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日本語を勉強中の中国人です。高杉良さんの作品を読んでみたいのですが、おすすめの作品を教えていただけませんか。初めて読むので、わかりやすいものが希望です。

また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

高杉良氏の作品は政界・財界・経済界に関する作品が多く、それらの世界の世に知られなかった背景や内情を描いているので楽しめます。

当然ですが小説としてフィクションの要素もあるので、読み手の知識や判断力次第で読後の満足感は大きく変わるでしょう。

sobatya_cnさんの日本語力でしたら、文章自体は難解なものではありません。

読者に求められるのは、小説の主題の“時代背景”についての知識です。
知識を持っていないと難解な場面や作品も多くあります。
政治・経済・財界に関するものは、事件そのものを知らないと読者としての興味が湧かない作品もあるでしょう。
実在の著名人の人間関係も多く登場するし、彼らの関係が主軸になる場合も多くあります。時代の価値観や物価水準なども分かっている方が望ましいと言えます。

★ちょっと変わった分野に主題を採ったもので、
sobatya_cnもご存じの日産自動車の労働組合を扱った作品。
主人公は貴国の官僚の横暴さを彷彿とさせます。
「労働貴族」 (講談社文庫)
  -転記-
  綿密な取材の積み重ねと作家の洞察が鋭く抉り出す落ちた偶像・塩路一郎氏の真実。
  労働者の間では「天皇」として恐れられ、「会社の発展」をめざすこと社長以上と
  いう、豪華クルーザーで美女と過ごし愛人を囲う「委員長」とは何か?
  何が彼をそうさせ、誰がそれを許したのか? その疑問を解く独自の記録小説。

★政財界からやや離れて企業人の起業/成功物語りの類。
背景を知らずとも素直に読み込んでいけば分かりやすく楽しめるでしょう。

「挑戦つきることなし」(講談社文庫)
   現在では当たり前の宅配便の嚆矢である大和運輸の創業からを描く。
   運輸省初め関係省庁との交渉など、小口配送の規制緩和の実現。
   ノウハウの無いところからの市場開拓からシステムの構築。
   今日のクロネコヤマトで知られるヤマト運輸を築き上げる激闘。  

「勇気凛々」(角川文庫)
   自転車の開発・輸入・販売業のホダカ物産が実名で描かれる。
   起業家としての苦労と成功、誠実さが人を動かす。
   後半は人物紹介風で読み物としてはややだれる。
   『高杉良経済小説全集』の月報に連載された小説。

「組織に埋れず (光文社文庫)」
   日本交通公社(JTB)の型破りな企業内起業家・大東敏治がモデルの成功物語り。
   JTB他、企業は実名で描かれる。

「青年社長(上・下)」(角川文庫)
   ワタミフードサービス(和民)の創業社長の立志伝
「新・青年社長(上・下)」(角川文庫)
  「青年社長」の続編。魅力的な社長の周りに集まる人物もやはり魅力的、
   彼らに焦点を当てている。

「不撓不屈(上・下)」(新潮文庫)
  国家権力に屈しなかった税理士の実話に基づく小説
  TKCの創業者飯塚毅氏が実名で描かれる。映画化2006年。

「挑戦 巨大外資(上・下)」(講談社文庫)
  外資系の1社で30年もCFOを続けた奇跡の人の物語。
  敏腕の日本人CFOが、アメリカ米国の会社の日本法人で本社の絶大の信頼を
  バックに活躍する話。組織の人間関係のゴタゴタを勝ち抜いていく。
  エンターテインメント。

その他にも多数ありますから 高杉良作品の書評などを参考に探せます。
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この回答へのお礼

ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。いろいろとても参考になりました。助かりました。

お礼日時:2015/01/02 11:52

「日本語を勉強中の中国人」という点をどう考えるかだけど・・・・



それを無視して良いのなら、金融腐食列島シリーズだね

当時の当時のことをリアルタイムで経験していると、なお一層作品世界に没入できるのだが


「わかりやすさ」という点では微妙
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2015/01/02 11:42

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