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前回 『烈破古今』の質問で回答をいただき解決しました。が 能楽師のHPには『烈古破今』
と同意解釈が出ておりました。これってどうしてでしょうか。単なる漢文表示の違いか
また 引用書籍の違いか 古典に詳しい方の ご意見とアドバイスをお願いいたします。

「仏教用語」の質問画像

A 回答 (3件)

昼間に回答したときから、これは気になつてゐました。

私の頭のなかには以前から「裂破古今」があつたので、それを回答したのですが、ネットで調べてみると、御指摘の「裂古破今」がたくさん出てきます。

「裂破古今」の場合は、「古」と「今」の境界をなくす、といふ意味だと私は思つてゐます。それに対して「裂古破今」は「古」も「今」も否定する、といふことになり、ある意味逆の解釈も可能です。否定しながらも、双方を立てる、と読めば、最終的には同じ意味ですけれど。私としては定家の『近代秀歌』の

「ことばはふるきをしたひ、こころはあたらしきをもとめ」

といふ表現が好きです。(『中世歌論書』岩波文庫 162ページ)

大蔵経データベースで検索しても「裂古破今」はでてきません。やはり佛教用語としては「裂破古今」なのでせう。どんな経緯で「裂古破今」といふ表現になつたのか、不明です。また調べてみます。ネットの情報は玉石混交がはなはだしく、ガセネタの受け売りも多いので、細心の注意が必要です。平日は仕事で回答できないかもしれませんが、何かわかればまた投稿します。詳しい人が回答してくださればよろしいのですけれど。能楽に詳しい西洋音楽の専門家の先生もいらつしやいます。
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この回答へのお礼

終始 お世話になりました。今回も、さすが只者では無い充分過ぎる誤回答で 有難う御座いました、
貴方様の指摘どうり能楽師のHPは境界をなくして云々の解釈でした。
私も貴方と同様 『烈破古今』の教えは 古今を超越した新しい心の見極めと 解釈いたします。
本当に勉強になりました。 機会がありましたら 又御鞭撻宜しく願います。

お礼日時:2015/03/23 18:55

たとえば



http://www.amazon.co.jp/やさしくわかる茶席の禅語-茶の湯-便利手帳-2-茶の湯%E3%80%80便利手帳%E3%80%80②/dp/4418103147/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1427038057&sr=1-1&keywords=裂古破今

のように、お偉いさんが堂々と出してあると
日本では、周りが言えないと言う状況が起きやすいですよね。

この方が最初と限るものではありませんが
まぁご愛嬌と言うことで。

裂古破今の方が、日本人には分かりやすい。
そう考える場合、あえて使うことも有りですかね〜。
言葉の正確さより、伝えたい意味合いの方が
比重は高い気がします。
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この回答へのお礼

御回答有難う御座いました。納得できました。
比重は高いでも 全然苦になりません

お礼日時:2015/03/23 18:33

訂正



比重は高い→比重は大きい

私も元々はアバウトなので、時々ボロが出ます(笑)
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