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絵本には全く詳しくないのですが、絵本を幼児向けの教材としてではなく一つの芸術様式として見た場合、大人が読むのに耐えうる強度と芸術性を持った作品が存在するのではないかと想像しています。

一般的に想像されるような、幼児でも分かりやすいような単純なストーリーと、優しさや勇気などの善性を安易に育もうとするものではなく、普通に漫画や映画や絵画などと同列に扱える絵本があれば教えて頂けると幸いです。

絵本ナビなどで無料で読めればベターですが、そうでなくても構いません。

A 回答 (5件)

アーサー・ラッカムの 「ニーベルンゲンの指環」 などいかがでしょう


寺山 修司の訳でワルキューレ以降の3作も読みたかったと思うのは私だけではないはず
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
これは絵本というか挿絵ですかね。

お礼日時:2014/04/15 23:00

福音館書店



神沢利子・作
G・Dパヴリーシン・絵

【鹿よ おれの兄弟よ】


をお薦めします!
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
絵本ナビでは見られないようなので、図書館で読んでみます。

お礼日時:2014/04/15 23:01

そういったことなら


「アライバル」 はどうでしょうか。
無料ではないですが図書館には必ずありますし
画像検索で絵の雰囲気もわかるはずです。

「赤い蝋燭と人魚」
酒井駒子さんの挿絵のもの。
原作は小川未明さんですし
人の心の変化、欲などよく表れていると思います

挿絵だと宇野亜喜良さんもお勧めです。
「おおきなひとみ」など。

ただ、芸術性、と言う場合に何を持って芸術性というかです
単純さの中にも視点によっては様々な発見があると思います。
漫画でも劇画たっちや写実風でなく、強いデフォルメの中に芸術性を感じる場合もあると思いますし。
単純化されたストーリーにこそ、人間の郷や情が凝縮され
そのエッセンスを選んだことそのものに大人の視点で見ると考えることがたくさんあります。

ディックブルーナの配色、線…
世界中に広がっただけの強いこだわり、デザインの妙があると思います。

物語も含めて大人向けだと
「いるの いないの」
も大人にはお勧めです。行間や登場人物から感じるもの
絵に見られる妙なリアリティ。

せなけいこさんのラストの突き放し方、鬱エンドというのも
短い物語ながら、単なる勧善懲悪とは違うテクニックを感じます。

ピーターラビット、かわいらしい女子供向けの絵本?
もっと生々しい生活に根付いているし
自らウサギを煮込んで骨格標本を作ったほどの作者の絵は
最低限の擬人化をしながらも、ポーズや動きなど非常に動物に忠実で
芸術性も高いと思います。残酷さもあったり。
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この回答へのお礼

これは詳しくありがとうございます。

文字のない絵本というのもあるのですね。
こんなに写実的な絵柄の絵本もあるというのも、イメージにありませんでした。
こんなに多様性があるとは、ちょっと絵本を舐めていたようです。
腰を据えてがっつりと勉強しようかなと考えを改めました。

>ただ、芸術性、と言う場合に何を持って芸術性というかです
>単純さの中にも視点によっては様々な発見があると思います。
>単純化されたストーリーにこそ、人間の郷や情が凝縮され
>そのエッセンスを選んだことそのものに大人の視点で見ると考えることがたくさんあります。

これは「芸術とは何か?」という究極の問いになるのでw、「芸術性を感じたら、それが芸術性」とトートロジーで表現するしかないですね。
極限まで単純化されたストーリーや、絵本が持つその哀愁感ゆえに表現できる芸術的クオリアがあるのではないかと思い、その辺りを期待して絵本に興味を持っています。

>漫画でも劇画たっちや写実風でなく、強いデフォルメの中に芸術性を感じる場合もあると思いますし。

ですので、絵そのものに芸術性を感じることは私はあまり無いですね。
あくまで絵は手段であり、その高い芸術性を表現するためにその絵が必要だったという場合に限り、その絵も含めて評価する、といった感じでしょうか。

非常に参考になりました。
極力全て図書館などで目を通したいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2014/04/18 11:16

#3ですが


図書館へ行かれるということですので、ついでに雑誌を紹介します。

「MOE」という絵本とキャラクターについての雑誌です。

雑貨や手作りなどかわいらしい感じで女性向けな感じもしますが
多くの絵本が紹介されたり
考察、時には絵の描き方やストーリー構成について触れていたり…

「絵本が好きな大人」のための雑誌ということになっていますので
絵本さがしの参考になればと思います。

「きつねの窓」も大人向けだと思います。
ひとときのファンタジー、ノスタルジー、そして喪失感。
短いながらに心に来ます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

全てチェックしてみます!

お礼日時:2014/04/18 23:25

文章量も多いので絵本、という解釈で良いのかちょっと分からないのですが、


清川あさみさんの『銀河鉄道の夜』はとても美しいです。
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