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新しくトルクレンチを購入するにあたりネットで検索していたら、カーショップやホームセンターで売っている5000円以下のトルクレンチをボロクソに言っている人もいますが、実際上記のようなトルクレンチを使用して事故や故障でも起きたんですかね?
DIYで行うようなエンジンオイル交換やホイール付タイヤの付け替え程度なら問題ないはずですし。
上記のようなトルクレンチで事故や故障に遭遇した方っているんですか?

A 回答 (10件)

 ども、プロです。

(おクルマの研究で食ってる者で、機械工学が専門なのでボルトの研究も自分の研究テーマの一つでした。その時追及しましたよ、トルク管理法も。)

※安いトルクレンチと高いトルクレンチの差は、トルクのバラつきです。
 当時色々テストした結果、高いトルクレンチは5%以下のバラつきしかなかったのに、ディスカウント屋のメーカ不明品は、結構合っているモノもある反面、20%を超えるズレを示すモノもありました。(40%ものバラつきがあった、との御回答もありますが、ワタシがテストしたモノはそこまでヒドいモノがなかっただけで、そういう極端にダメダメなトルクレンチもある可能性は十分あります。)
 このバラつきは、安いメーカ不明品は『検定していない』から、と思われます。要するに組立ててそのまま出荷しており、製品検査→調整という工程がいい加減、というワケです。

※トルクレンチは、定期的な検定と調整(=較正)が必要です。トルクレンチに関してSNAP-ONが特に信頼されているのは、あの『バンによる押し売り?方式』により較正の依頼が容易だからです。(スナップオンは、プロに対しては販売店のバンが定期的に巡回して来ますが、このバンに手持ちのトルクレンチを預けると代わりにバンに積んでいる見本品を置いていってくれ、次に巡回に来るまでに預けたトルクレンチの較正をやっておいてくれます。最近MAC-TOOLなども同様の販売方式を行っていますが、元祖はスナップオンです。)
 これがメーカ不明では、まず較正に出す先がありません。

 要するにホームセンターの安トルクレンチは、

(1)精度に関してはよいモノもあるし悪いモノもあって玉石混淆、アタリ/ハズレあり、っといった感じで信用出来ない。
(2)調整してくれるところがないから、例え買ったばかりの頃は高い精度でも、使っているウチにどれほど狂ってきたか判らず、やっぱり信用出来ない。

・・・っというワケです。

※じゃ、安トルクレンチを買う意味はないか?っというと。
 作業に慣れた者=プロでないと手感でおおよその締付トルクを出すのは極めて難しく、目安として安トルクレンチを使うのはアリだと思います。(特にレーシングカーや航空機のメカニックは、どこもかしこもトルクレンチを入れられるワケではないので、この『トルクレンチを使わず手感で何kgm』という訓練をやります。航空機の整備の世界はもっとも厳しく、社内で定期的に『人間トルクレンチ』の検定があり、検定に不合格になると再教育を受けなければならないほどです。)

※ここでバクダン発言をしてしまうと。自動車メーカの設計担当者でさえ、その多くが知らないことです。
 御回答の中には『締付トルク信者』的な回答をされている方もいらっしゃいますが・・・トルク管理は、あまり意味はありません。
 同じ締付トルクでも、ボルトの軸力を実際に測定すると倍~半分もの差が出ることがあります。
 これは座面やネジ山のμ(摩擦係数)が安定していない為に起こりますが、つまり、機械工学的に正しくボルトを設計し、高価なトルクレンチで締付トルクを管理しても、現実には設計通りには軸力が出ていない、ということです。
 100歩譲って、クルマの製造工程ではキレイな被締結物と新品のボルトやナットを使い、μが安定しているのでトルク管理でも軸力のバラつきが少ないとしても、一般の整備で汚れたボルトを抜き、そのボルトを再利用して締め付けるケースでは、高価で高精度なトルクレンチで締付トルクを管理しても意味が無いです。
 そんな締付では、『すぐに緩むほどあからさまに弱い締付』『ボルトが伸びきってネジ切れるほど強い締付』にならなければヨシとするしかなく、そうなると適当なトルクレンチでも締付トルクの管理が十分可能とも言えます。一般の整備では、高価で高級なトルクレンチを購入してヒンパンに校正に出すより、適当な価格のトルクレンチを買って使用頻度によって買い換えた方が結果的に賢いかも、っということです。

