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現代政治哲学者の重要度について…

色んな哲学者さんによって分野も違うし、序列をつけることにあまり意味はないかもしれませんが、仮にランキングをつけるとしたら、 現代政治哲学者のトップ5ってどういう人の名前が上がりますかね?

世界文学ベスト10!みたいなやつです。

おそらくNo.1はロールズではないかと思いますが…

ノージックは、消化不良ぎみではありますが一応読みました。

ノージックより極端な、完全な無政府社会を論じる論者は、現実離れしすぎているという意味で序列は下がるのではないか、と思っていますが…

色々な人がいるので、誰の書籍から優先して読むか、参考にさせていただければ、と思います。

A 回答 (5件)

 補足


もしディビッド・フリードマンの名前が挙がるならば、むしろミルトン・フリードマンの方が適切でしょう。有名な「経済学者に関する三類型」を理論と歴史へのアプローチとの視点で類型化したことで知られてもいます。
 シカゴ学派でありながら対峙するマルクス対してもケインズに対しても 、純粋に方法論とロジックだけを採り上げるとの点でイデオロギー性を一旦横に置いて観察もしています。そうした意味から考えるなら、政治経済学の研究者として評価することも可能でしょう。
 こうした点ではロールズもサンデルも社会科学領域としての政治学ではなく、むしろ倫理学的な部分に属する研究者といえるでしょう。
 そうした系譜を辿ることでば名前が挙がるのは当然の事ながらアリストテレスの『ニコマコス倫理学』であり、スピノザの『エチカ』そしてカントの『道徳形而上学原論』および『三批判』そしてアダム・スミスによる『道徳情操論(または道徳感情論)』に行き着くことで、漸くと近代を説明できることになります。
 サンデルがなぜスミスを外しているのかが未だにわかりません。それほどに無視するならば、その後に登場もするマルクスもヴェーバーも全く西欧社会にとって必要のない人物との評価になってしまい、原点回帰を中心に据えることはまかり間違えば、ヒトラー同様の悪夢をもたらしかねもしないとの危惧も感じます。
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こんばんは。

「政治家」とは呼ばないかもですが。


◇アリストテレス
◇プラトン
◇ジョン・ロールズ
◇マイケル・サンデル
◇クロード・レヴィ・ストロース
◇ミシュエル・フーコー


・配分的正義や調整的正義について考える人
・国家について考える人
・個人、公共、自由、平等について考える人
・文化人類学を探求する人
・権力について考える人
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 世界文学のベスト10!といっても読者によって嗜好も異なりますから、そんなものは参考にもなりません。

政治学でも同様です。
 僕も間違いなく、ヘーゲルにはじまりカール・マルクス、マックス・ヴェーバー、ハンナ・アーレント、カール・レーヴィット 、カール・ポランニーを先ずは挙げます。
 その上で更に挙げるとするならばベネディット・クローチェ、ジュルジュ・ルカーチ、ダグラス・ラミス、ロナルド・ドーア・テッサ・モーリス・スズキ、それに伴って20世紀後半に新たな地平を切り拓いた例のサミュエル・ハンチントン、アントニオ・ネグリ、ジョバンニ・アリギ、エマニュエル・トッドの名前も上がります。
 日本の政治学ならば、この人を外すことができない人物として、南原繁・丸山眞男・藤田省三・萩原延壽・岡義武・神島二郎・石田雄・京極純一・三谷太一郎・篠原一・佐々木毅・藤原帰一・中島岳といった名前も挙がってきます。
 
