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素朴な疑問です。

心ない飼い主やブリーダーのせいで、殺処分される犬の話題などがあると、
「犬を飼いたい方はペットショップからじゃなく保健所で貰ってきて」
と言うような話が最後に付け加えられているのを目にします。

しかしながら、犬を飼いたい人が保健所から貰ってくるのが普通になってくると、ペットショップでは売れ残りが発生し、成長するに連れ利益低下、結果として殺処分へ流れていくような気がします。

犬を飼いたくて手に入れたい人が、どこで手に入れようと守れる命の数に違いが無いような気がします。

長期的に考えると、ペットショップで生体が売れない、ブリーダーが繁殖させても売れない、ブリーダーの繁殖数の減少、結果として失われる命の減少、となるのかもしれませんが…。
「保健所から貰って」はそこまでの事を想定して言われていることなのでしょうか?
単に目の前の殺処分から救える命を救いたいというだけなのでしょうか?
それとも何か他の考えからなのでしょうか?

A 回答 (6件)

ペット流通業界には色々な動物福祉の問題点が多くあります、例えば仔犬を産まされ続ける母犬の問題や早期母犬剥奪の問題、競り市や長距離移動の問題、売れ残りの問題 あえて私が心が痛むのは母犬の問題ですが、、そもそもこういった問題を問題と思う人たちは、生体販売自体に反対しています。

なのでもっと大きなことを考えて、集約されたのが“保護犬を迎えてください”ということです。時代はかわり、山は動きつつあります。
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>犬を飼いたくて手に入れたい人が、どこで手に入れようと守れる命の数に違いが無いような気がします。



これは明らかに違います。


目の前にベルトコンベアーがあり、犬が乗ってきます。あなたの目の前で止まりました。
この犬を取ると、ベルトコンベアーが動きだし、次の1匹がまた目の前にきます。
ベルトコンベアーの上の在庫犬がいなくならないように、10匹後ろあたりで、繁殖されています。
目の前の犬を誰も取らなければ、動きません。つまり  10匹後ろあたりで、繁殖されません。

それでは、どこで可愛い犬を買えるのか、というと、

純血の犬を手に入れたい人は、
正しい繁殖を行っているブリーダーを探し、連絡をとらなければなりません。この時点で相当に時間がかかります。思いつきで飼おうとした人はやめてしまうでしょう。
それに、このブリーダーは犬を大切にしていますから、いくら買いたいと言われても、誰にでもすぐには売りません。飼い主となれる人間かどうか、飼い方や育て方もしっかり確認されます。また、すぐではなく、予定に合わせて犬を迎え入れる準備をまずしてから、という手順になります。

悪質なブリーダーは、今まで、繁殖に失敗し規格外の犬ができたら安くしてオークションに流し、どっか知らないところでなんとか買ってもらえたのに、ペットショップがなくなったら、オークションもすたれ、直接販売しかできなくなります。たまに無知な客がきて、なんとか売りつけることができても、そううまく無知な客ばかりきてくれません。賢い客は買わないで帰っていきます。それでは数がさばけません。

今までは失敗した子を行政へ連れ込めば処分できたのに、今はそれもできません。
山川に捨てると、たまに見つかってしまいます。大量に捨てることが難しくなります。

失敗した子犬がどんどん余っていき、餌代がかかり、手に負えなくなります。
処分費用も今までよりは高くなりますし、普通の獣医なら頻繁に大量の安楽死の手伝いはしてくれません。
今までのようにやたらめったら数をさばけなくなり、儲かりません。
悪いブリーダーは自然に廃業していきます。


今現在、日本ではどうかというと、ペットショップという名の「犬ベルトコンベア」が、
日常のふとした場面で目につくところに置いてあり、そのときの気分で欲しくなってつい手に取ってしまうこともあります。
何の準備もいりません。犬と一緒に他の道具もその場で全部購入できます。お金がなければローンでも買えます。
家に帰って、2、3日たつと、可愛いと思ったものが、実はうるさかったり、臭かったり、よく調べると、同じ種類の犬に比べて異常に大きかったり、小さかったり、鼻が長かったりすることに気づきます。よく考えたら、猫がよかった、なんてこともあります。

