【大喜利】【投稿~9/7】 ロボットの住む世界で流行ってる罰ゲームとは?

下記の文は11月6日のnhkのネットニュースから見つけました:

完成した装置は「重力波望遠鏡」と呼ばれ、長さ3キロある2本のパイプがL字型につなげられていて、この中でレーザーを使って精密に距離を測ることで、重力波による空間のゆがみを捉えます。

文法ではどのように、つなげられていて、が説明できるのか教えてください。
この文での、つなぐ、つながれる、つなげる、つなげられる、の主語、目的語の関係を知りたいのです。自分で考えているの分からなくなりました。

研究者がパイプをつなぐ、そして、
パイプがつながれた(受け身)、
パイプをつなぐことができた(可能)ので つなげる、
パイプがつなげられた (受け身+可能)

で正しいのでしょうか。

A 回答 (9件)

再度「つなぐ」と「つなげる」について



○ 「パイプがL字型につなげられていて」という最初の文がおかしいのです。この文は「つなげる」+「られる」(受け身形)+「ている」(アスペクト)という形になっています。やはり問題は「つなげる」の使用です。これを「パイプがL字型につながれていて」としたほうが明らかに単純明快です。ただ、それはさておいて、No.6の方がおっしゃるように、「L字型につなげられていて」は、「つなげる」(他動詞)+「られる」(受け身)であり、この場合は「可能」の意味を持たないことは明らかです。

 質問者が挙げられた「パイプがつなげられた」(受け身+可能)について、わたしが
  「三つ目は『可能動詞』の『受け身形』と考えるのがいいでしょう。」
と答えたのはうっかりミスでした。「可能動詞」の受け身形は使用できません。(山に登れられた→×)

○ さて、前回の回答で「つなぐ」に対する「つなげる」の出現を古い時代における「四段活用」と「下二段活用」との併存(「分く」・「頼む」が「四段」「下二段」の二つの他動詞が存在した)と同じように考えたことを訂正しました。そして「つなぐ」という他動詞に、「つなげる」という新しい他動詞が加わったと言いました。その「つなげる」がどの程度新しいかというと、江戸時代以後という説もあります。江戸時代といえば、言語学的にはほとんど近代語が成立した後と考えていい時代です。古語と現代語との区切り目を「室町時代」を境にして考える人が多いようです。「つなげる」が室町期に使われ出したら、古語辞典などが取り扱っているはずです。その用例がないことから江戸時代もかなり後期、あるいは明治に入ってからではないかと考えます。
 ただ、No.6の方がおっしゃる「文語活用形辞書では つなげる は つなぐ の口語形 だそうです。」は明らかにおかしく、「つなぐ」という語は現代の口語の中においても、主役としてその地位を占めています。「駅伝でタスキをつなぐ」「男女が手をつなぐ」

 この前引用した「青空文庫」から検索したものを再度引用します。

1.この上は結婚なり。猿猴のよく水に下るは<つなげる>手あるがため、人の立身するはよき縁あるがためと 徳冨蘆花「不如帰 小説」
2.のかつて片岡川島両家を結びたる手もて、今やその<つなげる>糸を絶ちくれよとは! いかなる顔のいかなる口あ 徳冨蘆花「不如帰 小説」
3.所へ押しかけ、閉めるのは勝手だが、俺たちの命が<つなげる>方法を講じろと迫った。会社ではあわてて、一策を 宮本百合子
4.にすむと、土地の名によって、地方取引先の信用に<つなげる>ので、この大店の中にあって、びっくりするような 長谷川時雨「旧聞日本橋 21 議事堂炎上」
5.続することができるし、漫画家は執筆によつて命を<つなげる>し当局は取締りの余地をのこした、教育者、児童心 小熊秀雄「小熊秀雄全集-19 美術論・画論」
6.葉だろうと思う。塩と水さえあれば、ともかく命が<つなげる>。人類の集落は、いつもきっとただの水のほとりに 宮本百合子
7.ロットの方を見つめきかくて その日のくれがたに<つなげる>くさりを解きて 姫は舟底に 打臥しぬ滔々たる河 アルフレッド・テニソン「シャロットの妖姫」
8.つもりでございましたが、この心が落着きません、<つなげる>駒、伏せる鼠でございます、この通り、四面水を以 中里介山「大菩薩峠 38 農奴の巻」
9.るまでのことさ。万一、ここんところ暫くこの首が<つなげる>ものなら、なにもこんな罪な真似をしなくとものこ 中里介山「大菩薩峠 38 農奴の巻」
10.もの」 藤井の叔父と尨犬の皮、この二つの言葉を<つなげる>と、結果はまた新らしいおかしみになった。しかし 夏目漱石「明暗」
11.せよ 七〇―七二あわたゞしき魂よ、頸をさぐりて<つなげる>紐をえ、また笛のその大いなる胸にまつはるをみよ アリギエリ・ダンテ「神曲 01 地獄」
12.多少はすすられたにちがひないしかし涎と鼻水とで<つなげる>愛は新婚三ヶ月位の間だけだらう貴女がオムツの数 小熊秀雄「小熊秀雄全集-13 詩集(12)その他の詩篇」