※尚、余談ですが。
 エンジン内部、回転体であるフライホイール/クラッチ、変速機の中など絶対に緩みが許されず、且つ可能な限り正確な軸力が出ないとダメなボルトがあります。
 そういうところの為にトルク勾配法、塑性域角度法などのボルト締付法があります。もうトルク管理法など怖くて使えません。
 要するにトルク管理法というのはそれほど『いい加減』ということであり、ねじ理論を学問的に追及したワタシにしてみると、トルクレンチもトルク管理法も大キライです。(ボルト設計がヘタということを宣伝している様な気がして恥ずかしい。)
 プリセット型のトルクレンチでカチッという瞬間など、ボルトの気持ちを考えて顔がゆがみます。(カチッという衝撃で、締付トルクが一瞬跳ね上がります。そんなに正確に締付トルクを管理したいなら、ばね式のトルクレンチを使うべきです。)
 車体やサスペンションなど、座面がフカフカ(比較的柔らかい鋼材)、メス側に塗料が乗っている、ドロドロ・サビサビの状態でも脱着をしなければならない、など環境が悪いボルトでは現在でもトルク管理法がまかり通っていますが、こういうボルトで塑性域角度法を使うと遅れ破壊という恐ろしい現象が起こるので、トルク管理法以外のよい締結管理方法が(今のところ)ないだけです。

・・・以上、長くなりましたが、結論は、
『シロートさんがやる一般整備レベルなら、安いトルクレンチで十分役に立つ』
『エンジンの中などはトルク管理法は無駄無駄無駄~、なので一般整備では結局高価なトルクレンチを買う意味がない』
っとなります。
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安物でも 使えるという記事は、読んだことがありあすが。


品質ばらつきだと思います。たまたま基準値に入った良い 安物トルクレンチを購入し 使い始めが正常だったのでしょう。 
使い込むことによって 経年劣化 バネの経たり等で 値の狂いも出るでしょう。
校正は、できないでしょう 誤差、許容範囲が広いから 調整できない また調整する機構もないのでは?

トルクレンチ使用の常識 使用後は、調整ダイヤルを緩めて保管 これを怠ると 安物は、値が狂います。
バネの経たりです。

個人的には、安物トルレンチで カチッと締めこんでも 正しい価か 不安になります。信用できません
なので メーカー品を使用します。一般家庭での使用頻度なので 後世出しもしていませんが
2年毎位に 校正は出した方が良いですねー

ホイールナットの締め付けなら トルレンチで締め付け後 クロスレンチで 増し締めする力加減を体で覚えることで トルレンチの締め付けの強弱も判断できるでは?

ドレーンボルトは、決まったロングメガネレンチで 締め付け ぐうで叩く締め付けで 大体管理できます。
メガネレンチの長さが変わっちゃたらダメですよ(トルクが変わるから)

結論 安物は、信用度が 正しいものと比較しないと 納得できない 
メーカー品を使い 締め付けトルクを 体で覚えるようにすれば 良い メーカー品トルクレンチは、後世に出せは、正しい性能を維持できる。
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事故に遭遇した人がいるかどうかは、「いるかもしれない」


としか、言えないのではないでしょうかね?
普通は事故が起こった場合、「トルクレンチが安物だったため」という原因までは解明されませんから。事故事例にも載らないでしょう。

