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ここ数年、テレビを中心に、オカマを「オネエ」と表現することが多いような気がします。とても違和感があります。「オカマ」が差別用語に認定されてテレビで使えなくなったとか、何か背景があるのでしょうか。

A 回答 (3件)

私個人、別にどのジャンルとも直接の関係はありませんが、ジェンダー学のひとつとして学びました。


ただ、知っていると思っている人ほど、トンチンカンな対応や認識にあるように思います。

「オカマ」というのは、一般的には、男娼(男性同士の性交渉をする人)の意味を表しますが、江戸時代では、男娼として特殊な訓練を受けた少年たちが、幕間で行為を行ったので、陰間(かげま)とかいう言葉にもなりました。別の説もあるようですが、ここでは、これだけにします。その用語の意味からして、当事者にとっては、大変に嫌われる用語です。

伊藤悟氏の『同性愛の基礎知識』にも出てきますが、男性同性愛者を一括りにして「オカマ」と言えば、言えば差別になりますが、当事者の人たちが、自分たちを「オカマ」と称する人もいます。おすぎとピーコさんたちは、自分たちを「オカマ」と称していたことに対して、美輪明宏氏が、クレームを付けましたが、美輪氏自身は、自分のことを「バケモノ」と称したのですから、どっちもどっちだと思います。さすがに、最近は、おすぎとピーコさんたちは、そう言わなくなったようです。英語でも、自分のことを、"queer"と呼んでいる人たちがいますが、それも、同じことです。

「オカマ」は、昔は、女装する男娼への蔑称でありましたが、東郷健氏あたりが、選挙戦で自分を「オカマ」と名乗るようになってから、男性同性愛者を指すようになってしまいました。

しかし、未だに、多くの人は、同性愛だから、男性が女性的というのは、誤解しているわけです。女性的な人もいますが、男性そのものの人もいます。むしろ、後者の人たちのほうが多いです。

まして、性同一性障害(この言葉自体の使用も問題がある)の人、つまり、男性として生まれて、女性として生きたいとか思っている人に対して、「オカマ」と呼べば、それは、その人たちに対する最大級の侮辱になります。本来、「性同一性障害(Gender Identity Disorders)」というのは、米国精神医学からの用語であって、専門家の一定の検査を受けなければ、そういう診断名は付きませんが、その「性同一性障害」という用語も今や曖昧性をもって、きちんとした当事者を指すものではなくなっています。本来、「性同一性障害」という用語もみだりに使うべきものではないはずです。「性同一性障害」でも重症の人のことを、「性転換症(Transsexualism)」と呼ぶのですが、彼ら・彼女らは、生きるか死ぬかの分岐点の中でいるのです。その人たちに、そんな呼び方を絶対にしてはならないのです。

男性同性愛者は、基本的に、女になりたいとか、女になろうとすることはありえません。中には、未分化の人もいることもありますが、そこには、一線を引くものがあります。

つまり、自分の性別認識(性同一性=Gender Identity)の性(社会的性=Gender)と、性的指向性の性(性的関心= Sexuality)とは、まったく別ものだということです。

男性として生まれ、自己の性別認識が女性だと認識するようになるのは、複雑な心理過程がありますが、現実の社会では、こうした人たちは、社会の差別的な対応があるので、表に出てくる人たちは、ほんの少数です。その人たちは、ある意味では、開き直って生き抜いているわけですが、それが、ステレロタイプ化し、また、誤解を生む要素になっているわけです。

「オネイ」というのは、本来は、「女装をしない同性愛者の中で女性的な同性愛者」を指すものでした。しかし、「オカマ」という語が差別的だということで、特にテレビ放送では、それに代わる言葉として「オネイ」という呼称が生まれました。多くの元凶は、日本テレビが、番組やニュースに差別的な発言や当事者にまつわる話を面白おかしく取り上げてきました。今でこそ、あからさまに差別的な内容のものは控えるようになりましたが、その本質的な体質は直っているのかは不明です。

