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百均で売ってある、除菌スプレーとパストリーゼなどといった少し高い除菌スプレーでは全く効果は違うものなのでしょうか?
百均の除菌スプレーを買うなら、ファブリーズやパストリーゼを買ったほうが効果があるのでしょうか?

A 回答 (1件)

「除菌スプレー」というのは、実は「ものすごーく広義」なんですね。


というか「除菌」という定義が。

例えば「アルコール製剤」としての除菌スプレーは、アルコールによる除菌効果を狙っているわけです。
グラム菌などの菌には有効ですが、ボツリヌス菌などには効きませんし、ノロウイルスにも効果ありません。
次亜塩素酸ソーダは、ノロウイルスの不活化には有効ですが、取り扱いに関しては注意が少し必要になります。

すべての菌を除菌するとか、死滅させるとかの薬品はありません。
ファブリーズなどは、どちらかと言うと「香水」の方に近い気がします。
パストリーゼという商品は、アルコール製剤のようですね。
効果のほどについては、私にはわかりません。

言えるのは「ケースバイケースなので、使い分けて下さい」ということですね。
塩化ベンザルコニウムとか、逆性石けんとか、様々な消毒用の薬剤とか、石鹸などもありますけど「これで安心です」と言えるものは「何も無い」んですよ。
菌は、どんな環境にも生育しているものであり、自らが住みやすい環境に応じて、数を増やしたり、消えてしまったりを繰り返しています。
その特徴を最大限に活かしたのが「発酵食品」で、日本酒などは菌の増減なくしては出来ないものなのです。

なので「除菌」という言葉に、あまり振り回されませんように。
何かが消えれば、何かが増える、というのが、菌の世界です。
あまりに菌を殺そうと躍起になると、単一菌が異常発生し、かえって重大な事態になってしまうこと(呼吸器感染症は特に注意です)もあります。
適度に清掃を行うことが、一番環境には優しいのです。
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