…。
 (8%強まで増えている)

 まあ、国債の金利が下がっているのと、増えている分の大部分が短期国債だということから、円高を見越してヘッジファンドとかが購入した円を売却するまでの一時的な運用先として国債を購入したんだと思われます…。
 (現金をそのまま寝かすよりはましかと、僅かでも利息が付く国債を渋々買っているのではないかと…。)
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> 国債の金利は毎日変動していますが、それは東京証券取引所などで行われる売買によるものですか?



売買によるものです。
財務省のつける金利は売買による金利を考慮して決めます。

> 1000兆円の国債があるといわれていますが、国債市場に出回っているのはそのうち何%くらいなのでしょうか?

国債残高は750兆円ほど(今年度末)になるはずですが、国がもっていないという意味では、政府関係機関(独立行政法人など)が200兆円ほどをもっているので、550兆円ほどが市場に出回っています。
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