No.5ベストアンサー
- 回答日時:
意味があるか否かの前に周波数についての重要な認識を(^_^)/
(問)
低周波数帯域が 30Hz から 20Hz に 10Hz 広がるのと高周波数帯域が 20000Hz から 25000kHz に 5000Hz 広がるのとではどちらが広帯域になったでしょうか?
(答)
30Hz から 20Hz に 10Hz 広がる方が広帯域になります。
(理由)
30Hz から 20Hz に広がるということは約 1/2 Octave、鍵盤の数にして 6 鍵から 7 鍵分広がりますが、20000Hz から 25000Hz に広がるということは約 1/3 Octave、鍵盤の数にして 4 鍵分しか広がっていません。
人間の耳は周波数を数値差ではなく、数値の相対比で判断しており、音階は 1 Octave (12 鍵盤) で聴いています。
可聴帯域を 20Hz~20480Hz とすると 10 Octave 分の帯域があるのですが、この高域再生周波数限界が 25000Hz に広がったところで 0.3 Octave ぐらいしか広がっていませんので、10 Octave が 10.3 Octave に 3% ほどしか広がっていないことになります。
20000Hz 以上の音を感知できるか否か以前に、可聴限界を超える高域で 3% ほど再生帯域が広がることに意味があるかどうかですね。
この程度ならば 20kHz の出力感度を 1dB ほど向上させるだけでも得られるものですので、公称再生周波数帯域 20Hz~20kHz の Headphone で実用再生周波数帯域を 25kHz にまで伸ばしたければ Diaphragm と Housing Cover との間に挟まれている防塵 Filter を取っ払えば実現できてしまうことでしょう・・・それで音質が向上するかどうかは判りませんが(^_^;)。
因みに・・・
携帯電話の伝送周波数帯域幅は 63Hz~4000Hz ほどの 6 Octave (72 鍵) ぐらいしかありませんが、60 鍵 Keyboard よりも広く、殆どの音楽を楽しめます。・・・勿論 4kHz 以上の音は伝送しないので、4kHz 以上の音が重要な楽音や虫の声みたいなものの再生は惨々なものですが(^_^;)。
Radio の AM 放送の高域上限は 8kHz ほどですので携帯電話よりも 1 Octave 高域方向に周波数帯域が広がりますが、全体としては 6 Octave 幅が 7 Octave 幅になった程度です。
FM 放送の高域上限は 15kHz ほど、低域下限は 20Hz 近くにまで広がりますので、AM 放送に較べて上と下に 1 Octave 広がり、全体としては 9 Octave ぐらいの再生帯域を持っています。
CD の周波数帯域は上限が 22.05kHz ですので、Audio 装置の低域再生下限を 20Hz 程度とすると約 10 Octave あることになります。
・・・で、再生帯域が 25kHz まで広がった場合は・・・10 Octave が 10.3 Octave に広がるということですね・・・これにどれほどの意味があることやら(^_^;)・・・。
可聴帯域外の再生能力を数 % 広げることよりも可聴帯域内の音質を向上させる方が遙かに意義深いものでしょう(^_^;)。
>CD音質で音楽を聞くとき、20Hz~20Khz以上の帯域を再生できるヘッドホンを購入して意味があるのでしょうか?
一応、意味はあります。
再生帯域 20Hz~20kHz というのは完全に Flat な特性というわけではありません。
Speaker System の公称周波数特性は 40Hz~20kHz (-8dB) などと記されているでしょう?
