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政治家が経済に口出しするのはなぜですか?

政治は民主主義で経済は資本主義で思想が違いますよね?

政治家は政治だけで社会を良くすればいいのに、資本主義に口出ししてくる。そして、お金が第一の猪瀬直樹みたいな資本主義者が社会平等の精神を持った民主主義の邪魔をする。

A 回答 (7件)

稀にみる愚かな質問である。



資本主義と民主主義は対立するものではありません。
資本主義に対するなら共産主義でしょうが、共産主義国家は
一党独裁ですので民主主義ではない。
また民主主義に対するのは君主制、貴族制、独裁、専制、権威主義
などですよ。

資本主義という言葉自体がマルクス経済学から呼ばれたもの
ですが、「生産手段が少数の資本家に集中し、一方で自分の労働力
を売るしか生活手段がない多数の労働者が存在する生産様式」として
「資本主義」と定義したんですが、これっていつの時代の話だって感じ
ですね。

19世紀に様々な問題を抱える資本主義に対しての共産主義だったの
ですが、
20世紀半ばには資本主義国の多くが社会保障や計画的な経済政策を
採用し混合経済(修正資本主義)へ移行した。
ソ連崩壊後わずかに残った共産国家(社会主義国家)も、中国は「改革
開放」政策が採用され、市場経済の導入、国営企業の民営化や不採算
企業の閉鎖、人民公社の廃止と生産責任制の実施、外資導入など、
経済政策の方針を、市場経済原理による資本主義体制を大幅に取り入
れたものに転換しました。
早い話がお互いに必要なものを補完したというか、市場という自由競争で
効率性は高められるが、それは格差や貧困の問題を生み出す。
もはや単純な二元対立ではありません。

それに「政治家が経済に口出ししてくる。」というのは何を批判されている
かわかりません。
つまり政治家は経済政策を何もせずに市場原理のままに任せよってこと
ですか?
それは19世紀の政府が企業や個人の経済活動に干渉せず市場のはた
らきに任せること」を指す。レッセフォール(自由放任主義)になってしまい
ますが良いのですか?
「資本主義に口出ししてくる。」はもっと意味不明ですが。

最後の「そして、お金が第一の猪瀬直樹みたいな資本主義者が社会平等
の精神を持った民主主義の邪魔をする。」に至ってはお寒い限りです。
資本主義者って何でしょう? 民主主義の何をどう邪魔するんでしょう?

資本主義とは経済面から見たもので、イデオロギーにおける自由主義・民主
主義とは関係ない。
お金が第一の人なら「拝金主義者」が適当かと。

それに社会平等の精神を持った民主主義などと絶対視するのも如何かと思われ
ます。 民主主義は古代ギリシャの頃から問題点も指摘されています。
独裁制がすべて悪いように言われますが「独裁」の語源は共和政ローマの独裁官
で、非常時に1名に強大な権限を与えて事態に対処させる制度で、特に戦争や大災
害などの緊急時では民主主義の手順を踏む余裕が無い場合に対してのもの。
アメリカ合衆国大統領の権限は大きなものですが、4年に一度の国民の投票に
よって新しく選出、2度を超えて選出されることは認められていない(三選禁止)の
で抑制しているのでしょう。

最後に社会平等について。自由主義などと共に、近代における人権概念を支える
主要な柱であるのは勿論ですが、これも問題がないわけではありません。
平等主義(を含む極端・過激な合理主義・急進主義的発想を、とりわけ国家権力を
介して強制する形で、どこまでも追求して行っても、社会秩序は維持できるし、より
良い社会を作っていくことができるという認識)は、人間の能力を過信した傲慢な
認識であるとして、批判されるのですが私も同意見です。
機会平等ならともかく結果平等など愚の骨頂。

有権者の大半が知的訓練を仮に受けていても適切なリーダーシップが欠けていた
り、判断力が乏しい人間に参政権が与えられている状況。その愚かさゆえに互い
に譲り合い(互譲)や合意形成ができず、政策が停滞してしまったり、愚かな政策
が実行される状況をさす衆愚政治という言葉は民主主義が陥る危険性ですが、そ
れは記号化された言葉を意味も知らず羅列されたあなたの質問と良く似ています。

