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おはようございます。青森銀行で仕組み債の販売を中止したとの事。そもそも仕組み債って何ですか?

A 回答 (4件)

国債や社債より高い利回りが出るように設計されたのが仕組債。



しかし、複雑でハイリスクなので、金融業界全体で販売のためのガイドラインの見直しがなされていたのを受けて、青森銀行は昨年11月で販売いの営業をやめ、今回、正式に停止決定をしたそうです。
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・債券(債権とは意味が違います)は国債、社債、地方債などが代表的ですが、償還までの期間が決まっていて、その間は決められた利子がつくシンプルな商品です。

国債なら国、社債なら企業が発行するもの。

・仕組み債は、一定の期間で償還されその期間で定められた利子がつくという意味では債券の形をとっていますが、それは特定の条件がクリアできればということで、そこに抵触してしまうと大きく元本割れとなったりする可能性があるものです。「日経平均が○○までに××円を下回らなければ」云々といった条件が設定されることが多かったです。
これは金融機関が設定をした顧客に販売するための金融商品です。

この仕組み債の利子の部分は通常の国債や社債などの債券よりも高く設定される場合が多いです。

・なので通常の債券とは似て非なる物と理解しておくのがよいです。

・なぜ仕組み債は通常の債券と比較して高い利子を提示できるのかというと、オプションやスワップなどのデリバティブを活用しているからです。

・しかも、このデリバティブで組み込まれた分の利益をすべて顧客に返すのではなく、金融機関があらかじめ相当の利益を抜いていると思われる「ずるい」商品と考えられると思います。
このあたりの細かい具体的な情報というのは顧客に提示されません。

・逆に言うは、金融機関側では売ってしまえばそのリスクは顧客に転嫁することができ、同時に金融機関としては高い比率での利益を確定できる「おいしい」商品だったということができます。

・顧客の側は、比率的には多くの顧客が通常より高い利子分のリターンがあって上記のような状況を理解せずに満足しているような場合があります。
一方リスクの説明が不十分で仕組み債の設定された条件に抵触して大きな損失を被っている顧客もあります。
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もともと債権はデフォルトリスクさえ無視できれば満期に額面価格に対する利回りが保証されるわかりやすい商品です。



それがなぜこうリスクになるのかというと、ただの債権だと対して魅力がないものを債権+デリバティブ商品などと組み合わせることで見かけ上の利回りをあげてよくわかってない一般人にたいして購入欲をあげて販売する結果、一般人が理解していない損失が発生することが増えたからです。

債権は金利が固定なのになぜ利回りが増えるのかですが、わかりやすい例としてはオプション取引を組み合わせたものがあります。オプション取引とは期日に一定の価格でその債権を買うまたは売る”権利”を売買する取引です。その価格をオプション料またはプレミアムと言いますが、これは残存期間と金利によって理論値を出すことができます。なぜなら債権価格がそこまで下がった時の利回りと債権価格+金利にいくらのプレミアムを払えば現在価格で購入+金利を払ってもいいかというのはシュミレーションで明確に出せるからです。よって、オプション市場での理論値での売買価格に対してカバーすることで、現在の債権に対して金利を少し上乗せして販売することができれば、債権の価格変動リスクだけを抑える形で利ざやが簡単に取れる商売になります。

つまるところ、利ざやの発生は仕組債を購入した人が被ってるわけです。勘違いしてはいけないのは、仕組債は基本的に”ノックインor ノックアウト”価格というものが設定されていて早期にその条件を満たすとその時点で精算処理されるため、利回りが高くても満期まで必ず持てるわけではないということです。これは、いくら金利が高くてもすぐに精算条件を満たしてしまったら赤字になる、ということを意味します。この時点でもなんとなくわかったと思いますが、金利が良く業者に不利な設定であるほどその金利を長期にわたって得られる可能性は低いということです。つまりは、その分ギャンブルをしてるだけで、当然その期待値は業者の利益が乗ってる分だけ悪くなってます。

仕組債は本来は企業や法人などが自己資金の運用の一環として、証券会社などと個別に相談しながらテーラーメイドで作製して販売されるものでした。これが一般にバラ売りされるようになったというだけに見えますが、問題なのは仕組みがクローズドである以上どのぐらいリスクプレミアムが乗っかってるのか購入する側は全くわかりません。テーラーメイドであった時はそうした期待値計算も含めて法人と会社の関係で適切に運用されていたものでした。しかし、複雑な債権とデリバティブ商品の組み合わせであることから本来負担すべきリスクプレミアム以上がどれだけ乗ってるのか不明瞭なものを、一般人の無知を利用して期待値の悪いギャンブルに投資させる商品がたくさん出回る事になった結果、お上も問題視するようになって今に至るという事です。
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