こういう「衝動的に無責任に思いつきで買える環境」は「捨てる可能性の非常に高い母数」を増やすことになります。

ペットショップに行った際「なかなか売れないんです、よかったら安くしますよ」と言われたことがあります。
JKCの(他の団体でもそう大きくは変わりません)規格から著しく外れた犬でした(生後6ヶ月ほど)。市価の半値以下で売られており、さらにまだ値引きする、というのです。

自分たちでそういう環境にしておきながら、「あんたが助けてあげないと、死ぬかもよ?」みたいな言い方をしてきます。その可愛い命のうしろに無限の可愛い命が死んでいくのが見えるので、
私は目の前の1個をとって、ベルトコンベアを動かしたりはしません。

ペットショップには、正しく販売しているかどうかを見に行っています。
売りつけようとする店員も大変多く、知識も浅い。犬についての情報(父親、母親など)は血統書以外ほとんど皆無。何のつもりか、寿命も8割くらい短く話したりする。「早く死ぬよ、そんなに何年も負担ないよ」と言いたいのか。それとも、血統が悪いから、そんなに持たない子なのか。



保健所の1匹を助けることは、ペットショップと同じ1個の命を助けているのではなく、
何百匹、何千匹もの生まれて捨てられる命を予防し、減らしていることになります。

逆に、ペットショップで目の前の1個の命を助けたことで、
死ななくて済んだ何千匹もの命を産ませ、死なせる原因を作っている、ということがわかります。
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そこまで想定してはいないのでは。

保健所の犬は命の期限が切られていますから、とりあえずそっちを救いたいということで・・・・・・。短期的には、確かに保健所の犬が一匹救われたら、ペットショップの犬が一匹売れ残って・・・・・・ということになるのかも・・・・・ジレンマですね。海外ですけど、どこかの国で「犬は保健所でもらうのが普通」って言ってましたけど、保健所の犬はどこから来たのかなぁと思いました。保健所から?その前は・・・・・?
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お望みの回答ではないでしょうけど。



>そこまでの事を想定して言われていることなのでしょうか?
>単に目の前の殺処分から救える命を救いたいというだけなのでしょうか?
>それとも何か他の考えからなのでしょうか?

詳しくはそれを書いた本人かそれに関わった関係者のみぞ知る、でしょうけど。


>しかしながら、犬を飼いたい人が保健所から貰ってくるのが普通になってくると、
>ペットショップでは売れ残りが発生し、成長するに連れ利益低下、結果として殺処分へ流れていくような気がします。

そうなるでしょうね。でもたぶんそれは一時的なことで、儲からない商売は淘汰され消えていくので、やがて
意味のない繁殖はなくなり、従ってこれに伴う殺処分もなくなるでしょう。

対して、ペットショップが継続し、保健所からもらってくる事が少ないorなければ、
保健所での殺処分も継続します。
ペットショップで買った人が絶対捨てない、のならばこの限りではありませんけど、
現状がこのまま続けば、現状の殺処分数同じく続くことになるんでしょう。

という訳で、殺処分数量によっては「保健所でもらって」を推す理由はわかる気がします。
ほかによい方法を思いつくならぜひ提案しましょう。
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もしペットショップから買うよりも保健所から貰う人が増えてきたらそういう問題も出てくるとは思いますがおそらくそうはならないだろうなということを前提にして言っているのではないでしょうか?



ペットショップの犬たちはまだ小さくて可愛くて血統書もあるいい犬たちです。
ほっといても売れていくでしょう。
でも保健所の犬たちはすでに成犬になっていたり毛並みもボサボサだったり条件は悪く貰い手がすぐ見つかることは難しいです。
また期限が来ればガス室です。
命の時間がわずかしかないのです。
だからペットショップの犬は貴方が買わなくても他の誰かがかってくれる。
もし良かったら保健所の犬を1匹でも助けてあげて下さい。
ということなんだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ペットショップの犬も血統が良く売れる可能性が高いので、飼い主が現れる可能性が低い保健所の犬を迎えて救ってください、という事ですね。
殺処分をテーマとする視点だと、処分される命を救うことを優先したくなるということでしょうか。

お礼日時:2015/07/29 18:53

一言ではなかなか回答しづらい問題ですが、


長期的に悪質なブリーダー、ショップを減らすという目的もあるでしょうし、
あと、ショップよりぎりぎり(期限が決まっており、引き取り手がない場合処分が確実)で、
売れ残りで殺処分されるかどうか. . . という流れよりもかなり確実に「処分」が決まっている犬をできたら助けてあげてほしい、というのもあるでしょう。
なので「目の前の処分から救いたい」という気持ちは大きいと思われます。人それぞれでしょうが。

