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博多ラーメンと長浜ラーメンは同じものなのか、違いがあればどこが異なるか知りたい。

A 回答 (2件)

少し長くなりますが・・・



長浜ラーメンは「長浜で食されてきたラーメン」で、博多ラーメンとはその歴史も全く異なります。

博多ラーメンは明治時代に「博多水炊き」が新たに作られ、ナベを食したあとのスープに中華麺を入れて〆にしたことが始まりなので、基本はとんこつではなく、鶏がらスープのあっさりとした「しょう油ラーメン」が本当の元祖です。

その後とんこつもブレンドするようになり、形としては戦後博多ラーメンとして独立しました。

昔長浜の市場は博多下洲崎町にありましたが、その後現在の長浜地区に移転。その時から長浜ラーメンとしての、労働者のお腹を満たすことがまず目的のとんこつたっぷりで、茹でる時間がかからない細めんで、替え玉のシステムが出来上がりました。

時間が無い労働者のために、すぐに茹で上がる「細めん」になった長浜ラーメンなので、博多ラーメンは必ずしも「細めん」では無い、と言うことになります。

博多ラーメンの特徴は、ベースは鶏がらで、とんこつは臭みが少なく油が少ない背や頭の骨を中心に作ります。臭みを取る薬味は必ず「博多しょうが」を使います。

その基本を守り通している「トキワラーメン」が、中央区天神アクロス福岡前の、水鏡天満宮の横丁にありますがあれが元祖の博多ラーメンです。

長浜ラーメンや久留米ラーメンのようにナベを沸騰させず、じっくりと弱火で煮込みやや透明なスープを取り上げることにあります。

長浜はその逆ですね。
今は保健所の検査が厳しいので禁止されてますが、子供のころの「元祖長浜屋」などもドラム缶に豚の骨を目いっぱい詰め込み、強火でガンガン煮立てていました。

沸騰させて煮込むととんこつラーメン特有の、白濁したスープが取れます。

また博多ラーメンでも違う進化をしたものもあります。
これが博多大丸の前にある「赤のれん」で、赤のれんの本家は東区箱崎。

言わずと知れた九州大学のお膝元で、こちらは長浜の労働者とは違いますが、同じくお腹をすかせた学生さんのために、濃い生醤油ととんこつ仕立てでにんにくでせいをつけた、濃い味タイプの博多ラーメンが始まりました。

これには「博多しょうが」を一緒に煮込まないのですが、激しく沸騰させないのは共通事項で、博多しょうがを臭い消しとして煮込まない代わりに、食べた後口直しの意味で博多しょうがを使った「紅しょうが」をテーブルに添えるようになりました。

なので、紅しょうがはラーメンに入れるのではなく、ラーメンを食べたあとの口直しとして、少量を口に含み食べるのが本当の紅しょうがの使い方です。
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この回答へのお礼

大変貴重な情報をありがとうございました。勉強になりました。遅くなりましたが、御礼を申し上げます。

お礼日時:2015/06/11 17:19

長浜は博多という都市の中にある地域を指します。


簡単に言うと「名古屋手羽先」か「栄手羽先」の違いです。
ラーメン自体は90%同じと考えていいです。
しかし、博多ラーメンは店舗営業が多く、長浜ラーメンは屋台営業が
多いです。麺の堅さも後者がちょっと固い印象があります。
地元の人にはニュアンスの違いがあるかもしれません。
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