
盲導犬や聴導犬、介助犬など障害者のサポートのための犬はハーネスやケープをつけてる間は仕事中なので犬の気が散らないよう静かに見守ってください、とのことですが…。
犬のほうから干渉してきた場合はどうしたらよいのでしょう?
心を鬼にしてスルーするべきなのでしょうか?
先日、障害者の就労に関するイベントを覗いてみたところ、盲導犬や聴導犬、そして介助犬についての説明をしていました。
その後、PRのためオーナーさんも介助犬を連れて会場内を回っていました。
それから私が色々な展示を見ていると介助犬が近寄ってきて、尻尾を千切れんばかりに振って、鼻をふんふん鳴らしながら私に擦り寄ってきました。
普通の人懐っこい犬の振る舞いそのものだったのですが、この程度のことは普通なのでしょうか?
まだ訓練が不十分だったりイベント会場という特殊な状況で舞い上がってしまったイレギュラーな事態だったのでしょうか?
他の職員さんは普通に撫でていたので、こういうこともアリなのかと思いオーナーさんの了承を得た上で私も撫でさせてもらいました。
お仕事ご苦労様と労いながらだったのですが、まずかったでしょうか?
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
盲導犬もそうですが、使役犬というのは『仕事モード』があります。
と、申しますのも使役犬によって様々ですが(a:仕事するのがメチャクチャ楽しい!)(b:人間に喜んで欲しい。それが私の喜び!)(c:さぁ共同作業。ハッスル!)(d:パートナーとして存在できることが最大の喜び!)
作業に応じてこういった性格を伸ばしながら教え伝えます。
大まかな書き方になりましたが、盲導犬ならばaやbですね。
これを大切にして育てます。
おそらく見られたのも『○○レトリバー』という犬種、もしくはこれを元にしたF1交雑種だったと思います。
犬種が持つ性格傾向として、aやbが元々強いので、それだけ犬にとっても無理せず行えるということです。
ざっくばらんに言うと『命令に従うというような簡単なことじゃなく、応用力と判断力』これが優れた使役犬です。
猟犬なんてノーリードで使役するのが普通ですし、獣猟犬になると飼い主から犬が見えず、犬からも飼い主が見えないという状況が普通に起こります。
ここで犬に求められるのが応用力と判断力ですね。優れた犬になると興奮状態で猪を追い立てていても、飼い主さんとの距離、飼い主から離れた時間、こういった状況判断で無理があれば適当な所で諦めて自分から飼い主の元に帰ってきます。
>尻尾を千切れんばかりに振って、鼻をふんふん鳴らしながら私に擦り寄ってきました。
たぶん犬自身が『仕事モード』になってなかったのだと思います。
これは固体によって様々ですが、盲導犬ならハーネスが良く聞きます。
ただこれも第一義であって、最終的には犬の判断力です。
この判断の中に、オーナーさんの行動や素振り(犬の観察)が含まれるのは予想範疇でもあります。
使役犬というのは、この仕事モードが非常に重要です。
犬はマシンじゃありませんから、人間と同じで仕事時間がある以上、OFFの時間が必要になります。
『犬らしくのびのびと過ごす時間があるからこそ、仕事もがんばれる』ということですね。
>普通の人懐っこい犬の振る舞いそのもの
仕事モードじゃ無ければ、それが至って普通です。
ON・OFFの使い分けと言うことで、ある意味、ホンモノのプロフェッショナルなんですよ。
>まだ訓練が不十分だったりイベント会場という特殊な状況で舞い上がってしまったイレギュラーな事態だったのでしょうか?
おそらくですが『オーナーさん自身が、自分(犬)の助けを必要としない状況』これを判断していたのだろうと思います。
犬はもともと人間の心の機微に極めて敏感な動物です。
これは不思議なことではなく、鼻も耳も人間より遙かに優れていますよね。視力だって一点視が苦手なだけで動体視力は人間を上回ります。
例えば緊張した状態を『手に汗握る』といいます。
心拍数も速くなりますし、それにともない生理的な変化が応じます。
リラックスすれば呼吸数も落ちますし、筋肉が弛緩状態になりますので、ハーネスを通して感知していても不思議ありません。
仕事モードを解いた以上、尻尾ブンブン、鼻フンフン、フレンドリーな対応を取った姿が、その犬のOFF状態の姿だったのではないでしょうか。
これは、
>他の職員さんは普通に撫でていた
ここからも覗がえますね。
日常的に身体補助犬を見慣れているだろう職員さんから見ても、OFF状態だったのだろうと思います。
>お仕事ご苦労様と労いながらだったのですが、まずかったでしょうか?
それで良かったと思います。
何より『オーナーさんからの了承』という、使役犬に限らず家庭犬でも大切な事を自然と成し遂げられています。
>ハーネスやケープをつけてる間は仕事中なので犬の気が散らないよう静かに見守ってください
これはあくまで『仕事の邪魔をするとオーナーさんが不安になる。オーナーさんの命を預かっている犬も仕事に集中できない』これが元です。
仕事モードに入っている盲導犬が、不用意にOFFモードになるという事が考えにくいですし、それだけの事ができるから盲導犬となっています。
ですのでイベントという特殊な状況だけの出来事ですので、日常で身体補助犬を見かけても『心を鬼にする』という状態にならないはずです。
街中では『見つめず、構わず、優しい無視』をしてあげて頂ければと思います。
なるほど、文字通りのオフを楽しんでいたわけですね。
仕事とプライベートの使い分け。そこら辺は人間と何ら変わりませんね。
詳しくわかりやすい話をありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
聴導犬などだと特定の音がしない限りはオーナーについている必要がないのでその様なこともあります。
また盲導犬でもデモンストレーション犬だとデモ中以外はそういった行動をすることがあります、この場合は愛嬌を振りまくのも仕事の内ですから。
確かにイベントの内容と職員さんやオーナーさんの対応から考えるとデモンストレーションがメインだったとも考えられますね。
理解を得るならまず興味と好意的な感情を持ってもらうことが大事…となると、あの犬は見事な仕事っぷりだったことになります。
回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
盲導犬ではないからですよ。
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