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北海道の週間天気は信頼度がBやCになることが多いのはなぜですか。
南野地方ほど信頼度Aが多いです。

A 回答 (1件)

日本の天気は西から東へ変わっていきます。

雨雲や冷たい空気など天候を左右する変化は西からくるので、衛星写真などで西の状態を見れば、どこでいつ天候が変化するか大体検討がつきます。
それに加えて考慮するのは、太平洋の高気圧がどれだけ西からくる変化に影響するか、北の高気圧が同じく影響するか、ということです。

なぜ西から天気が変わるかと言うと、ジェット気流が西から吹いてくるからです。で、このジェット気流が北海道の天候にも影響します。

このジェット気流は、北海道まで行かないことがあるのです。北海道まで届くこともあるし、届かないこともあります。つまり北海道の天気だけは、西から東では分からないことがあり、オホーツク海高気圧(ブロッキング高気圧)と北方ジェット気流の影響をうけるのですが、この二つは気まぐれで判断がしにくいのです。

そのため北海道でも南部のほうは、ジェット気流が近くまで来ていれば西から東に変わる本州の天気予報と同様に精度がよくなるのですが、北部になればなるほどブロッキング高気圧などの影響を受けるため、不安定になることがあるのです。そのため信頼度が落ちていくというわけです。

ちなみに同様のことが起きているのが日本の近くではグアム・サイパン周辺の海です。ここは太平洋高気圧の発生場所なのですが、同時に台風が生まれるところでもあります。台風はどこでいつ生まれるのかというのはほとんどわかりません。偶然にその周辺の海の温度に寒暖差があると生まれるのですが、それを予測するのは「コーヒーにミルクを入れてかき混ぜた時にどのように混ざるのか」を予測するのと同じぐらい困難なのです。

ですからグアムやサイパンでは「天気予報はない」のです。晴れだと思っていても翌朝起きたら台風の子供ができていて、島を雨雲が覆っていることもあるからです。

これに似たことがオホーツク海でも起きているので、なかなか予報が難しいのです。
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