 この中に見られる「つなげる」は3種類あります。
  A.「つなげる」(他動詞) B.「つなぐ+り」(完了) C.「つなげる」(「つなぐ」の可能動詞)
用例を三種に分類してみます。

 A.「他動詞」 2.10.
 B.「つなぐ+り」 7.8.11.
 C.「つなぐ」の可能動詞」 1.3.4.5.6.9.12.
 
 この分類が正しいかどうかは問題があるかも知れません。ただ、言えるのはすべてが「他動詞」ではないだろう、ということです。

 なお、「可能動詞」の存在を信用されない方もいらっしゃるかも知れませんので、その場合は「大辞林」をご覧ください。「つなぐ」の説明の最後に「[可能] つなげる」とはっきり書いてあります。可能動詞は五段活用に存在するとわかっているのに、なぜ「大辞林」が一つ一つ書いて居るかというと、実は「五段活用」であっても「可能動詞」が存在しない例があるからです。(例 降る→「(雨が)降れる」× 照る→「(日が)照れる」×)

 前回も紹介しました、「KOTONOHA」(少納言)での検索(下記サイト)
 http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_result

そこでも、「つなぐ」の方が多数派ですが、「つなげる」も224例見つかりました。使い方は微妙で、絶対「これしかない」と思うものも確かに存在します。しかし、使い方がどうかなと思えるものも含まれています。

○ 「つなぐ」と「つなげる」の意味の違い
 この二つを置き換えることは可能かというと、すでに挙げた「手をつなぐ」などは、無理だと思うが、翻訳者として有名な人が「手をつなげる」と訳している例があるそうです。
 「つなげる」を使いたい気持が分かるのは、ある方法を別の範疇に転用して生かしていくというような、微妙なニュアンスを持たせる場合、積極的な動作を意味する場合につかいたいという気持があるように思います。しかし、この「言葉の揺れ」はなかなか落ち着きそうになく、次のサイトなどを見るとそのことが分かります。
 http://kotobakai.seesaa.net/article/8186937.html

○ 質問者へ。本来の質問にはこの「つなげる」という語は念頭に無かったと思いますが、話の成り行きでこんなことになってしまいました。
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>これ本気ですか?


会話でも口語形じゃない方が主役であることが多いですよね。
「つまらない」と「つまんない」(口語形)で考えてみてください。

 こちらからも「これ本気ですか?」といいたいですね。「口語」とは「話し言葉」のことですよね。「つまんない」は「つまらない」の音変化(方言といってもいい)に過ぎません。どんなケースでも「つまんない」ばかり使っていると、恥をかくこともありますよ。(学生時代ならそれで済ませられるでしょう)もっとも、「口語」「文語」を「現代語」と「古語」の意味で使ったり、「話し言葉」と「書き言葉」の意味でつかったり、一定しませんが。どちらの意味でも、「つなぐ」は「口語」で使われます。
 コメントしたのは、こんなことを書く目的ではなく、現代語における「二つの自動詞」「二つの他動詞」の例を考えてみました。以下はその一部の引用です。(参考までに)

動詞   活用 自他 可能動詞    例
………………………………………………………
吹く   五段  自   無    風が吹く
〃    〃  他  吹ける   笛を吹く
  (「吹く」は自他同形です)
折る   五段  他  折れる   枝を折る
折れる  下一  自        枝が折れる

向く   五段  他  向ける   横を向く
向かう  五段  自  向かえる  東京へ向かう
向ける  下一  他        目を向ける

つなぐ  五段  他  つなげる  手をつなぐ
つなげる 下一  他        成功につなげる
つながる 五段  自   無    首がつながる

自動詞・他動詞の区別をはっきり書いている辞書は少なく、一般に使われる辞書で私が所有するのは、「広辞苑」しかありません。また、可能動詞を詳しく記しているのは「大辞林」だけです。「可能動詞」を「無」としたのは、当然「五段動詞」に限ります。
「可能動詞」は「下二段活用」ですから、「自・他」のどちらかに重なっている例が多いようです。
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>ただ、No.6の方がおっしゃる「文語活用形辞書では つなげる は つなぐ の口語形 だそうです。

