プロが教えるわが家の防犯対策術!

経済の勉強をしているのですが、手持ちの本に以下のように書いてあります。

『政府が国債を償還し、金融市場の流動性が高まれば、長期金利が低下する』

なぜ、金融市場の流動性が高まると、長期金利は低下するのでしょうか?

むしろ、長期金利が上昇しそうな気がしてしまいます。

なぜなら、金融市場の流動性が高まりすぎるのを防ぐために、
国債の需要を高める必要があると思うからです。

国債の需要を高めるには、国債の金利(長期金利)が上昇しなければいけないと思うのです。


経済を勉強し始めたばかりの初心者なのですが、
どなたかご教授頂けると助かります。

A 回答 (4件)

ド素人の考えです。

経済なんて学んだこともありません。
国債の金利というものが理解できてないから誤解が生じるのではないかと思う。

国債をかりに100円で1%金利で、1年償還で買ったとするじゃん
で、その後にさ、国債がうれないとさ、値段さがってくじゃん
結局、償還時点で80円になってたとするよね。

となるとだ、現在の価値は80円なんだけど、額面は100円の1%だから、償還相手には101円
払わないとだめだ。つまり、合計で21円の金利になるじゃん。
これが国債の金利が上昇するってことじゃなかった? ちうがうならごめん。
つまり、その裏側には国債の買い手がおらず、価値がさがっているという理解。

だから、政府が国債を償還して、市場に現金ながせばさ、なにもあえて、
低リスク低リターンの国債なんぞに金をつっこむ必要がなわいけだ
だってさ、1%そこそこの金利なんかで業者が飯食えるか?
人にかしただけで年利20%ちかくもらえたり、先物や株でがっつりかせぐべきじゃないのか?

だから、市場に金があり、その使い道があり、その使い道で利益をあげられる状況にある限りは、
だれもあえて国債に金をいれようとしないから、国債の価値がさがり、結果、
国債の利率がたかくなるという現象がうまれる。そんな風に考えていた。

この回答への補足

金利というのは△%(上記でいうと1%)のことを表していると思っていたのですが、
償還時点との差額(上記でいうと21円)のことを金利というのですか?

それから、私は国債を買ったこともなく、大変無知で恐縮なのですが、
国債が額面を下回る(上記でいうと100円から80円)ことがあるのですか?
特に日本の国債は超低金利ですから、
国債価格の値下げではなく、国債金利の上昇のみで需要を調整すれば良い気がするのですが、
いかがでしょうか?

補足日時:2012/01/05 17:35
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>『政府が国債を償還し、金融市場の流動性が高まれば、長期金利が低下する』



これの前後の文脈が分からないので、一般論としてですが、

大量の国債償還があると、それまで国債に流れていたお金が投資家の手許に戻り、市場(投資家の財布の中も含め)にはキャッシュがだぶつく。
投資家は戻ってきた(だぶついた)お金を、再度国債と同じような長期運用にしたいと考える。
すると同じ行動をとる投資家が大勢いるため、国債はじめ長期の投資対象となりうる金融市場に大量のお金が流れ込み、長期金利が低下していくということでしょう。

もしもう一度国債で運用するとなると、みんなが国債を買いたがるから国債価格が高騰し、金利は低下することになります。

この回答への補足

国債の金利が低下すると、相対的にリターンの高い不動産投資等にキャッシュが流れてしまい、
結局国債が買われなくなってしまう気がするのですが、いかがでしょうか?

日本のようなデフレ環境下だと不動産投資のリターンが期待できないので、
国債が買われやすいということでしょうか?

補足日時:2012/01/05 17:55
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>なぜ、金融市場の流動性が高まると、長期金利は低下するのでしょうか?



「政府が国債を償還する」→「償還された現金が国債の保有者の懐に入る」→「現金の流通量が増える(流動性が高まる)」→「資金需要が満たされる」→「借り手を確保(維持)するには(貸出)金利を下げる必要がある」→「金利が下がる」

>金融市場の流動性が高まりすぎるのを防ぐために国債の需要を高める必要があると思う

「金融市場の流動性が高まりすぎる(金利が下がりすぎる)のを防ぐ」ための方法の一つが日銀による国債の「売りオペ」です。

「売りオペ」

「日銀が国債を市場へ売却する」=「市場に国債が供給される(市場から購入代金の現金が吸収される)」→「現金が減少する(流動性が低くなる)ので金利が上昇する」&「国債の需給が緩んで価格が下がる(金利が上昇する)」

>国債の需要を高めるには、国債の金利(長期金利)が上昇しなければいけないと思うのです。

前述のとおり「国債の金利を上昇(国債価格を下落)」させるためには「売りオペ」を行います。
「売りオペ」は市場から現金を吸収し「流動性を低下」させます。

---------------------
最初に戻って、

「政府が国債を償還する」と「市場から国債を吸収する」ことになります(合わせて償還による現金が市場に供給されます)

これは「国債と現金」の流れに着目すれば「売りオペ」の逆である「買いオペ」と同じ効果があります。

「買いオペ」

「日銀が国債を市場から購入する」=「市場から国債が吸収される(市場へ購入代金の現金が供給される)」→「現金が増加するので(流動性が高まり)金利が低下する」&「国債の需給が引き締まって価格が上昇する(金利が低下する)」

(参考)

『公開市場操作』
http://m-words.jp/w/E585ACE9968BE5B882E5A0B4E693 …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E9%96%8B% …

※間違いなどありましたらご指摘ください。

この回答への補足

買いオペや売りオペで変動するのは短期金利だと思うのですが、いかがでしょうか?

買いオペをすると短期金利が下がるというロジックは理解できているのですが、
買いオペ(≒国債償還)をすると長期金利が下がるというロジックがよく理解できておりません。
ご教授頂けると幸いです。

補足日時:2012/01/05 17:19
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>買いオペ(≒国債償還)をすると長期金利が下がるというロジックがよく理解できておりません。



国債市場の需給に影響を与えるという点では、長短の区別はありません。
もっと単純に「(長期)国債を買う」→「国債価格が上昇する」→「金利が低下する」と考えてもかまいません。

一応、国債価格と金利の関係についてのリンクも貼っておきます。

『債券投資のしくみ』
http://www.takagi-sec.co.jp/start/saiken/shikumi …
『国債の値段(価格)が上がると金利(利回り)が下がり、価格が下がると利回りが上がるのはなぜですか?』
http://manabow.com/qa/kokusai.html
『国債と金利の関係を整理する』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20 …

たとえば近年ではFRBが行ったQE2は「紙幣をばらまく」という表現で語られることが多いですが、実際にFRBが何をやったかというと「市場からの国債の購入」でまさに「買いオペ」です。

目的は「日本のようなデフレに陥ることを阻止する」ことで、「長期金利の低め誘導」によってマイルドなインフレを起こすのが目標でした。

結果は「デフレは防げたが景気回復は今ひとつ」だったのでQE3を求める声も出ましたが、さすがにFRBも思いとどまって「オペレーションツイスト」を行うことで市場に低金利維持のメッセージを送りました。

この「オペレーションツイスト」は「短期国債を売って長期国債を買う」というものでやはり長期金利を下げる目的で行われます。

(参考)

『QE2』
http://www.weblio.jp/content/QE2
『オペレーションツイストとは』
http://secwords.com/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%AC% …
『オペレーション・ツイストとは QE3に代わるFRBの次の一手』
http://markethack.net/archives/51765927.html
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この回答へのお礼

皆様、ありがとうございました。大変勉強になりました。

お礼日時:2012/01/09 21:11

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