治せない「クセ」を教えてください

大学一年です。
共鳴構造の判断の仕方がわからないので質問します。

大学の先生から頂いたプリント(ボルハルトショアーの問題の解答が載っているもののコピー)には、以下のように書いてありました。

ALWAYS TRUE

3. Second-row atoms (i.e., up through neon) can never exceed an octet in their valence shell in any resonance form.

「第二周期の原子はどんな共鳴構造式においても8電子則を満たす。」ということだと思うのですが、教科書(ボルハルトショアー現代有機化学上)には、これに矛盾するような共鳴構造式が書いてありました。(下の画像)
これはどういうことなのでしょうか?

また、例えば、BrCNの共鳴構造式は(紙面上では)描くことができます。
[:::Br-C≡N: ⇔︎+::Br=C=N::-]
しかし実際には共鳴構造は存在しないそうです。
教科書には、共鳴構造式の描き方しか載っていないので、ある化合物が共鳴構造を持つかどうかの判断の仕方を教えてください。

「共鳴構造について」の質問画像

A 回答 (1件)

>「第二周期の原子はどんな共鳴構造式においても8電子則を満たす。

」ということだと思うのですが、
違います。8電子を超えないという意味です。つまり、8以下であればよいというだけで、6でもかまいません。

>しかし実際には共鳴構造は存在しないそうです。
あなたの担当教員が間違えているのか、あなたが誤解しているのかわかりませんが、それは違います。
そもそも、共鳴構造はその物質の構造や性質を説明するためのものであり、存在するとかしないとか言う類いのものではありません。つまり、考える過程において、出来るだけ多くの共鳴構造を考えた上で、その構造の寄与の大きさを考慮し、取捨選択するようなものです。
したがって、+::Br=C=N::-の共鳴構造を考えてもかまいません。ただし、それを重要でないと考えるのであれば、取捨選択の結果として排除することはあるでしょう。
個々の共鳴構造が重要であるかどうかの判断基準に関しては教科書に書いてあるはずです。Brの場合に右の構造を排除する理屈があるとするならば、電気陰性度の大きいBr上に正電荷が来ているということなのかもしれませんけど、共鳴構造式を書くのであれば、寄与が小さかろうとも、この構造は当然書くべきものだと思いますよ。
もちろん、一般的に、構造の表記には単一の構造式を用いるのが普通ですので、その場合には左の構造に準ずる式を書くべきです。
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この回答へのお礼

納得しました。
ありがとうございます。

お礼日時:2014/04/22 08:09

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