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下記のpersiflierenといふドイツ語は、どんな意味合ひなのですか。独和辞典では「茶化す」となつてゐます。

「モリエールはたまたまあるときに起ったことだけではなくて、アリストファネスやセルバンテスのように永久に滑稽なもの、つまり人類の根本的な弱点をあざ笑ったればこそ偉大なのである。」
(ハイネ『ドイツ古典哲学の本質』伊東勉訳 第1巻 岩波文庫59ページ)

Darum eben ist Molière so groß, weil er, gleich Aristophanes und Cervantes, nicht bloß temporelle Zufälligkeiten, sondern das Ewig-Lächerliche, die Urschwächen der Menschheit, persifliert.
(Heinrich Heine, Zur Geschichte der Religion und Philosophie in Deutschland, Erstes Buch)
http://gutenberg.spiegel.de/buch/zur-geschichte- …

このハイネの言葉について、別に質問を立てたのですが、「あざ笑った」といふ訳語が、回答者に誤解されてしまつたのではないかと心配してゐます。これは文学の話であり、文全体の印象からは、いくらか重みのあるパロディーといつた感じで、私はたいした意味合ひがあるとも思へず、読み流したのですが、実際のドイツ語ではどうなのですか。誤解してゐるのは私なのかもしれません。ちなみに、もともとはフランス語で書かれたさうです。

A 回答 (6件)

ドイツ語版Wikipediaに、Persiflageの説明があります。

ちょっと訳しにくくて、荒っぽい訳ですが、次のような内容です。

Eine Persiflage ist eine geistreiche, nachahmende und oft auch kritische Verspottung eines Genres, eines künstlerischen Werks oder einer bestimmten Geisteshaltung allgemein. Verwendung findet der Begriff hauptsächlich in der darstellenden und bildenden Kunst, speziell in der Literatur und im Journalismus.
Persiflage(ペルジフラーゲ、風刺)とは一般的に、あるジャンル、またはある芸術作品、あるいは特定の精神態度に対する機知に富んだ、模倣的な、そしてしばしば批判的でもある嘲笑のことである。この概念の使用は、おもに演劇や造形美術、特に文学とジャーナリズムに見受けられる。

Form/形式
Die Form der Persiflage lässt sich gut mit den rhetorischen Strategien von Satire vergleichen, insbesondere mit den Stilmitteln der Übertreibung und Überzeichnung. Hier geht es also nicht um eine inhaltliche oder stilistische Transformation wie bei Parodie oder Travestie, sondern die geistreiche satirische Verzerrung von Inhalten, Themen oder Motiven steht im Vordergrund. Das dazugehörige Verb lautet „(jemanden) persiflieren“.
Persiflageの形式は、Satire(ザティーレ、風刺)の修辞的戦略、特に誇大、誇張といった様式の特徴的要素に匹敵する。つまりPersiflageにおいては、ParodieやTravestie(戯文)の場合のような内容的または様式的変換が行われるのではなく、内容、テーマ、モティーフの機知に富んだ、風刺的な歪曲が前面に出る。これに属する動詞はpersiflierenである。

Unterscheidungen/違い
Während bei der Parodie in der Literatur eine komische, übertreibende Nachahmung in der gleichen Form, aber mit lächerlichem Inhalt geschieht, ist die Nachahmung der Form bei der Persiflage nicht notwendig. Eine Parodie kann zum Beispiel darin bestehen, einen Text so zu verändern, dass man die äußere Form übernimmt, aber dem Text einen gänzlich neuen Inhalt gibt. Bei der Persiflage hingegen stehen eher die gleichen Inhalte mit kritischen Untertönen zur gewitzten und geistvollen Verspottung an. In der medialen Berichterstattung wird – oft zum Leidwesen der Künstler – fälschlicherweise kein Unterschied zwischen beiden gemacht.
文学におけるParodieでは、滑稽かつ誇張する模倣が、同じ形式で、しかし茶化すような内容で行われるが、Persifllageの場合は、形式の模倣は必要ではない。Parodieはたとえば、外的形式を借用する一方でテキストに全く新しい内容を付与することで成り立つことができる。これに対してPersiflageの場合は、むしろ同じ内容が批判的な調子を秘めつつ、抜け目なく機知に富んだ嘲笑へとつながるように出される。マスメディアの報道では――しばしば芸術家にとって残念なことに――誤った認識から両者の区別がつけられていない。