ニーチェは、民主主義の価値相対主義と平等主義はニヒリズムであると指摘した。
リベラル(寛容)であるということは、命がけで守る信念もこだわりもないということで
あり、平等であるということは、高貴な貴族が消滅し、国民全体が畜群と化すという
ことである。ニーチェは、“命がけで戦うなど野蛮であり、そんなことはしない自分たち
は理知的であり、合理的であり、大人である”と胸を張る民主主義者たちのことを、
最後の人間と呼ぶ。“民主主義者たちは胸を張るが、その胸は空っぽだ”と指摘して
いる。

あなたの理想の国とは何処なのでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

時代は修正資本主義に移っていたのですね・・・

お礼日時:2013/12/18 23:34

こういう質問を見かけると、つくづく日本人には『マクロ経済学』を学んでいない人が多いなーと、実感させられます。



細かいことは端折りますが、国家経済(=マクロ経済)を制御するには2つのアプローチがあり、一つは「金融政策」、もう一つは「財政政策」です。

先進国で金融政策は、中央銀行が統括します。
日本の場合は、日銀です。
ただし、日本では任命権が国会にあるため、日銀総裁人事では政治の動向が影響します。

もう一つは「財政政策」。政府の支出の使い方と、収入つまり「税金」を通して、経済をコントロールします。
最終責任は行政の長である内閣が責任をもちますが、日本の場合、支出については政治家の動向が、税金については財務省の影響が大きいです。

結局のところ、経済をよくするも悪くするも政治の影響が非常に大きく、ひいては政治家を選ぶ国民の責任に帰するということです。
経済をよくするも悪くするも、国民しだいということを忘れないでください。
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簡単に言えば、行政省庁の中に「財務省」やら「経産省」があるので・・。



言い換えたら、まあこの世の殆どの事象は、全て「政治」に含まれるのですよ。
その中で、万物の尺度である「カネ」に関わる経済は、政治においても、かなりプライオリティが高いのは当然です。

ちなみに社会主義は「平等」ですが、資本主義は「公平」です。
これは「富の分配」の方法に関する考え方で、そのいずれを選択するか?が「政治」です。
我が国は「民主的な方法で、資本主義を選択している」と言う関係です。
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「経済」とは「経世済民」の略語。


経世済民とは、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと、そうした政治のこと。
「経」は治める、統治するの意味。
「済民」は人民の難儀を救済すること。
つまり、経済は政治そのものです。
猪瀬直樹見たいのは政治家ではなく政治屋です。
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>政治家が経済に口出しするのはなぜですか?



経済政策に口を出して、関連諸法案の立法に影響力を行使すれば、企業・業界団体から政治献金が集まるからです。


TPP反対といえば、農業団体や保険会社からの寄付があるまるし、
TPP賛成といえば、自動車会社などの輸出競争力のある業界から寄付があつまる可能性がある。
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広い意味では経済も政治のひとつの分野です。


法と統治、いずれも経済状況を規定する大きな要素です。

狭い意味でも、財政として政治によって管理される国内財貨はフロー部分だけでも名目GDPの2割くらいあり、ストック部分まで考慮すると、事実上、経済に対する絶大な支配力を持っています。

あと、民主主義と資本主義は並立するイデオロギーであって排他関係にはありません。
もちろん、民主主義と社会主義の関係も同様で、一般的に排他関係にあるのは資本主義と社会主義ということになりますが、これもまたポリシーミックスが可能です。

資本主義下の経済が政治の支配から自由であることを目指すのがいわゆる「自由主義」ですが、それと混同されてませんか?
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資本主義は「経済」じゃなく「経済学」です



政治と経済は表裏一体ですよ
経済をコントロールしないと政治は立ち行きません
政治を動かすにはお金が必要 そのお金は経済に繋がるのだから
政治と経済を切り離すということは有り得ないと思いますが
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