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銃の一種である機関銃は、スゴイ速さで連続で射撃できるんでしょうが、
どういう原理で、内部の仕組みはどうなっているのでしょうか?
電源やモーターなどの動力を使わず、なぜ次々と弾を打てるのか不思議です。
それとも、機関銃用の帯になった弾に、何かからくりがあるのでしょうか?
また、明治時代の機関銃(日露戦争でロ軍が使ってたものとか)と、
最新の現在の物とは、内部の仕組みや構造は違うのですか?

A 回答 (2件)

1)発射薬(推進薬)が燃焼することで、燃焼ガスが発生するが、体積にして数百倍以上に膨張する。


2)燃焼と膨張は小さな薬莢内で瞬間的に起きる現象で、薬莢内に収まらないガスは蓋(弾頭)を押し出す・・・これが、銃弾が発射される仕組み。
3)ガスの圧力は、弾頭を押し出すだけではなく、薬莢を押し返そうとする力にもなり、薬莢は銃のボルトを押し返す。
4)ボルトは交代する際に薬室(チャンバー)から薬莢を引き出す。
5)引き出された薬莢はエキストラクターに当たって、外に放り出される。
6)ボルトは薬莢を放り出して後退しきったら、バネ(リコイルスプリング)の力で前進する。
7)ボルトは前進するとき、マガジンの最上段にある弾を引っかけで、薬室に送り込む。
を繰り返しているだけ・・・この動作の仕組みを「ブローバック(BlowBack=直訳すると”吹き戻し”)」と呼ぶ。

>明治時代の機関銃(日露戦争でロ軍が使ってたものとか)と、
>最新の現在の物とは、内部の仕組みや構造は違うのですか?
最近は、ディレード(遅延)ブローバックなど、カムやローラーを組み込んで、ガス圧を制御する仕組みを持つ銃も増えているけど、「ガス圧利用」という基本的な動作の原理に変わりは無い。

>電源やモーターなどの動力を使わず、なぜ次々と弾を打てるのか不思議です。
車載、航空機搭載、艦載の機関銃には、チェーンガンやガトリングガンなどの電動や油圧モーター駆動の外部動力式機関銃も少なくない。
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>銃の一種である機関銃は、スゴイ速さで連続で射撃できるんでしょうが、



凄い速さというのは、弾薬の消耗も激しく、また命中精度を落とし銃の制御を難しくするので、まともな銃器は旧来から「いかに制御可能な速度とするか」を工夫しています。

>どういう原理で、内部の仕組みはどうなっているのでしょうか?
>電源やモーターなどの動力を使わず、なぜ次々と弾を打てるのか不思議です。

基本的には弾薬の発射エネルギーを利用します。銃身の一部にガスポートと呼ばれる穴を開け、その先にボルトと連結されたピストンを配置したり、弾薬底部にかかる反動圧を利用してボルトを動かします。ボルトにはスプリングが付いているので所定の位置に戻りますが、その際に発射済みの弾薬の薬莢を排出し、次弾を装填します。

これらの仕組みには幾つかありますが、書き切れないので、Wikipediaあたりで学習してください。ロングリコイル、ショートリコイル、ディレイドブローバック、リュングマン式とか、AK47、G3、M16とかのキーワードで相当するものが出てきます(実際、M16等をリュングマン式というのは語弊がありますが)。

フルオートというのは実は構造上は簡単なものです。一発一発止めなければフルオートになりますので。フルオートの設計の難しさは、軽量化、銃身交換の容易さ、そして射撃を途中で止めたときの防爆処理にあります。M60のようにマニュアルに「撃ち切れ」と書かれた防爆処理もあります。w

>それとも、機関銃用の帯になった弾に、何かからくりがあるのでしょうか?

機関銃は分隊や小隊の支援が目的ですから、ある程度の時間、弾幕を張ることが求められます。敵歩兵の小銃がボルトアクションであった時代には箱型弾装でも対処できたでしょうが、そうでなければ弾帯が有効です。

>また、明治時代の機関銃(日露戦争でロ軍が使ってたものとか)と、
>最新の現在の物とは、内部の仕組みや構造は違うのですか?

初期の手動のものを除けば、基本的な動作は変わりません。
もちろん、内部外部ともに小改良は沢山あります。例としては二次大戦まで多く採用されたラッパ型の制退器は実は制退器の役目を果たさないばかりか逆効果であることが戦後分かったので、形状が変わっています。
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