こなれていない訳で申し訳ないですが、Persiflierenは、結構微妙な意味の言葉です。

「花の美しさ」のスレッドは、あまりよく読んでいませんでした(この質問者もコメントがないですね)。あのような質問も答えにくいですね。どんな内容の文章に出てくるのかの説明もなく、前後の文章の引用もなく、ただあの言葉だけ出されてもどうしようもありません。回答No.4に小林秀雄に対する私の不信感をちょっと書きましたが、plapotiさんもお書きになっていますね。なぜ能の話、風姿花伝のあの個所から、「肉体の動きに則って観念の動きを修正するがいい、前者の動きは後者の動きより遥かに深遠だから、彼はそう言っているのだ。不安定な観念の動きを直ぐ模倣する顔の表情の様なやくざなものは、お面で隠して了うがよい」という話になるのかわかりません。上っ面だけ恰好のいいことを言っているような・・・
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哲学カテの休止にはいろいろな理由がありますが、そのうちの一つに、やはりあの方の件があります。モリエールのスレッドと七五調のスレッドで起きたようなことは、私は好きではないのです。質問者と話をしようとしているときに、別の人から直接私に向けられた回答を挟まれ、議論を要求されると、イライラするのですよ。そうでなくてもあの方の相手は大変です。直接話してくたびれたあと、別の人と話を始めようというときに追いかけてこられるのは、ちょっとかなわないのです。今だから言いますが、モリエールの時は、削除要請をしようかと思ったほどです。plapotiさんがそういうことを好まれないので我慢しましたけれど。しかし、最近は、gooはあまり御覧になっていないのでしょう。参加してもいいのですが、興味を引く質問がありませんねえ。
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この回答へのお礼

詳細な御回答ありがたうございます。ドイツ語原文への翻訳解説も助かります。

パロディーとの違ひは、そのとほりですね。私はいままで区別してゐなかつたのですが、分けて考へたほうが良ささうです。パロディーは形式の模倣で別内容、それはさうです。確かに違ひます。

>Persiflierenは、結構微妙な意味の言葉です。

このたびの文学カテゴリでの質問は私の失敗でした。みなさんに申し訳ないことをしました。

>この質問者もコメントがないですね

深く考へたい人でしたら、あんな質問はしないと思ひます。『風姿花伝』や能楽演目につきましては、またそのうち少しづつでかまひませんので、御教示いただければさいはひでございます。

>そうでなくてもあの方の相手は大変です。

これは、だれでもさうです。力がありあまつてゐますから。表現のわかりにくさはともかく、話の筋は通つてゐますし、面白い人ではあります。あめんほてぷさんの投稿がなくなつたのですが、Bさん相手でお疲れになつたのではないでせうか。

お礼日時:2015/04/20 20:49

テニスを見ていてこんな時間になってしまいました。


回答No.4を書いたあと、思い違いだったような気がして確認しました。奈良の寺(法隆寺)の門のことを書いて岡本太郎に批判されたのは、小林秀雄ではなく、竹山道雄でした(「日本の伝統」)。そのすぐあとに、別の話で小林秀雄が出てくるので、勘違いです。
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この回答へのお礼

1時26分ですか。もう熟睡してゐました。テニスがお好きなのですか。

竹山道雄は『ビルマの竪琴』もドイツ関連の書物も、何一つ読んでゐません。コメント不能です。機会があれば、1冊くらゐは読んでみます。御丁寧にありがたうございました。

お礼日時:2015/04/20 20:28

No.3を書いている間にコメントをいただきました。


小林秀雄は、高校時代教科書で読んだぐらいです。何となく不信感を持っています。なんでもないことを、たいそうなことのように書くのではないかと。「桜の美しさというものはない」とだけ聞くと、だまされまいぞと身構えてしまいます。平家物語をモーツァルトか何かと比較して、「短調で書かれている」とかいうのがありましたけれど、「長調のわけがないでしょう」と言いたくなります。奈良の寺の門について書いたものに対しても、岡本太郎からこっぴどく揶揄されていました。評論家とはそういうものなのかという不信感があるのです。これは、またそのうち、機会があったらお話ししましょう。
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この回答へのお礼