これは 1kHz の出力音圧に対して 20kHz は 8dB 低くなっているという意味です。
公称周波数特性 40Hz~30kHz (-8dB) の Speaker System も 30kHz の出力音圧は 1kHz に対して 8dB 低いのですが、20kHz ならば 4dB 或いは 6dB しか低くはなっていないかも知れませんよね・・・少なくとも 8dB も低くはない筈です。
そのため「周波数特性」という観点からのみで言えば 20kHz 以上まで再生帯域が伸びた Headphone の方が 20kHz 付近での出力音圧がより 1kHz の音圧に近く、高域限界まで出力が低下せずに伸びていると言えます。
ただし「可聴帯域外にまで大きく再生能力を広げた方が、可聴帯域内の音質に好結果を得られる」とは限りませんので「音質の善し悪し」という観点から言えば「可聴帯域外の再生周波数帯域幅」に重要な意味はないと言えます。
人間の感覚器官は Energy 計測量という数値に正比例した感覚を持つものではなく、殆どの感覚が数値を対数比にしたものに比例して感じるようになっています。
だから Audio では dB (Decibel) という比較単位が多用されるのですが、周波数特性と歪率だけは対数比で表記されないことが多いことから、対数比で考えればほんの僅かな違いでしかないものを大きな違いと誤解してしまいがちです。
素敵な Audio Life を(^_^)/
No.4
- 回答日時:
意味はそれほど考えなくて良いのではないでしょうか。
質問者様の好みの音質であれば、「60Hz~12kHz」でもいいわけですから。
でも、クラシックでパイプオルガンと20kHz以上を再生する特殊な鈴を
再生するのであれば、意味がある。っといえるのではないでしょうか。
スピーカーでも、上位機種より下位機種の周波数帯域のほうが広い。
っという場合もあります。
でも、それは数値上の話で、聴いた感覚では上位機種のほうが音の質がいいので、
低音が伸びている感じがするし、高音も伸びて聴こえると思います。
なので、質問者様の聴かれる音楽と、そのヘッドホンの音の質によって、
答えがかわってくるのではないかと思います。
10Hz~25kHzのヘッドホンはそれだけ再生可能ですよ。っということですので、
音質のよさをあらわすわけでもないですし、性能を示すものでもないと思います。
No.3
- 回答日時:
あなたの耳の能力は40Hz~16kHzくらいです。
つまり製品(ヘッドフォン)を決めるのに周波数帯域は何の役にも立ちません。
この回答へのお礼
お礼日時:2013/12/23 01:36
16khzが上限というのは大体当たってるかも。下は覚えてません。ただ、自分の耳に聞こえようが聞こえまいが、CD音質はカバーできるヘッドホンは購入したいです。
No.2
- 回答日時:
はじめまして♪
人間の可聴帯域、あるいは収録されている音源の再生帯域以上の範囲。
数値自体には意味は有りません。
一つだけ、より広い帯域まで対応している場合、可聴範囲内の再生にも余裕度が高い、という目安にはなります。
とは言っても、50Hz~17KHzという製品が有った場合、これは音が悪いか?と言えば必ずしもそうでは無い。帯域は狭いが、人間の聴覚として最も感度が良い中音域の質感が良ければ、好んで使う音楽ファン等も少なく無かったりします。
数値などのスペックはあくまで目安になる一部分だけです。
絶対的な音質や音量、さらにヘッドホンやイヤホン等では装着感など、人それぞれ個人が感じて判断する部分は、全てを表記出来ている訳じゃないのですね。
多少の目安に出来る、ごく一面だけが測定結果からの数値としてスペック表に書かれている。
むしろ、故障品かどうかを確認するため、という位なのかもしれません。
No.1
- 回答日時:
意味は「あると言えばある」、「ないと言えばない」です。
第1に、人間の可聴域は20Hz~20kHz程度とされますが、CDに記録できる音は、理屈の上では0Hz~22.5kHzです。従って、10Hzの音を再生できることは、全く意味がない訳ではありません。実際、パイプオルガンの最低音は約16Hzです。音としては感じにくいですが、空気の唸りとして感じることはできます。
一方、高音側は、技術的な問題で実質的には19~20kHzが限界です(それ以上の音を欲張って収録しようとするとノイズが増えます)。従って、25kHzの音が再生できるからといって、それ自体に重要な意味がある訳ではありません。
より重要なのは、ヘッドフォンの「周波数特性」がどういう意味の表示なのか、です。
このスペックが表しているのは、「一定の音量が出ると保証できる範囲」という意味です。実際には、その範囲外の音も出ていますが、聞き取れないくらいに小さい音であったり、本来より出過ぎていたりする(かも知れない)ので、正確な再生を保証できないということです。
その「一定の音量」というのが曲者で、最も厳密なのは、たとえば「10Hz~25kHz (+/-3dB)」といったものです。これは、「10Hz~25kHzの範囲では小さくなっても3dB、大きくなっても3dBの誤差で再生できると保証する」という意味で、かなり厳しい条件です。
やや緩いのは、たとえば「10Hz~25kHz (-3dB)」といったもので、「少なくとも3dB以上は落ちないと保証する」という意味です。逆に言えば、「その範囲内であっても、出過ぎる方は知ったこっちゃない」ということで、「+/-3dB」よりは精度が低い訳です。
そうすると、「10Hz~25kHz (-3dB)」のヘッドフォンより「20Hz~20kHz (+/-3dB)」の方が周波数特性は狭くても、より正確な再生を期待できる可能性があります。しかし、いずれにせよ、その範囲外でどのくらい特性が暴れているかは、保証の限りではありません。従って、周波数特性の下限も、上限も、その数字だけで良し悪しを判断することはできません。
結局、「全く無意味な表示ではない」けれども、「それだけで判断の材料になるものでもない」ので、意味が「あると言えばある」「ないと言えばない」ということになります。
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