私はトルクレンチは使わず、年2回以上、25年間、十字レンチのみで締め付けています。
これは、自分の勘が頼りですが、ボルトの折損やホイールの脱落などのトラブルはありません。
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実際に安価なトルクレンチを使って事故に遭遇したわけではありませんが、規定トルクで締めたホイールナットが1か月もしない内にユルユルになっていたことがあります。



この時は走行時にゴリゴリ音がし出したので気づきましたが、素人や女性ならそのまま走っていたのかもしれませんね。

これらの事故は、単なる整備不良事故として扱あれますので、安価なトルクレンチ使用が原因だと公表されることはありません。

安価なトルクレンチを使用しても構いませんが、信用してはいけませんし、ある程度期間をおいたら再度締め付け直しが必要だと肝に命じるべきです。
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それが原因だと気がつかないかも知れないですね。



冷却水などが漏れたとして、それがボルト・ナットのトルク異常が原因とはならないでしょう。
何らかの原因で緩んだ。ぐらいになるのでは?

もっとシビアなトルク管理を必要とする部分を組み上げるのは、それなりの技術を要します。
そういった技術を要する人なら、トルク管理もそれなりに心得があるでしょうから、きちんとしたトルクレンチを使用するでしょう。

私も安物で校正の出来ないAP製トルクレンチですけど、使うのがホイルナット程度ですからね。
特に問題は起こっていません。
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>上記のようなトルクレンチで事故や故障に遭遇した方っているんですか?



とりあえず、そういう人にはあったことはありませんが、
トルクがぐちゃぐちゃの安物のトルクレンチには
お目にかかったことがあります。

目盛りが100Nなのに、実質60Nとか。
これじゃ意味ないのはわかりますね。

高いトルクレンチでも校正しないと
数値は狂ってきますから。

締め付けて、手の感触でそういうのが分かる人は、
トルクレンチなんぞ不要ですし、
それが分からない人は安物のトルクレンチは
避けたほうがいいよ。という程度の意味合いです。
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仕事では、カノンや東日の何万円もするようなトルクレンチを使っていますが、プライベートでは、ホームセンターで買った無名ブランドのやっすいトルクレンチを使っています。



さて、安物と一流品の差は、耐久性だと思っています。

職場にトルクレンチ校正器があり、わたしの持っている安物を計測したことがあります。
意外にも、誤差は3%以内に留まりました。安物だから、誤差が大きくて使いものにならないことは全くありません。

結局は、使用頻度でしょう。
業務では、毎日何回もトルクを掛けますから、精度と耐久性が求められます。
一方、個人がプライベートで使う限り、年に何回使うか、指で数えられる回数頻度では、耐久性は殆ど関係ないと思います。

一流メーカー品なのに、何年も校正をしていないようなトルクレンチより、新しい安物の方が、単純に精度だけなら信頼できるようにも思います。

ホイールナットなんか、そもそも個人ではトルクレンチを使わないで締めている人がほとんどですし。
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定期的に校正しなければいけないのに


それが出来ないトルクレンチなら
使用してはいけない。

説明するまでもないことです。
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トルクレンチを買った本人が悪いのだ。


トルクレンチはトルク 0から適正トルクに合わせて使用し0で保存する。
文句の言う奴は0保存しないで使い放しにしてる。 
そうするとバネが伸びて締め付けトルクが狂て使い物に成らなくて自分の悪いのを言わずにトルクレンチをボロクソに言い出す。

トルクレンチは必ずゼロニュウトン保存を心がけなくては成らない。
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校正の出来ないトルクレンチだとしたら、


トルクレンチを使う意味自体無いに等しい。
トルクレンチを使わないで事故や故障に遭遇するのと何ら変わりは無いと思います。

この回答への補足

まず、当方の「上記のようなトルクレンチで事故や故障に遭遇した方っているんですか?」の答えはどれですか?あなたの投稿は答えになってないでしょ?
校正云々を言い出したら5000円以下のができるわけないでしょ。

貴方の感想は求めていません。事故や故障に遭遇している方がいるか聞いてるんですよ。

補足日時:2014/08/09 21:48
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