」は
>明らかにおかしく、「つなぐ」という語は現代の口語の中においても、
>主役としてその地位を占めています。「駅伝でタスキをつなぐ」「男女が手をつなぐ」

これ本気ですか?
会話でも口語形じゃない方が主役であることが多いですよね。

「つまらない」と「つまんない」(口語形)で考えてみてください。
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誤り。



「L字型につなげられていて」に「可能」の意味が含まれていない
ことは明らか。

大辞林では

つなげる - 結びつけて一続きにする

文語活用形辞書では つなげる は つなぐ の口語形 だそうです。

ただ「L字型につながれていて」ではあまりしっかり
接続出来ているかんじがしないですね。

「L字型につなげられていて」だと、ある程度しっかり
工事した印象が伝わるので、微妙に意味が違いそうです。
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「つなぐ」


「つなげる」

 ほぼ同じ意味の他動詞が2つあります。
「つなげられる」は「つなげる」可能の意味にもとれるかもしれませんが。実際には「つなげる」の受身です。
 このあたりは先行コメントを見てもわかると思います。
 自動詞と他動詞の関係は多彩です。「つなぐ」の場合は、「つながる」というひとつの自動詞に対して、2つの他動詞が存在します。
「つなげる」が「つなぐ」の可能形にも見えるのでややこしいのですが、別の動詞です。 
 下記の質問サイトの回答を加工して引用します。

つなぐ(他)→つながる(自)
つなげる(他)←つながる(自)

 このような自動詞と他動詞の組み合わせのパターンはいくつもあります。非常に複雑な関係なので、簡単には説明できません。
 よく使われるのは、「抜く」「抜かす」(他動詞)と「抜ける」(自動詞)でしょうか。
 この場合は、「抜く」の可能形にも見える「抜ける」が、別の自動詞でもあります。

抜く(他):抜ける(自)
抜かす(他)←抜ける(自)

 この問題に関しては、Yahoo!知恵袋の「知恵袋マスター」のfontomanieさんが深く研究なさっています。
【よく「抜かされる」という言い方をしている人がいますが、正しいのでしょうか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …

 個人的には、「抜く」と「抜かす」に大きな違いがあるとは思いません。↑のYahoo!知恵袋のBAは単なる主観にしか思えません。
 詳しくは下記をご参照ください。
【「抜く」「抜かれる」vs.「抜かす」「抜かされる」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1032. …

「つなぐ」と「つなげる」にも、大きな違いがあるとは思いません。
 その点では、No.3の〈この二つの意味はそれほど違いない〉に賛成です。
 質問の例文の場合は
「L字型に{つながれて/つなげられて}いて」のどちらでも同じ意味で使えます。
 受身ではない形にして「L字型に{つないで/つなげて}いて」も同様です。
 ただし、文脈によっては違いが出ることもあります。
 No.2にあげられた「犬がつながれていて」の場合は、「つなげられていて」にすると不自然です。
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訂正です。

前回「つなぐ」「つなげる」の二種の他動詞について、書いたことは誤りでありました。「開(あ)く」・「伝(つた)ふ」などは、「四段」「下二段」の二種の活用を持ちますが、その差は「自動詞」「他動詞」の差であります。一方「頼む」・「分く」などは同様に二種の活用を持ちますが、その二つはいずれも「他動詞」です。後者の例を「つなぐ」と同様だと認識したのが誤りでした。というのは「つなげる」という語は実は古い語とは考えられず、むしろ現代に入って使われ出した。新しい語であることが分かりました。
 「つなげる」の用例を、「青空文庫」で検索すると、12例見つかりました。ところが内容を見ると、「つなげる」という他動詞で使ったと思われる例ははっきりせず、たとえば次の例
  この心が落着きません、つなげる駒、伏せる鼠でございます、この通り、四面水を以 (中里介山)
この場合は明らかに「つなぐ+り」…「つないだ」の意味であり、
  万一、ここんところ暫くこの首がつなげるものなら、なにもこんな罪な真似をしなくとものこ (中里介山)
この場合は「可能動詞」です。
  藤井の叔父と尨犬の皮、この二つの言葉をつなげると、結果はまた新らしいおかしみになった。(夏目漱石)
この場合は問題の他動詞の用法でしょう。
 というように、3種の用法が見られます。