 若干補足しますが、優れた作家やジャーナリストが同時に優れた歴史家でありまた政治学者であることもヨーロッパではかなり広く知られている部分で、そうした意味からすればトーマス・マンも『非政治的人間の考察』で知られるように政治学者であるといえますね。更には彼の日記を読めばそれがより明確にもなります。
 ヒトラーがハイデガーを利用したのかハイデガーがヒトラーを利用したのかは評価も分かれるところですが、少なくともハイデガーの『ニーチェ』は「美と永劫回帰」及び「ヨーロッパのあらゆる価値観の顚倒」との論考が示す様に、明らかにニーチェの持つ政治性をターゲットとしてもいます。
 ただ僕としては、ロールズを評価することに抵抗もありますね。本質をさておいて功利主義をモノサシとしたり、二元論的スタイルにはどうしても胡散臭さが伴います。あのスタイルではアメリカ的であってもそれ以外の文化圏での考え方をさほど認めようともしないようですので。
 その上にロールズのスタイルでは、「国家」とのソリッドステートな枠組での対立は説明できても、アメーバ状の組織や信仰を規範とするつながりとの向き合い方を説明する言葉が見当たらないのです。この点ではノーム・チョムスキーと鮮やかな対比を見せるところです。評論家ではあっても自らは情報を発信せずあるいは行動を呼びかけたり行動したりしないのでは政治学者としては失格です。
 そして何よりも彼はカントを誤読してもいて、「道徳」を全ての価値判断の基準とするならば、そのモノサシもそれこそ信仰や文化、歴史といった土壌により異なりもしますから普遍性を求めるならば特殊性とのバランスをどうとるかとの問題に答えなければならないとの必然性を生じますが、彼は何一つとしてこの問題には答えてもいません。それを見抜いたサンデルは幾分かましですが。それでも二項対立からはどうしても抜け出せないでいますね。
 
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一位はロールズだろうね。


これは、疑いようがない。

あとは、
2位 ノージック
3位 フリードマン
4位 ???
5位 サンデル


2位、3位をリバタリアンが占めているけれど、この二人が世界(経済)に与えた影響は絶大だから、この二人が上位を占めるのは当然。


4位は、浮かばない。なんなら、ここに、ニーチェを入れて。ニーチェの思想は、ナチズムの理論武装に用いられたから。
外国人だけがランクインしているのが気に入らないなら、日本代表として、西部邁をここにいれる。


5位のマイケル・サンデルは、人気があって、知名度が高いから。


個人的には、ロックやベンサムも入れたいところだけれど、これはさすがに現代政治学者とは呼べないんで。
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この回答へのお礼

フリードマンはディビッド・フリードマンでしょうか?

5位にサンデルということはやはりコミュニタリアンよりもリバタリアンの方が影響力が絶大だった、ということを評価してでしょうか?

ニーチェは正直イメージわかないですね…ニーチェのどんなところがナチズムに取り入れられたんですかね?ナチスと言えばハイデガーの方が有名かな?とも思ったのですがこちらは体よくナチスに利用されただけだったんでしょうか?ニーチェの方が思想的な影響力は強かったんですかね?

例えばロナルド・ドゥウォーキン、チャールズ・テイラー、マイケル・ウォルツァー、ロスバードと言った人たちは入りませんでしょうか?

ロスバードは質問に書いたように極端な無政府主義者のようなので、個人的に若干疑わしいと思ってますが、哲学的価値が高ければ読んでみたい気もします。(でもD・フリードマンもそうか…)

個人的にトマス・ポッゲという人の本がアマゾンで目を引いたのですが、他に政治哲学の中で巨大な存在、というような人がいたらそれも早めにチャレンジしないと…と思ったのです。

お礼日時:2014/07/23 19:59

現代というのは、今生きている人っていう意味?


過去100年間という意味なら、私が挙げるトップはハンナ・アーレント、次にレオ・シュトラウス、マックス・ウェバー、テオドール・アドルノ、ユルゲン・ハーバーマス、マックス・ホルクハイマー、ライト・ミルズ、位ですね。
中には必ずしも政治哲学者というより、社会学者とか哲学者と言った方が良い人も交じっているけど。
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この回答へのお礼

レオ・シュトラウス、アドルノ、ホルクハイマーという人たちは名前を聞いたことくらいしかありませんでした。みんな政治学者、哲学者と言った人たちでしょうか?

アーレントは、人間の条件だけ読みましたが…さっぱり面白いとは思えませんでした(+o+)人間はできるだけ「活動」の時間を増やさないといけない。ポイントはその辺ですかね?アーレントを勧める人は多いのでそのエッセンスをつかめるようになりたいとは思うのですが…

例えばロナルド・ドゥウォーキン、チャールズ・テイラー、マイケル・ウォルツァー、ロスバードと言った人たちは入りませんでしょうか?

ロスバードは質問に書いたように極端な無政府主義者のようなので、個人的に若干疑わしいと思ってますが、哲学的価値が高ければ読んでみたい気もします。

個人的にトマス・ポッゲという人の本がアマゾンで目を引いたのですが、他に政治哲学の中で巨大な存在、というような人がいたらそれも早めにチャレンジしないと…と思ったのです。

お礼日時:2014/07/23 19:48

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