>なんでもないことを、たいそうなことのように書くのではないかと。

私も同じ印象です。丸谷才一さんを含め、多くの識者もそんなことを書いてゐるのを見ます。内容そのものは、それなりに納得できるのですが、論理性が欠如してゐて、論旨がなかなかつかめません。「花の美しさ」のやうな文言に興味をもつ人の気がしれません。名言を偉人の名前だけでありがたがつたり、科学用語をちりばめただけの文章を高評価したりする人と同類なのだと思ひます。小林秀雄うんぬんよりも、突飛な表現だけに焦点をあてて、本人の主張を無視するやうな、贔屓の引き倒しをしてゐる人がいちばんの問題です。

ちなみに私は、小林秀雄のモーツァルト論を読んでから、音楽の評論はほとんど読まなくなりました。

お礼日時:2015/04/20 20:16

>ねこさんまで、gooに見切りをつけて投稿をやめてしまひました。

今ブログに夢中のやうです。

私はまだ見切りはつけていませんが、今の状態では、回答したくても機会が少ないですね。ブログは私には無理です。毎日書くことはありません。それに、仕事柄、文章を書くなら本格的に書いて、然るべき方法で発表したい方です。
ねこさんの回答がなくなってから、哲学カテもほとんど見なくなりました。gooもさびしいですが、OKの方も、常連の人のワンパターンやりとりの連続で、完全に形骸化していると感じます。やっている方は面白いのかどうかわかりませんが、外から見ていても全く面白くありません。plapotiさんも、このところ哲学カテに対して、若干批判的なニュアンスのことを書かれているように感じましたが。
音楽の質問は、技術的な問題に関する相談系の質問に専門的回答を寄せても放置されたり、ほかの人の単純な回答の方がありがたがられたりするようで、あまり私が出ていく意義を感じません。
ドイツ語の質問はほとんどなくなりました、ドイツ語人口の少なさを感じます。
もう少し何とかならないのでしょうか。
そういえば、OKはまた改悪しましたね。質問の一覧から投稿者の名前を消したので、使いにくくなりました。いちいち質問をクリックして開けないと、だれのものかわかりません。サイトが重いので、表示に時間がかかります。
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この回答へのお礼

追加回答ありがたうございます。gooが分離してからは、質は無理ですが量だけでも貢献できるかと思つて、平日も質問を締めずにゐるのですが、お礼は遅くなりがちです。

>文章を書くなら本格的に書いて、然るべき方法で発表したい方です。

Tastenkastenさんの投稿は、論文になりさうな内容が数多く見られます。Q&Aではもつたいないのですが、私は気軽にただで読めますので、助かります。ほかにも幾人か学術的な投稿をなさる方がゐて、興味深く読んでゐます。

>このところ哲学カテに対して、若干批判的なニュアンスのことを書かれているように感じましたが。

少し前に、無理のないピアノの弾き方の回答を拝見しました。私は運送関係の仕事が長く、腰痛で悩まされる人をたくさん見てきました。余計な力が入りすぎて、自分の力で自分の体を痛めつける場合がほとんどです。Tastenkastenさんの御意見には納得です。Q&Aでも肩の力をぬいて楽な気持ちで投稿すれば、もつと上質な内容になるのではないかと感じる人がかなりゐます。

>ドイツ語の質問はほとんどなくなりました、ドイツ語人口の少なさを感じます。

英語カテゴリの質も落ちてゐるやうですので、私がドイツ語の質問をします。

>質問の一覧から投稿者の名前を消したので、使いにくくなりました。

これも困つたものです。ID表示について、だれかが苦情を出したのでせうけれど、迷惑なことです。たぶんストーカー対策なのだと思ひます。

お礼日時:2015/04/20 19:59

風刺というのは、愛情の逆説的表現でもあります。

人間の弱点をありのままに愛するから、風刺を通じて嘲笑するのですが、軽蔑ではないでしょう。逆説的表現は辛辣になります。ハイネ自身、風刺家です。「ドイツ―冬物語」は単なる叙事詩ではなく、祖国ドイツを風刺した作品です。plapotiさん向きかもしれません。
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この回答へのお礼

