プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは。
サッカーにおけるポジションの格差について質問します。
私は時々試合やニュースを見るくらいで特別サッカーに詳しいわけではないのですが、日々疑問に感じていることがあります。
それがポジション毎の扱いの差です。

例えばブラジルWカップ、試合前の「注目選手」ではほとんどFWが紹介されました。
仮にFWでなかったとしてもOMFが紹介されることがほとんどだったと思います。

試合に勝った時は点を決めたFWやOMFが大きく取り上げられ、負けた試合ではミスをしたDFが叩かれていたように思います。

年棒についても、攻撃陣の年棒はものすごく高いのに、守備陣の年棒はそれに比べ随分と低いですよね。
クラブもFWを取るために、ヘタをすればDFの何倍もするような契約金を払っています。

色々な最優秀選手賞も大半はFWに送られています。
そもそも世界的スター選手として名前が挙がるのはほとんどFWですよね。



ここまで金銭待遇、世間からの扱いに差があると、さすがにFW>MF>DFのようにポジションごとに序列があるように考えてしまいます。
つまり、一番上手い選手がFWかOMFになり、なれなかった選手がDMF、どれにもなれなければDFということになっているのでは、と邪推してしまいます。

逆にそうでなければ、わざわざ進んでDFをやる理由もないのではないでしょうか。
FWの才能とDFの才能、どちらもあればFWを選ぶでしょうし、DFの才能しかなければDFをやるしかないというか……。



ここまでの考えはにわかである私の考えです。
最終的に、
1、なぜここまでFWとDFには待遇格差があるのか
2、実際に上に書いたような実力によるポジション格差はあるのか(上手い人からFW~というやつです)

この二つに誰かお答えしてもらえないでしょうか。
回答をお待ちしております。

A 回答 (1件)

サッカーが点取りゲームであること、プロスポーツとしての娯楽性を考えた場合、点を取れるFWの評価が最も高いというのは、当然のように思いますね。

ただ勝てばよいアマチュアなら、価値が違うと思いますが、魅せる競技な訳ですから。最も魅せられる場面とは、得点シーンの訳ですから。
そして、点の取れるFWというのは、必ず何かを持っています。それが体力・筋力であったり、シュートセンスであったり、人により違っていますね。例えば、レアル・マドリードのC.ロナウドはフィジカルモンスターで、1人でドリブルで持ち込んで、1人でゴールを決める力があり、バルセロナのメッシも近いものがあります。彼らは、そういった個人能力を魅せることをチームからも、観客からも求められ、その通り結果を出していくからスーパースターなんですが、そうでなくても、結果、点を取っているFWは、味方からのパスの受け方、走りこみ方が上手だったり、相手DFとの駆け引きが上手だったりしていて、それらは、決まりきった反復練習して身につくものではないから、価値が高いのだと思います。
MFは、センスとスタミナを要求されますが、その働きは、点に直結しない限り、試合を決める要素となりません。どれだけ華麗にボール処理しても、それが点に結びつかない限りは「遊んでいるのと同じ」です。日本サッカーでは、ボール扱いの技術・センスに優れた選手がよくいますが、試合を組み立てているとは言っても、試合を決める力の評価が最も肝心です。うまい選手には、ボールを持たせておけばいいんですから。
それでも、MFには評価の高い選手がいます。かつてのプラティニ、ジダン、日本で言えば本田、もろもろです。彼らは総じて「得点能力」が高く、アシストと両方が出来る。ボールを失わない技術や正確なキック技術などを持っています。やはり、攻撃性の評価ですね。どれだけパス回しがうまくても、その評価は高まりません。点を取れるMFだから評価されます。
DFは、センターバックとサイドバックで、評価が違うと思います。それでも、いずれも直接、得点に絡む機会は少ないので、評価は低いでしょう。失点ゼロでも、点を取らなきゃ勝てない訳ですから。見ていても退屈です。また、DFは反復練習によって、相当のことが出来るようになります。努力すれば、ある程度のことは誰でもできるんです。はっきり言って。センスを問われることはもちろんありますが、比重が小さいんです。

では、評価の高いFWから上手い人がなるということがあるのか、ですが、これ、指導者の考えにも大きく左右されるので、必ずしもそうじゃないと思います。小さいころ、学生時代などは、自分がやりたいポジションがはっきりしている子もいれば、していない子もいますが、そのポジション適正を見抜くのは指導者です。指導者の導きによって、私はDFを面白く感じ、本職とするようになりましたし、適正のない、努力の足りない人は、選手として大きく開花することがありません。また、チーム事情によって、やりたいポジションと異なる役割を与えられることは、チームスポーツとしてよくあります。ただ、点を取る能力が、運動神経や技術センスと連動していることから、相対的に、FWに優秀なアスリートが集約されてくる、ということはあると思いますが。
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この回答へのお礼

>プロスポーツとしての娯楽性を考えた場合、点を取れるFWの評価が最も高いというのは、当然のように思いますね。
なるほど。プロスポーツとして見た場合、確かにその通りだと思います。
どんなクラブであろうと客やファンが居て初めて成り立つことを考えると、点取り屋のFWに高い価値を見出すことに不自然さはありませんね。


>試合を決める力の評価が最も肝心です。
これも納得しました。結局は点に繋がらなければどんなプレーも意味がない。
となると、得点に絡む機会の多い前線の選手が、最も試合に影響力をもっているという事ですね。


>センスを問われることはもちろんありますが、比重が小さいんです。
DFは個々人の才能というものがそこまで試合に影響しないということでしょうか。
確かに一人当たりの試合に与える影響はFWより小さいのかもしれませんね。



非常によく分かりました。
野球などは投手という「守備側」が花形であるためその反対であるサッカーが不思議だったのですが、
要は試合の勝敗を分ける影響力がサッカーの場合は前線に集中しているということですね。
また試合の見ごたえも前線に集約されている。
よって前線にいくほどセンスが求められ、結果そこで活躍できる選手は好待遇になるんですね。
詳しい説明ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/31 21:31

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