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「枕草子 うちとくまじきもの」の一節です!
(海はやはりとても気味が悪いと思うのに、まして海女が海に潜るのは苦しい所業だ。)から続き

腰につきたる緒の絶えもしなば、いかにせんとならん。

の部分なのですが、この「いかにせんとならん」は

どのようにしようとなるのだろう
から転じて
どうするというのだろう

という訳になるという解釈でよろしいでしょうか。
「いかにせん」と(格助詞)なら(成る)ん(推量の助動詞)と推測してみたのですが合ってますでしょうか。
ご回答のほどよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

「となり」は「と」(引用の格助詞)+「なり」(断定の助動詞)で、通常は「と言うのだ」・「という意味だ」のように訳します。

この場合は「いかにせんと(いう)ならん」と考えて、「どうしようというのだろうか」「どうしようというつもりなのだろう」と受け取ればいいと思います。

「絶えもしなば」の部分は
「絶え」動詞連用形(切れるの意味) 「も」係助詞(仮定する意味=でも) 「し」サ変動詞連用形 「な」完了の助動詞「ぬ」の未然形 「ば」接続助詞(仮定条件)で、

「もし、切れでもしたら」と訳せます。
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この回答へのお礼

「となり」の訳の慣例をお教え頂ありがとうございます。
おかげさまで知識を深めることが出来ました。

お礼日時:2015/06/05 13:19

合っていると思います。


個人的には、「いかにせんとならん」の直訳は、「なるのだろう」よりも「なるだろう」としたいところ。
「どのようにしよう・・・、となるだろう」という推量から、
「(もし、そういう事態になったら、本当に大変で、その場合、)どうするというのだろう、いや、決してどうにもなりはしない」という、反語としての解釈につながりやすくなる。
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この回答へのお礼

たしかに「の」は余計ですね。誤ってつけてしまいました。
お早い回答ありがとうございました。

お礼日時:2015/06/05 13:21

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