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No.6
- 回答日時:
相撲を国技とか称するのはわりと最近のことで、その意図は他のスポーツや格闘技と区別して権威を付するためです。
起こりは明治時代に考えられた宣伝文であるとするのが通説となっています。
https://rnavi.ndl.go.jp/kaleido/entry/jousetsu15 …
相撲は昔からある格闘技であり、見せ物的な興業でもあったから軽く見られがちである、また他のスポーツ興業の隆盛に対抗しなければいけないなどの事情によって考えられたのだと思われます。
相撲に限らず伝統的な格闘技や武術は神道の儀式もつきものであって、相撲だけが特別というわけではないです。
日本の伝統的な他の武道でプレイヤーがなんと呼ばれているかを検討してみました。
剣道→選手 剣道家 剣術家 まれに剣士
柔道→選手 柔道家
柔術→選手 柔術家 柔術士
空手→選手 空手家
相撲→力士 相撲取りお相撲さんは愛称 アマチュア相撲は選手または力士
剣道に関しては江戸時代は「やっとう」(掛け声から)なんて言う呼びかたもあったようです。
また兵法(ひょうほう)兵法者などというのもあった。
剣道は武士、士農工商の士のものでもありましたから(ただし剣術道場への入門は武士でなくてもできた)それに対して「やっとうさん」などとは言いにくかっただろうと想像します。しかし武士・侍を「おさむらいさん」は実際そういう言い方はあったと思われます。
職業の呼びかたとして「お+扱っている職能+(や)さん」という言葉の作り方はあります。お医者さん、お百姓さん、おこもさん、
広辞苑では〈すもう〉相撲取の略、となってます。鷹匠=鷹飼、牛飼、鳥刺しなど。動詞の連用形で名詞として職業を表す言い方があります。「すもう」はすまう=争(すま)う の連用形すまいの転じた物とされていますので(広辞苑)そもそも「すまいとり」という連用形の重ねに違和感を感じたのかもしれません。
なお力士は江戸時代には階級としては職人というか町人の部類と思われます。太刀持ちなどというのはやはり興業的な権威付けの演出です。
http://kogotokoubei.blog39.fc2.com/blog-entry-22 …
相撲は見せ物的な芸能という側面もあって、つい最近まで筋書きというかプロレス的な決着というかいわゆる「八百長」のようなことははっきりとは言わないけれどあっても当たり前と考えられていたわけで、そういう意味でも「スポーツ」とは少し違うと考えられているふしもあります。
力士の大柄で目立つ外観からも「お相撲」というような少しユーモラスな少しかわいげな愛称があるのは自然なことのように思います。
イタリアで「corridore=走る人」を自転車選手の呼びかたとしているようなことはあります。
野球でもバッターとかピッチャーの誰々なんて言う言い方はなくもない。
写真を撮る職業の人を「カメラマン」会社員を「ビジネスマン」照明をする人を「照明さん」音声を録音する人を「音声さん」はちょっと近い言い方かなという気はします。
No.5
- 回答日時:
ノミノスクネ、ケハヤノ??、の時代は確か神事に深くかかわっていたと思います。
そして、そのころはスポーツ選手ではありませんでした。
したがって、なぜ現在のスポーツ選手と即対比するのかむしろ疑問に思います。
No.4
- 回答日時:
これは、野球やサッカー(蹴球)などと違い明治以前、江戸時代からあったものでその当時の唱え方が多少の変化をせながらも残っているからです。
今は、角力(すもう)取りとか力士とか云いますが、昔は競技も出場者も共に「角力」(或いは「相撲」)と云いました。それは例えば夏目漱石の「硝子戸の中」等にも出て来ます。
従って、「向こうから角力やってきた」等と云う表現も当時は可笑しく無かったのです。
只、現在では力士を「すもう」と云うのは呼び捨てにするようだと云う事で、「お」と「さん」と付す様になったのです。これは江戸時代には僧侶の中で「坊」を持つ事が出来る人を尊敬をこめて「坊主」と云って居たものが、今では「坊主」と云うと尊敬した事にはならず「お坊さん」と云え等と云われるのに似て居ます。
野球やサッカーなどの様に明治以降に入ってきたものや、明治以降に色々と改変されたものとは、唱え方に関する考え方や感覚が異なります。
御参考にならば幸甚です。
No.3
- 回答日時:
サッカーさんと呼ぶと作家さんと紛らわしいから・・・
かはさておき、
「相撲」には 1)相撲という競技 2)相撲取(の略) という2通りの意味があります。
「お相撲さん」と言った場合は、2)の相撲を取る人をさん付けにしたものです。
野球やサッカーは競技そのものの意味だけがあり、それをする人の意味の場合は「野球選手」「サッカー選手」などとなります。
No.1
- 回答日時:
>なぜスポーツ選手で力士だけはおすもうさんと呼ぶの?
↓
<私見>
それぞれの競技や種目に歴史・伝統が有りルールがあるように、特殊な呼称や専門用語が存在由来するのでは・・・
相撲力士への親しみを込めた呼び方→お相撲取りさんの省略・縮めた呼び方。
同様に、試合と言わず取組、競技場とは言わず土俵と呼ぶように、相撲には国技とも言われる如く、長い伝統と歴史が有り、他の競技以上に日本伝統の呼称や表現が多く存在し残っている。
<これは歌舞伎や文楽や浄瑠璃、能・狂言にも言える事だと思います>
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