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はすみさんの本とか読んでると、よく表象の批判的なことを、言っています。いまいち表象の意味がしっくりいきません。わたしなりに定義してみると、リアルに対して、幻想に幻想を重ね、夢に夢を重ね、意味に意味の厚みをふやしていくようにしてつくられる表現それが、表象なのですか?教えてください。

A 回答 (3件)

#2です。


すいません、あんま推敲する時間がなかったもんで
誤字がいろいろありますが、何より
×デコントラクション は大きな間違いです。
○デコンストラクション が正解です。
日本では「脱構築」という訳語が与えられます。
デコンストラクション→脱構築は
まあ、響きもそれとなく似ているし、洒落てるね
などとよく言われるのですが
ハッキリいって「De-construction」のままのほうが
(construct:構築←→deconstruct:解体)
分かりやすいよね。
デコンストラクションの代表的な思想家はジャック・デリダです。
デリダを学ぶと(デリダの本は難しいのですが)
より詳しい理解につながると思います。
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ベーシックなレベルでの回答を試みたいと思います。



まず、背景として頭に入れておいた方がいいこと。
伝統的に西洋は(今ではほとんどの国がそうですが)
「実体」と「外観」
「モノそれ自体」と「その表象」
「思想」と「それを表現する記号」
とを区別して、物事を考えてきました。
このような思考法に基づくと
記号や表象は、実体や真理や観念に辿り着くための
方法であることになります。
しかし実際は、記号や表象自体が意味を産出したり
規定することがあり
実体や真理や観念が、記号や表象に絡めとられてしまうことがある
といったコトを示し、知識、主体、全体性といったモノに
疑問を投げかけてきたのが構造主義~ポスト構造主義という
思想の流れです。
蓮實重彦はこの流れに居る人です。

次に、表象の意味ですが
難しい哲学用語は英語にしてしまうと
大概、分かりやすくなります。
表象は「representation」です。
representation は sign(記号)と symbol(象徴)の
間(中間的な位置づけ)にあるような概念で
あるものを別なもので代表させるもの、とか
あるものを別のもので表現するもの、といった意味合いの下
幅広く使われるようです。

逆に言えば、表象から「あるもの(即ち、実体)」を読み込むのが
一般的な批評ですが
ポスト構造主義は表象と実体の関係を一旦解体(デコントラクション)
することで、表象と実体のせめぎあいの間から
どのように意味が産出されるか?を見ようとすることが
多いです。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございます。ソシュール言語学のソシュールが、名前というのは、実体や真理や観念の名前じゃなく、恣意性の制限である。それは、西欧の理性の自立性の根拠に対しての、批判である。というのを、丸山圭三郎の本で読みましたが、あまり理解できませんでした。

現在の自然破壊や、経済、科学を突き詰めると、必ず倫理性が破壊されます。経済の効率をマックスまで追求すると、アルバイトばかりの、セブンイレブンのように、倫理が破壊されます。この思考の元が、表象による思考方法じゃないかと、中沢新一が書いていました。表象批判、セール、ドゥルーズ、井筒俊彦、デリタを勉強してみます。

お礼日時:2004/01/22 22:00

門外漢ですが、目に見えるものは所詮表層だということでしかないということでしょうか。



言語も所詮、感覚というフィルターを通しているのであるから表層にすぎない。
しかし、所詮表層だと肝を据えると、本質を実感できる。
そういうことなのではないでしょうか。

記号論的な考えが底にあるのだと思います。

質問者がリアルというものについて考えて見る。
リアルという概念が虚妄であること。
そのことに思いをいたさないと、始まらないのだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。ちょっと参考になりました。

お礼日時:2004/01/22 11:06

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