>人間の弱点をありのままに愛するから、風刺を通じて嘲笑するのですが、軽蔑ではないでしょう。
まさしく御指摘のとほりと存じます。これが現代日本では理解されづらいことでもあるのですけれど。『ドイツ―冬物語』は持つてゐません。ハイネなら詩も読んでおくべきですね。

小林秀雄「花の美しさ」についての質問への御回答を期待したのですが、やはり哲学カテゴリは休息中。小林秀雄の言葉はどうでもいいのですが、『風姿花伝』についてのお考へをまたそのうちお聞かせください。

御回答ありがたうございました。

お礼日時:2015/04/19 23:56

こんばんは。



先日からのいくつかの御質問は拝見しております。「人類の根本的な弱点」の御質問も、回答を書こうかと考えていたところ、三人の方の回答が立て続けにつき、私があくまでもハイネやモリエールを踏まえた回答を考えていたのに対して、皆さん違う方向の回答ばかりだったので、何となく場違いになるような気がして、そのままにしてしまいました。
岩波文庫版では、この部分に「モリエールの偉大なる点」と見出しをつけて分けていますが、原文にはそのような章分けはなく、全部つながっています。原文をお引きになっているので、すでにお気づきと思いますが、「人類の根本的な弱点」はdie Urschwächenと複数形になっており、一つの事柄を指してはいません。モリエールの「タルチュフ」やアリストファネスの「女の平和」なら、肉の問題、「タルチュフ」の偽善の問題、「雲」では、plapotiさん御自身がコメントでお書きになっていたように、知性の疑わしさもあるでしょうし、目先の利益のためにソフィストの詭弁を学ぶという、今の時代にも日常的に見られる愚かな行い、また、徳とか善など、立派な大義名分にこだわるあまり、それを守ること自体が目的になってしまい、矛盾した行いをする、など、大作家が喜劇を通して風刺してきた、人間の普遍的な弱点すべてを指しているのだと思います。ですから、私の見解は、ほかの方の回答や、関連して立てられた質問とは、全く違う視点になります。
本題のpersiflierenですが、「あざ笑う」という訳は誤訳とはいえませんが、誤解を招く危険はあります。手元の独和辞典には「風刺する、ひやかす」となっていますが、Dudenの辞書では、「etw. (durch Persiflage) fein, geistreich verspotten」となっており、「風刺を通じて、繊細かつ機知に富んだやり方で嘲笑する」という説明になっています。語源はラテン語のsibilare(→sifilare)で、ヒューと音を立てる、(口)笛を吹く、という意味ですね。いつもお話ししているように、西洋には風刺の文化とその長い歴史があります。そこを理解していないと、「ドン・キホーテ」を嘲笑ったという短絡的な受け取り方になります。もとはフランス語で書かれたということですが、ドイツ語のpersiflierenはフランス語のpersiflerに由来します。仏仏辞書では、まあ「あざ笑う」(se moquer, railler)と同義語のようには書かれていますが、「皮肉っぽい冗談、ひやかし」の意味の「文学的表現」となっています。
「ドン・キホーテ」は、昔から4巻の立派な本を持っているにもかかわらず、その長さのために読まずにきています。中学生のころ、リライトしたものを少し読んだことはあります。この「ドン・キホーテ」自体にいろいろな解釈があるので、風刺といっても、何に対する風刺かという問題があります。第一に、これは当時流行していた騎士小説のパロディーだといわれます。そして、騎士小説を読み過ぎるとこうなるという、当時の大衆の風刺とも受け取れますし、スペインの古い帝国主義への風刺とも考えられています。ほかにも、16世紀スペインのコンベルソ(カトリックに改宗したユダヤ人)の問題が風刺されているともいい、タルムードの風刺から、セルバンテス自身がコンベルソの家系ではないかという推測もあります。しかし、中心にあるテーマは、シェークスピアと同様、われわれの周りを取り囲むものの何が現実で何が夢か、そして、理想と現実の間の葛藤ということでしょう。ハイネがここで言及しているのは、おもに肉と魂の間の葛藤です。ですから、モリエールにしろ、アリストファネスにしろ、セルバンテスにしろ、そこで描かれる「人類の根本的な弱点」というのは、理想と現実の間でさまよい、振り回され、あちこちでほころびを露呈することと言っていいのではないでしょうか。したがって、ドン・キホーテという一人の人物を嘲笑したのではなく、ドン・キホーテも、われわれすべての人間と同様、理想と現実の間で迷いながら成長していかざるを得ない、ということになるのでしょう。
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Otolaryngologyの御質問にも、回答を書きかけていました。日本では事情が違うようですが、英語では、Otolaryngologyは、Otorhinolaryngologyの単なる省略形です。医学用語が一般の人にわかりにくいのは世界共通で、英語のネイティヴスピーカーも語源のギリシャ語を知っているわけではないので、OtorhinolaryngologyとOtolaryngologyは何が違うのかという同じような質問がQ&Aサイトにも出ます。さらに、英語のear, nose, throatを略してENTとも言いますが、「OtolaryngologistとENTは何が違うのか」という質問も出ていました。彼らもそれぞれの言葉の意味が分かっていないようです。

