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こんにちは。

先日、知人から聞いて「フリーの客」ではなく、本来は日本語で「振りの客」である事を知りました。
辞書を引いて、確かにその通りという事も分かりました。

なぜ、一見の客や予約のない通りすがりの客の事を「振り」というのですか?
想像すると、「常連の振り(風)をする」からきているのかな、と思ったりもします。

「振り」の意味や由来をご存じの方、よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 以前「定期の反対語?」という質問に、「振りの客」という言葉を例に挙げた者です。


http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=825768

 「振り」そのものは「振り売り」(映画では一心太助の天秤棒で有名ですが)上方から盛んになった「荷物を下げて、または担って、声をあげながら売り歩く。棒手振り(ぼてふり)」を表し、特定の場所を構えず、街頭を流して行く<振り商売>の意味からではないでしょうか。

 それを前提にして「近年女かみゆひ行われてより、在るは月極メあるはふり、ふりの本結は弐百に極まる」(「当世きどり草」)といった記述がありますから、ここからも「極め」と「振り」の対照的な関係が忍ばれます。

 更には、花柳界では一見(いちげん:一=初めて、見=見参の略)の客、つまりは馴染みや常連ではない客を、このような「極め」と「振り」の見方を重ねて、「フリの客」とも称したのかも知れません。

 定まった得意先とか予約や契約をしてくれる常連を「極めの客」としたならば、予告もなく突然訪れる馴染みでもない「振りの客」という事ではないでしょうか。

 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

この「振り商売」というのはかなり納得しました。
また、過去に回答をされている「振りの収入」、そして一時流用の「振替」という事もよく理解できました。
「極めの客」と「振りの客」の関係もしっくりきますね。

業界用語といえばそうかも知れないけれど、むしろ一般的で、商売人特有の若干機知に富んだ言葉だったかも知れませんね。
いやはや、隠語だと決めつけ違う方向ばかりに考えていたようです。
決めつけはよくないですね。

大変勉強になりました。

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みなさん、私の質問にお付き合い頂き、ありがとうございました。
おかげさまで色々と勉強になりました。

由来や語源の多くは、定説・正解がないのが常であり、この件に関しても同じ事がいえるかも知れません。
しかし、今回みなさんの回答を得て、自分としては納得する事ができました。
国語辞典でも「フリーは誤り」と教えてくれています。
今日から、素直に正しく「振りの客」と覚えます。

ポイントは、根拠を示してくださったNo.5の方。
そして、業界用語と私と同様の興味をお持ちのNo.4の方に進呈させて頂きます。

今後もよろしくお願いします。

お礼日時:2004/04/30 12:54

「振り」の由来は分からないのですが。



>振り=突然とは国語辞典にはありませんよね。
昔の業界用語?
それとも古語でしょうか。

昔の業界用語だと思います。
祖父が板前をしていた関係で 板前用語をいくつか知っているのですが
例えば 古いもののことを「あにき」と言います。
兄弟の兄貴のこときてるのだと思います。
数人で来店し 一人だけ違うものを注文したお客さんのことを
「ままこ」と呼んだり。
このような昔からある業界用語には お客さんを目の前にして
従業員に指示しなければいけない時に 使っていたようです。
ですので 「振り客」も同様と思います。

ちなみに 恋愛で相手を「振る」「振られる」の由来は着物の
振袖を振って相手へアプローチしていたことが由来と聞いたことがあります。
こういう言葉って とても意味深くて私も興味が湧きます(笑

関係のない話をしてしまい 失礼しました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
やはり業界用語のようです。
「ままこ」というのは「継子」から取っているのでしょうね。
業界によっては、それぞれの言葉があるのは今も昔も変わらないですね。

振袖で思いついたのですが、遊女が袖を振って客引きをしたというのは考えられませんか。
常連であるならそんな事をしなくてもいいが、一見の客を引くための行為、すなわち「振りの客」です。

現代では、着物を着る事はさほどないので、「振る」も「振られる」もないって事ですね。

お礼日時:2004/04/28 16:53

ところで、以下のように説明しているサイトもあります。



『ふりのきゃく【降りの客】
 雨宿りのために入って来たような予定外の客の意。フリーの客は誤用。』

もしかすると、このような言い方から、逆に「振り」に「突然」という意味が加わった・・・ということもいえなくもないかもしれませんね。

参考URL:http://www3.omn.ne.jp/~koeda/mame/ha.html
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
この「降り」は分かります。
「振り」からの洒落ですかね。寄席用語?

却々、面白いサイトでした。

すぐ上で質問されていたので。これも納得できない熟字訓ですね。

お礼日時:2004/04/28 16:50

広辞苑第5版では7番目に


『(通りすがりで)なじみでないこと。「―の客」』
と説明しています。

確かに、「ふり」の他の意味とのつながりが薄い言葉ですから、由来に興味がわきますね。

そこで、「明解漢和辞典」で「振」という漢字の意味を調べたところ、4番目に「用意していないこと、突然なこと」という意味が載せられていました。

ここから先は単なる推測なので、話半分、お笑いでも聞く気分で読んで欲しいのですが、
糸でゆれる振り子というのは突然動きが変わって、円を描き出したり、それまでの揺れとは違う動きをしだしたりと「突然な」動きをする、それが「振」に「突然なこと」という意味合いができたのではないかと、そう思います。

由来はどうにしろ、「振」という漢字にその意味があるので「振り」という日本語にその意味があってもおかしくはありませんよね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
色々と辞書を調べて頂き感謝です。

質問する前に、漢和辞典(学研)も調べたのですが載っていませんでした。
先ほど書店にて、立ち調べ(?)をし三省堂の漢和辞典で「突然」の意があることを確認しました。
という事で少し納得です。

やはりNo.1の方が言われる遊郭で使われていた隠語なんでしょうね。
それが一般的にも使われるようになり、国語辞典で生きている。

それにしても現代では、「振り」に突然の意味がない(使わない)なら、「無遠慮な」という意味もあるfreeを使った方が、しっくり納得できます。

お礼日時:2004/04/28 16:45

もともと「振り」には「突然の」という意味があるそうです。


つまり「予約もなしに突然来る」という意味だそうで遊郭用語らしいですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
振り→突然→予約なしに来る。
その通りですね。
しかし、振り=突然とは国語辞典にはありませんよね。
昔の業界用語?それとも古語でしょうか。

お礼日時:2004/04/28 00:03

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