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知人が3年ほど前医療ミスにあい、仕事も退職せざるをえなくなりました。
医療訴訟を考えて弁護士に相談に行きましたが、着手金として約100万かかると言われたそうです。
失業中でもあり、それほど大金が出せないので、他の弁護士事務所に電話したところ、事務員の女性から折り返し電話がありやはり100万ほどかかると言われたそうです。
2件とも「私は素人なので、、」といわれ、あまり熱意が感じられなかったそうです。

私が調べてみたところ、法テラスに「費用扶助」という制度があり、費用の分割ができることがわかりました。
しかし、そもそも医療過誤訴訟の着手金として100万円もかかるものなのでしょうか?
これでは、お金に余裕のない弱者は医療訴訟ができません。

過払い金訴訟などでは、よく着手金0円という宣伝をよく見かけます。

医療過誤訴訟は、弁護士があまりやりたがらないのでしょうか?
つまり、あまりおいしくない仕事なのでしょうか?

A 回答 (4件)

「医療ミス」という判断は、決して容易な話ではありません。



ことが起こった後で、「あの時こうしておけばよかったのに・・・」と言うことは容易ですが、ことがおきる前に「ここではこうすべきだ」と判断しさらに実行することは簡単ではありません。

「医療ミス」と判断するためには、「実際に事故が起きる前に事故が起きることは予期できた」(予見可能性)、「防ぐことができた」(結果回避可能性)、「防ぐ義務もあった」(結果回避義務)といったことを立証することが必要です。

この立証のためには、客観的資料を元に、医学的論理を駆使する必要があります。
また、実際の客観的資料はほとんど病院が握っています。
さらに、通常の病院には、医学の専門知識を熟知している、顧問弁護士がいます。
あるいは、医師会から医療訴訟を専門にしている弁護士の紹介もあります。
必要があれば、学会あるいはその道の権威者による意見書・鑑定書の準備も容易です。

医療機関で事故が発生した場合、医療機関内で検討会が行われます。(患者さんが知ることは通常ありませんが。)
場合によっては、病院内の医療事故担当部署や顧問弁護士も交えた検討会も行なわれます。
そこで病院に過失があったとなれば、通常は裁判まで行なわず、速やかに示談交渉に入ります。
裁判まで行くケースの大部分は、病院内の検討では、病院には過失は無かったという判断を下されたものです。
すなわち、病院は過失は無かったと判断しており、患者側はそれに納得していない場合です。
(病院が過失があったと判断していれば、示談が進み、通常は裁判になりません。)

このようなことを前提にすると、医療過誤訴訟をやる弁護士がすることは、1.カルテ開示請求を行い証拠となる客観的資料を手に入れる、2.カルテを読む(このためには、医学的知識、英語・ドイツ語の混じった略語交じりの専門用語を理解するためには、医学の勉強、場合によっては該当する専門知識を持った医師の解説が必要です。)、3.医学的知識と併せて、予見可能性・結果回避可能性・結果回避義務を立証する、証拠・論理構成、場合によっては主張を補強する鑑定書、といった準備が必要です。

これらの膨大な作業を行なったとしても、すでに医学を熟知した専門家たちの医療機関内検討会で無過失と判断しているケースに関し、裁判所で過失ありと判断してもらうのは簡単な話ではありません。

これらの膨大な作業量を考えれば、着手金100万円というのは妥当な額と思われます。
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この回答へのお礼

ありがとう

大変詳しくありがとうございます。

ここでは詳細は書けませんが、知人は気が進まなかったにも関わらず、その医師に恫喝めいたことを言われ、不承不承受けた検査により、検査直後から障害を受けたそうです。
そこは診療所で、近所では悪評の多いところです。
おそらく診療報酬かせぎにやったのではと思い、憤りを感じます。

いずれにしろ、大変ためになりました。
知人に伝えます。
ありがとうございました。

お礼日時:2016/03/24 12:21

依頼人が着手金も支払い能力がないのに、受ける弁護人もいません。



どうしてもやりたいのなら負け覚悟で本人訴訟でしょう。
司法書士に依頼すれば、裁判所に提出書式は書いてくれます。

当然ですが、訴えるに足る証拠が必要なのでそろえてください。
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難しい裁判で、勝算が少ないから、着手金なしでやってくれるところはないと思います。



過払い金とB型肝炎は訴訟というよりは、ただの事務手続きですからね。 

医療ってのは、内容をよく見てみないと勝てるかどうかわからないし、患者側は完全に過誤だと思っているケースが多いし、証拠はすべて医療機関側が出したものになるし、、、まあ、面倒くさいというのが事実ですね。

弁護士だって慈善事業ではなく商売でやっているわけすから、100万円+諸経費+成功報酬10%以上というのが普通です。
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この回答へのお礼

100万というのは普通なのですね。

法テラスで費用扶助制度があるので、とりあえずこれを勧めてみます。

お礼日時:2016/03/23 21:19

家族が、医療過誤に合いましたが訴訟は起こしませんでした。

弁護士も見つからなかった事もありますし、現実の壁に当たりました。費用もかなり高額になりますし、時間もかかります。勝つ為には、有名な弁護士さんか医療訴訟を専門にしている弁護士さんをお勧めしますよ。
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