本を借りるときは、図書館から無料で借りる。
ビデオを借りるときは、レンタルショップから有料で借りる。
これが9割以上の人にとって普通になってますよね。
法律がどうこうというよりは、なぜ、どういう背景で、そういう世の中になっているかが、わかりません。
例えば、
文学作品や伝記を読むのはタダ。
文学作品や伝記を映画化したビデオを見るのは有料。
不可解です。
なぜ、これが普通な世の中なのでしょうか。
本の貸し出しが有料になったり、ビデオの貸し出しが無料になったり、色々な場合があったほうが、かえって、不自然でないような気さえします。
説明していただける方、いらっしゃいませんか。
No.11ベストアンサー
- 回答日時:
個人的な意見です。
ビデオやDVDなどの映像媒体の歴史が浅いからではないでしょうか?
例えば、昔は、文化に触れるには紙媒体しかありませんでした。
また娯楽に関しても、本が最も大きいものでした。
しかし、本は一般庶民からすれば高いものでした。
また、今のように印刷技術・物流が発展していない時代では手に入れることも難しかったのではないでしょうか。
そのことから、公共の福祉や文化水準の向上を考えると、
国や地方自治体がそういった場を用意したほうがよくなります。
そのことから図書館がうまれたのではないかと。
また本については、学術的な面もありますし。
(昔は識字率の向上などの面もあったのかもしれません)
逆に映像媒体は本に比べて歴史が浅いですよね。
また、本は歴史的経緯から、価値観など商業的・娯楽的側面が低いようにおもいます。
本と映像媒体の扱いの差といってもよいかと。
それらのことから、公共の観点から映像媒体の図書館といった位置付けのものがないので、
質問者さんの意図する、有料と無料といったケースがないのではないでしょうか。
著作権の概念が希薄だった時代に図書館制度ができているという経緯も大きいかとおもいますが。
個人的には今のままの図書館制度なら廃止してしまえと思っています。
著作権者に対する報酬というか保護がないシステムですので。
この辺は近年問題になっていますけどね。
ありがとうございます。
だんだん核心に近づいてきたような気がします。
やはり、ビデオは歴史的が浅くて、社会的地位が低いですね。
商業的価値や著作権者に対する報酬の件等々、ごもっともだと思います。
図書館からの貸し出し回数に応じて、ロイヤルティーが入るようなシステムは、実は、あって当たり前のことのような気もします。
一方、個人的に思っているのは、たとえば、NHK教育の理科番組みたいなのや歴史・伝記物のビデオが、図書館にずらーっと置いてあるといいな、と。
そういうのがあれば、月に何度も借りに行って、子供に見せるのに。
(プロジェクトXが、「子供に見せたい番組」No.1であるという調査結果が最近出てましたけど、私はあまり子供向けじゃないと思います。)
No.17
- 回答日時:
戦前戦後を通じて日本が貧しい時代がありました
印刷技術も現代とは比べようも無く未熟で手間もかかるものでした
従って庶民のなかでは書籍を比較的身近に感じていない人も多く生活していました
そんな折、国の政策や、教育者、文化人などが国民の素養の基本として学問が奨励されると共に、娯楽の少ない時代でもあったことから良質の娯楽として読書が奨励されました
しかしながら国民の収入が少ないためなかなか書籍を購入出来る家庭は限られていましたから国や自治体でせっせと図書館や学校などの公共施設には図書室が併設されました
こうして無償で読書が出来る環境が整えられました
一方ビデオは記録媒体として教養にも役立っていますが開発当初から娯楽の道具或いは器具として社会に提供されてきたことが新しい商業施設、ビジネスモデルを開発させたと思います
時はすでに貧しい時代を過ぎて世界有数の経済大国で国民の生活レベルも高くビデオデッキを各家庭が所有できる環境が有料のレンタル事業を発展させたと思いますが如何でしょうか?