What is the difference between Otolaryngology and Otorhinolaryngology?
(OtolaryngologyとOtorhinolaryngologyの違いは何か?)

Otorhinolaryngology is the same as otolaryngology.(同じである)

http://www.differencebetween.net/science/health/ …


Otorhinolaryngology or otolaryngology? An etymological approach.

The investigation leads us to see which of these terms is the appropriate and etymologically correct one, and to support clearly the term "otorhinolaryngology" instead of "otolaryngology" and "otorhinolaryngologist" instead of "ENT."
(語源の調査は私達に、二つのうちのどちらが適切かつ語源的に正しいかを示し、Otolaryngologyではなくotorhinolaryngologyの語を、ENTの代わりにotorhinolaryngologistの語を明らかに支持させる。)

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15523463

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このところ、両サイトとも質問の量、質ともに低下が激しく、たまに回答しても大半は放置されるので、アクセスするのも面倒になってしまっています。先日、例外的に、美術の方で何度もやり取りをした人がいますが、これも「探し物」の質問でした。
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この回答へのお礼

御回答、まことにありがたうございます。期待してをりました。以前、枕詞の質問でハイネを出していただいたので、改めて読み直して、モリエールの話もあるので、質問にしてみた次第です。日頃、部分と全体のバランスの重要性について、偉さうに書いてゐるのですが、文章の一部引用の方法が適切でなかつたと反省してゐます。ドン・キホーテの質問に回答したあとで、ハイネの意図が伝はつてゐないのではないかと気づいたのですが、締め切られてゐました。

>大作家が喜劇を通して風刺してきた、人間の普遍的な弱点すべてを指しているのだと思います。
多くの例を挙げてくださり、ありがたうございます。私の質問は、まさにそのことです。

>いつもお話ししているように、西洋には風刺の文化とその長い歴史があります。
いつも教はつてをります。「あざ笑ふ」の訳語もそのやうな意味に受け止めてゐます。江戸文化に通じるものがあると思ふのですが、現代日本では忘れ去られてしまつたやうに感じます。『ドン・キホーテ』は読んでゐなくてコメントできないのですが、ハイネの文脈を分析なさつたTastenkastenさんの見方でまちがひなささうです。「理想と現実」たしかにさうです。

耳鼻咽喉科の解説もありがたうございます。結局は単語の中に鼻があるかどうか気にしてゐないのですね。日本語は漢字のおかげで「咽喉」はともかく「鼻」は子供でもわかります。訳も助かります。

ねこさんまで、gooに見切りをつけて投稿をやめてしまひました。今ブログに夢中のやうです。

お礼日時:2015/04/19 23:40

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