一方、「KOTONOHA」(少納言)で検索して驚きました。(下記サイト)
 http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/search_result
この用例は「無作為抽出法」によって、少なくなっているはずが、ずいぶん多数の例が見られます。時代的に見ると20世紀後半から現代にかけてです。
 それより数十年前の作家たちがむしろ避けてきた「つなげる」が何故優勢になったのだろう。「つなぐ」に対して「つなげる」のほうがより積極性が感じられるのだろうか。わたしは、「可能動詞」との競合があるためむしろ避けているのに。
 上記「KOTONOHA]の用例には次のようなものも含まれています。
 「文末に一つ敬語をつける 簡潔な敬語の使い方をマスターするには、敬語でだらだら長くつなげないで、結びのひと言に敬語を使ってまとめることです。」
 「つなげない」と言えば「可能動詞」の否定形になることなど、全くかまっていません。
 以上、「つなげる」についての報告です。
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○「つなぐ」「つなげる」という他動詞が二種類出来てしまった理由。


 古い時代に、「つなぐ」という動詞があり、それが「四段活用」と「下二段活用」の二種類に活用していたことから、
現代では四段活用⇒五段活用と、下二段活用⇒下一段活用と二種類になってしまいました。この「つなげる」の方は「つなぐ」の可能動詞と同形になってしまったので、少しややこしくなってしまいました。

○「つなぐ」の意味(大辞林より 例文省略)
 (1) 離れているもの,切れているものを一続きのものに結びつける。
 (2) ひも状のもので結びとめて離れないようにする。
 (3) 拘禁する。自由をうばう。
 (4) 切れないように保たせる。持ちこたえるようにする。  
 (5) (あるものを頼りに)あとをたどる。あとを追う。
○「つなげる」の意味(大辞林より 例文省略)
  結びつて一続きにする。
 この二つの意味はそれほど違いないのですが、最近「つなげる」を使う人が増えました。

>パイプがつながれた(受け身)、
パイプをつなぐことができた(可能)ので つなげる、
パイプがつなげられた (受け身+可能)

 二つ目の「つなげる」は「可能動詞」ですから、「可能」という意味は正しい。三つ目は「可能動詞」の「受け身形」と考えるのがいいでしょう。
 なお、既に回答にあるとおり、「つなぐ」「つなげる」という他動詞を「自動詞化」すると、「つながる」になります。
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【文法的違い】


「つながれる」
⇒「つなぐ」という自動詞 + 助動詞「れる」 という構造。
「れる」は、五段動詞の未然形・サ変動詞の未然形「さ」に付きます。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/235119/meaning/m1 …

「つなげられる」
⇒「つなげる」という他動詞 +助動詞「られる」 という構造。
「られる」は、上一段・下一段・カ変動詞の未然形、サ変動詞の未然形「せ」、使役の助動詞「せる」「させる」の未然形に付きます。
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/229909/meaning/m1 …

【意味的違い】
「つなぐ」は、【離れているもの,切れているものを一続きのものに結びつける。】という意味。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
「つなげる」は、【結びつけて一続きにする。】という意味。
http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?sea …
両者が微妙に違っていることにお気づきになるでしょう。
端的に言うと、
「つなぐ」は「結びつける」という意味で、
「つなげる」は「一続きにする」という意味です。
たとえば、
「犬をつないでください」とは言いますが、
「犬をつなげてください」とは言いません。

「パイプがつながれた」の場合、「パイプが結び付けられた」という意味。
「パイプがつなげられた」は、「パイプが一続きにされた」という意味。
ニュースの文で比較すると、
「長さ3キロある2本のパイプがL字型に結び付けられていて、」
「長さ3キロある2本のパイプがL字型に一続きにされていて、」
のような違いになります。どちらが自然な印象を受けるでしょうか。
記事を書いた人は、「結ばれている」というより「一続きになっている」と表現するほうが自然だと思ったので、
「長さ3キロある2本のパイプがL字型につなげられていて」
と表現したわけです。
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まず、「つなぐ」という他動詞があります。


○テレビにビデオをつなぐ

これの自動詞形が「つながる」です。
○二つの町が鉄道でつながる

この「つながる」の他動詞形が「つなげる」です。
○ひもをつなげる

というわけで、「つなぐ」と「つなげる」というほとんど同じ意味の他動詞ができてしまいました。
○テレビにビデオをつなぐ
○テレビにビデオをつなげる

○ネットで世界をつなぐ
○ネットで世界をつなげる

無駄と言えば無駄ですが、これだけなら仕方ないですみます。
しかし面倒なことに、おっしゃるとおり、「つなぐ」の可能動詞形も「つなげる」です。
○ビデオは一人でもつなげる


ただここでは、「パイプがL字型につなげられている」ですから、可能の意味はありません。
従って、ここは単純に、
「つなぐ」の受け身形は「つながれる」
「つなげる」の受け身形は「つなげられる」
なので、
「パイプをL字型につなげている」の受け身形
だということになります。
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