この回答への補足
あらためて、この場をお借りして、皆様に御礼申し上げます。
皆様のご意見を拝聴し、私なりの結論が出ました。
1.ビデオは第一感、娯楽であると考えられていた
2.本のほうが歴史が古い
3.媒体・機器・保存について、本のほうが投資等の面で有意であった
皆様の一つ一つのご回答が参考になったのですが、規程上2名の方にしかポイントを差し上げられない非礼をお許しくださいませ。
No.16
- 回答日時:
こんばんは。
本・CD・ビデオ等を公立の図書館で借りる場合が常に無料な理由ですが、実は「図書館法」の中に
第17条 公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない
という一条があるからなのです。
本の盗難やページ切り取りなど、今日の利用者側のモラルの低下を考えますと、むしろ有料の方がいいのではとする向きもありますが、この法律が改正されない限り無理なのでしょうね。
ちなみに私立図書館も基本的には無料の所が多いですが、最初の利用カード作成のみ有料、という話はよく聞きます。
No.15
- 回答日時:
本は図書館で無料で借りられるが、ビデオなどはレンタルショップから有料で借りる、ことになっているのは、(sanoriさんの気持ちを裏切ることになりますが)法律の背景があります。
つまり、1984年に著作権法が改正され、その時に「貸与権」という権利が新しく認められました。つまり、著作権者はその著作物について「購入者がその著作物を誰かに貸しても良い」という権利を持ったのです。ただし、この改正時に「当分の間、書籍・雑誌には当分の間貸与権を適用しない」と定められました。
また映画(映像著作物)については貸与権は認められず、代わりに頒布権というのが認められました(頒布権は貸与権も含んだより広い権利です)。
これが基本的な理由です。
単純に言えば、図書館は貸与権が適用されていない書籍・雑誌を無料で貸し出すが、レンタルショップは貸与権料を支払うことで有料で貸し出すのです。(もちろん、貸与権料を払って無料で貸しだしても良いのですが、それでは営利企業としては成り立ちません)
公共図書館が無料でビデオなどを貸し出すことは可能ですが、おそらく、(税金から支出される)年間購入予算という制約からそう出来ないのでしょう。
なお、参考URLに貸与権について詳しく説明されています。
参考URL:http://copyright.jugem.cc/?eid=160
ありがとうございます。
昨年か数年前か忘れましたが、某有名企業が、「(このソフト媒体は)法律上、映像と見なされるから」云々の主張をして話題になっていましたが、このことに関連するのでしょうね。
No.14
- 回答日時:
だらだらと思いつくままに書きます。
日本で、一般の人が本を気軽に借りられる図書館という考え方が広まったのは、昭和40年代のことです。
それ以来、日本の公共図書館は館数、利用者数の面でも大きな伸びを見せます。利用者とその要求が増えるほど、図書館が必要とする資料費は増えていきます。
しかし、当然財政上の制約があるので、本以外の媒体の導入はなかなか進めることができなかったというのが、まず一つの原因ではないでしょうか。
(ちなみにこのような財政上の制約を考えると、著作権者への使用料等の支払いは、かえって図書館の購入冊数の減少を招き、一部著作者のみに収入が偏る現象を招きかねません)
また、過去に、公共機関が映像媒体を扱っていたことがないわけではありません。
「視聴覚ライブラリー」というものがあり、学校や地域団体の教育用に映画や8ミリフィルムなどの貸出を行っていました。
このように異なる機関が映像媒体を扱っていたことが、かえって図書館への映像媒体の導入を遅らせる一因になったのかもしれません。
また、もちろん、図書館員、または各利用者に、「印刷媒体至上主義」のようなものがあったのではないか、ということは、容易に想像できます。
それから、再生に機器を必要とすること、媒体の変化が激しいこと、保存が難しいことなどの要因も考えられます。
現状からみると、映像ソフトの場合、1つのソフトについて、短期間に需要が集中するというのも、図書館よりビジネスに向いている理由と言えるでしょう。
図書の場合でも、最近ベストセラーの複本購入が問題になっていますが、実態としては、それほどの冊数を買うわけにもいかず、多くの利用者が予約を入れて待っている状況です。また、ベストセラー以外の貸出の方が、当然多いのです。
映像ソフトの場合は、レンタル店の棚を見てもおわかりのとおり、新作は何十本と同じショップに並べられます(それでも待ちがでますけど)。利用者から見ても、有料でもすぐに見たいというニーズがあるわけです。
教育用ソフトなどの長期にわたって需要を見込める映像ソフトについては、図書館で扱うメリットはあると思います。
一方、貸与権が法制化されましたので、体制が整えば、ベストセラーなどを専門に扱う貸本屋(すぐ読める!)が現れてもおかしくないでしょう。
映像ソフトには、本ほどの多様性がない、というのも一因なのかもしれません。
ありがとうございます。勉強になります。
私自身のためになってしまいますが、箇条書きで復習させていただきます。
・映像媒体を扱っていた機関が不統一
・印刷媒体至上主義
・機器、媒体の規格変更
・保存の難しさ
・需要の期間集中
・映像には本ほど多様性が無い
ご回答を見て気づいたのですが、中古市場では、従来、ビデオよりも本のほうが圧倒的に数が多いですね。しかしDVDの中古は、ここ半年ぐらいで急激に増えてきました。
私の質問は現状についてのことなのですが、この先の展望を考えるに、映像のデジタル化によって、状況は大いに変わってくる可能性があるかもしれませんね。
No.12
- 回答日時:
#7です
>映画監督や俳優を目指す少年少女より、文学者を目指す少年少女のほうが偉いのだと、文部科学省が考えられていたりして・・・?