私が、もしどこからでもいいなら、保健所とか里親としてもらうという手もある、
と人に勧めるとしたら、「犬や猫がほしいなーと思ったとき、譲りますなどというチラシを見ない限りは、
店で買うしかよくわからない」という場合も結構聞いたことがあるので、
知らなくて、血統書にこだわりがない場合は、「こういう方法もありますよ」という提示のつもりで
はなすとおもいます。


いまショップにいる犬(猫)それ自体には罪はないのですが、
日本国内にいる同じ種類の犬(猫)の掛け合わせでの遺伝子疾患の出やすさとか、
過度に純血種(もしくはハイブリッド等と呼ばれる、
人気の種類を掛け合わせて売れ筋を作り出したミックスタイプ)を好んだり、
より小さなもの(幼いもの)を好むという流れを変えてほしい、という願いもあるのでしょう。

それは、店やブリーダー側の責任というだけではなくて、消費者の嗜好の問題もあるとは思います。
統計を取ったわけではないですが、猫の場合外で暮らす野良猫、捨て猫などで手術をしてない猫も多く、
結果ミックスはとても多いわけですが、(大きさも犬ほどはバラツキがありませんが)

犬の場合その辺をさまよっていると狂犬病その他の問題から
捕獲されますよね。だから、昔のようにはたぶん、その辺を犬が多数歩き回っているという事は
ないでしょうし(場所によるでしょうけども)
あと、犬の場合種類によって大きさがかなり違ってくるため、賃貸や、マンションなどの場合
「小型犬のみ可」となっていたりもしますので、
それだと結局、一番手っ取り早くどんな犬か分かっているという意味でショップで買うのが早いのはわかります。
大人になっていて、捨てられたりしていた小型犬もたくさんいますが、
子犬から飼いたいというと、ショップやブリーダーというほうが楽だし数も多いし、選択肢も増えるけれど、
ひょっとしたら「保健所から」というかたにとっては、
幼い犬嗜好の強い日本のあり方を憂慮されてるというのもあるのかもしれません。

もしも「飼いたい人が保健所から貰ってくるのが普通になってくると」
ショップ自体へるでしょうね。ブリーダーは. . . ショップから買わずにブリーダーからという流れが
変われば、そちらも減るかもしれませんが. . .
転倒でショップに生体を並べているのがほとんどない国でも、ブリーダーはいたりしますので。

現時点でも、いずれにしてもショップでは「幼い、売れ筋のかわいい幼い犬(猫)」でなくなったものが
出る場合も多いですから、「うちの店では売れ残りは出ません」というところもあるのかもしれませんが、
だいたいにおいて売れ残りは発生してるでしょうし、現に成長すると値下げもしますし、
実際購入されたというかたから、大きくならないようにまだ幼いのに、餌をコントロールされたりしていたので
体が極端に小さかった、痩せていたという話などをきいたことがあります。

散漫な文章になりましたが、

●目の前の処分から救いたいという気持ち
●長期的に悪質なブリーダー、ショップを減らしたい
●保健所というルートがあることを知らない人に告知したい
(これは、質問者様も「よく聞く」と書いていらっしゃいますが、それを頻繁にあちこちで数多くの人が
言わねば、知らないことも考えられますし、まだ知らない方もいらっしゃると思いますので、
いう事で「あ、そういうのもあるんなら」って思う方が少しでもいたら有効でしょう)
●より小さなもの(幼いもの)を好むという流れを変えてほしい
●ショップで買うより大変だけれど、その手間をかけることで、簡単に捨てない事、
命が大切であること、一生責任を持って飼育することなどを考えてから飼ってほしい
(ショップで衝動買いして捨てた、という例をけっこう聞きます。
ショップで買ったから責任感がないというわけではなく、
すぐに捨てるようなひとでも安易に購入しやすい形態ではある、ということです)

など、ほかにもあるとは思いますが長くなったのでこの辺で。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
生命に対する視点、商品としての視点、などなど、複数からの視点で考えなければならず、これが「善」というようなところまで考えがまとまりません。
殺処分をテーマとして話をするからこそ、数日で失われる命を救うという気持ちが強くなり、「保健所から貰ってくる」という事を特に推したくなるのかもしれませんよね。

お礼日時:2015/07/29 18:38

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