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皆さん、お世話になります。

最近、経済関連の本を少しずつ読み始めているのですが、「経済」 については恥ずかしながらど素人です。

初めて池上彰氏の著作、『お金で世界が見えてくる!』 を読んだのですが、以下の文章の意味がわかりません。


「国債は、政府が発行後、購入した金融機関同士で売買されています。その国債に対する需要が高くなれば、売買価格は上昇。でも、満期になって戻ってくる金額に変わりはありませんから、差額の利子分は減ります。つまり金利が低くなるのです。」

おそらく、この文章の 「売買価格」 を理解していないために、私は「金利が低くなる」 という理屈がわからないのだと思います。

意味の分かる方、初心者にもわかるような言葉で教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

額面1万円の国債があったとします。


この国債は満期になると国が1万円と引き換えてくれます。
国債の取引は額面の金額とは関係なく、売り手と買い手が取引価格を決めて売買しています。

あなたがこの国債を9千円で買ったとすると、満期になったとき1万円もらえるので千円利息を得たことに成ります。約10%の利息です。

この国債を9千5百円で買ったのであれば利息は5百円で、約5%の利息となります。

なので国債の価格が上がると金利は低下します。
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この回答へのお礼

> 国債の取引は額面の金額とは関係なく、売り手と買い手が取引価格を決めて売買しています。

この知識が私には欠けていました!
なるほど、それですべて合点がいきました。

文章をよく読めばわかる、とは国語系の先生がよく使う言葉ですが、
キーになる必要な知識がなければ、いくら読み込んでも無理ですね。

素早い回答、ありがとうございます!

お礼日時:2014/09/29 19:48

国債とは例えば「10年後に100万円を受け取れる権利書」を売り出すようなものです。


10年後に100万円を受け取れる権利いくらで買いますか?とオークションを行うのです。そして91万円で買うことができたなら、結果的に年利1%ほどということになります。95万円で買ったなら、結果的に年利0.5%ほどということになります。

更に買った権利書は市場で売買してよいことになっているので、これを売買して権利書が値上がりすると結果として利率は下がり、権利書が値下がりすると利率は上がります。
国債は市場で売買され、他の民間金融商品と同じように、今の国債は割高であるのか割安であるのかを金融機関は査定、判断をして売買されています。
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この回答へのお礼

回答を拝見しました。

1つの事柄を複数の方がそれぞれ違う言葉で説明してくださると、
本当に立体的にイメージがわいてきます。
1つの勉強をするとき2種類の参考書を買うのですが、まさしくそんな感覚です。
「権利」と「オークション」という言葉で国債のことを考えると、確かに頭に残りやすいです。

また、「買った権利書は市場で売買してよい」という知識も
理解の助けになりました。

ありがとうございます!

お礼日時:2014/09/29 21:12

すでに教科書的な回答がされています。

もう少し、世俗的に回答します。
個人向け国債は少し損をするが途中換金できますが、一般向けの10年物国債は途中換金ができないのです。その代り10年物で利息が年1%程で、20年物は年2%程です。したかって長期に運用できる金融機関は国債を買っているのです。私共から集めた預金で国債を買えばその利息の差額が銀行の利益です。
ところが、国債を保有している人や銀行が将来インフレになりそうだと思うと国債を現金化してインフレに強い株などを買おうと思うようになります。あるいは経営に行き詰まった会社が国債を現金化しようとします。国債は常に売買されていで、これをさらし国債と言います。多くは額面よりも安く取引されています。多くの国債が売りに出るとさらし国債の値段は値下がりします。この状態が金利の値上がりです。
また別の場面として銀行はお金が余ってさらし国債を買っておこうとしても売る銀行が少ないと金利が低下します。また、日銀の異次元の金融緩和とは銀行の保有している国債を日銀がドンドンと買って紙幣を市場に出すことです。日銀と言う大口の買い手がいるのですから、さらし国債の値段は高いのです。当然に金利は低下するのが現在の状況です。
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この回答へのお礼

ご説明を何度も拝読しました。

国債は、国力のバロメーターのようなものなんですね。
「さらし国債」という言葉を初めて知りました。
経済の話は、初心者にとっては「これくらいは読者も知っているだろう」という形の説明が多い上、
値上がり、値下がりのバランスをどう理解すればいいのか、
本を読むたび、頭がこんがらがってくるのですが、
あなたの回答文は、すっと頭の中に入ってきました。
自分が理解できる事がらから、経済関連の本をこれからも読んでいこうと思います。

ありがとうございます!

お礼日時:2014/09/29 20:24

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