そんな考えはないと思います。
映画監督や俳優を目指す為に何が必要か。
それこそが、文学ではないでしょうか?
本には様様な者があります。歴史の本もあれば、心理的な本だってあります。
人間の心理や歴史をしらない人間が作った映画は、はたして、人間の心にどれだけ影響を及ぼし、その心に残るでしょうか?
他人の気持ちを知らない人間が、はやして名役者になれるでしょうか?
私は、なれないと個人的にですが思っています。
趣旨がはずれてしまい、申し訳ありません。
sanoriさんの疑問に対する答えは、すでに良い回答がでていると思います。
あ、申し訳ないです。
先程の、その1行は、やや戯れで例えを書いただけでして、完結した文章ではないです。
ただ、文学どうこうは置いておいて、物事の勉強方法が、文字からビジュアルに変わりつつあるのは事実だと思います。
例を挙げると、電気回路も、本を読むより、ビデオを見たり、さらには、設計するにあたっても紙をつかわなくなりました。
趣味の勉強では、将棋の勉強も、本や紙の資料ではなく、テレビ番組を見たり、パソコンを使うことが多くなってきました。
ビジュアルだけでなく、音もそうでしょう。
名曲は図書館に一式そろえるべきだと思います。
国語教育でさえも、音読した声を聞かせ、それを真似て反復練習させるのが、最近、重要視されてきています。良い文章かどうかは、上手に音読してみて初めてわかる、と。
すみません。自論をだらだら書いてしまいました。
No.9
- 回答日時:
私が居住している自治体の公立図書館では、本だけでなくVHSのビデオテープやCDも貸し出していますよ。
さすがに公立図書館ですから、人気アイドル物はほとんどありません。世界名作全集的な作品や古典芸能などのジャンルが目に付きますが、娯楽作品もけっこう有ります。職員の方にお話を聞いたかぎりでは、著作隣接権の関係で図書館で貸し出しができる作品とできない作品とがあるそうです。
質問者さんの地元の図書館では貸し出しをしていないのですね。もしも他の自治体や地区に通勤や通学していて、そちらの図書館では貸し出しをしているのでしたら、その地区の学校に通ったり企業に勤務していることが証明できれば図書館を利用できる場合があります。調べてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございます。
私の住んでいる、ごく近辺にも公立図書館があり、ビデオも置いています。
しかし、ビデオ本数は少なく、かつ、借りる人の率も低いようなのです。
私の質問は、なぜ図書館からもっと借りないのか、なぜ図書館はもっと置かないのか、ということも含むのです。
言い換えれば、なぜ、ビデオを借りるときに、9割以上の一般市民の目は図書館に向かないのか、ということです。
No.8
- 回答日時:
こんにちは!これはあくまでも私個人の漠然とした考えなのですが・・・。
図書館は確か古代ギリシャなどからたあったと記憶しています。
その頃は庶民まで学問が広く行き渡ってなかったでしょうから、強くてい良い国を目指し、
そのために良い人材を作るという意味で国などが公共でつくった施設なのではないでしょうか。
なので本=学問=知識人を作るために国が税金でまかなう=無料ということなのでは・・?
そしてその頃から最近まで映画というのは教養と言うよりも娯楽だったので図書館に配置されなかったのではないでしょうか。
現在では古典的な映画などは教養と見なされるので図書館でもおいておくところが増えたんでしょうね。
レンタルビデオは単に「あれ?映画って手軽に家で見られれば楽じゃーん」
「ん?一本いくらかで貸せばいい商売になるじゃーん」
と言うところに目をつけた人が始めた単なる商売ですよね。
マンガ本に目をつけた人は貸本屋をやってますし。
すでに図書館があったので普通の本のレンタル制というのは採算が取れませんからね。
・・・・てな感じで考えてます。
ありがとうございます。主観的なお答えも期待していましたので、うれしいです。
なるほど。国力増強のために図書館は必要だったわけですね。
レンタルビデオの商売の発想も、なるほどです。
ということは、やはり、本よりもビデオのほうが、歴史的に新しい分、ビデオの社会的地位が定着していないということなのでしょうかね。
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