なお、「オネイ」は、同性愛者の女役(ネコ--受け役)ということではありません。同性愛のことを、レインボーといって、性のあり方の多様性を指していますが、現実には、それほど仲良く収まるわけではありません。芸能界の中でも、「オネイ」芸人と呼ばれる人たちにも、派閥らしきものが出来上がっています。

同性愛の代表的と思われる美輪明宏氏などは、意外にも、ほとんどの同性愛者から評判にがよくありません。また、「オネイ」芸人と呼ばれる人たちからも、好かれてはいません。「オネイ」芸人というか、仲間内で尊敬されるのは、IKKOさんなどです。苦労してきた自分や人知れず努力していることをほとんど見せないで、芸能界の道化としていても、仲間の面倒見などが良いからです。

ただ、男性の同性愛者全体からすれば、女性的な言葉を使ったり、まして女装する男性を毛嫌いする傾向が強いのです。また、トランスジェンダー(生物学的性とは違った生き方をする)の人たちの中では、女装者(=Transvestite)を嫌う傾向があります。

乱文ですが、ご理解いただけますでしょうか?
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確かにオカマとひとくくりにすると、差別的に感じるのもあるのかもしれませんね。



昔は「オカマ」的な人がテレビに出るのはごくごくたまにだったと思いますが
今は「オネエ」や「ゲイの方」とかがレギュラー番組を持っている時代です。
そういう時代背景もあるのかもしれません。

同性愛やトランスジェンダーの世界って幅広いんです。
太っている人、ヒゲでマッチョの人、ジャニーズ系、イモ系、おじさん系、
ドラッグクイーンとか色々好みのジャンル・本人が目指しているジャンルがあるんです。

その解釈で言えば、
「オカマ」…元は男性だが女性の恰好をし、女として生きたいと思っている。
      恋愛対象は男性のことが多い。言葉もやわらかく女性的。
      性同一障害、と呼ぶ場合もある。
      (※恰好・恋愛対象などは個人差もあるのでひとくくりにできません。
       オネエかオカマか線引きが難しい人もいるので、本人が呼ばれたい
       方で呼ぶべきだと私は思っています)
     
       例 KABAちゃん、三輪あきひろさん
    
「オネエ」…男性で「心が」女性。でも必ずしも女装している訳ではない。
      男性の恰好で、男性を好きになる場合も。オネエ言葉が特徴。
      芸能活動や飲み屋などビジネスでやっているケースもあり。
      
      例 ナイナイアンサーの相談員やすこさん、ヒルナンデスの双子のオネエコンビ
        IKKOさん
 
「ゲイ」…恰好も男性、心も男性、恋愛対象も男性。
     例 日本ではカミングアウトしてる人が少ないのですが、
       日常で周りにも普通にいらっしゃいます。
       「プリズンブレイク」の主演男優、エルトンジョンさん、
        真崎航さん(故人ですが、アジアでも有名なゲイポルノモデル。             ゲイ界の蒼井そら的存在)など

大体ですがこんな感じですかね。例外もあります。
ノンケの女ですが2丁目のごはんやでバイトしてたので、教えてもらいました。
「みんなちがって、みんないい」です。
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そもそも オカマ と オネエ は違う


のでは、ないでしょうか?

オカマ・・・男性が好き、女性になりたいと思っている。
       100%女性。

オネエ・・・男性・女性のハーフ&ハーフ
      どちらの恋愛相談にものれる、など
      ある意味どっちつかず。

じゃ佐藤かよは?
難しいですね、女性だと思います。

オネエって言葉が便利だから、使うのではないでしょうか?
オカマと特定してしまうと、仕事が来ない。
オネエ、という言葉のあんにゅいなイメージを先行させて
さらにソコに乗っかることで、稼げる。

大人の事情か!?
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