![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?e8efa67)
これを間違いだとするサイトが結構あるようですが、その理由を見ると、明らかな勘違いがあるようです。
たとえば、ある質問で紹介されている以下2つのサイト。
≪最近多い誤用敬語≫http://keigo.livedoor.biz/archives/292251.html
【「いただく」は自分の行為に対して使う謙譲語なので、本来は相手の行為には使いません。】だそうですが、そもそも「ご来店いただく」は相手の行為ではない、ということを理解していません。
「来店」は相手の行為ですが、その「来店」という相手の行為を「いただく」のは自分の行為であり、謙譲語を使うのが当然なんですけどね。敬語に対する理解不足なのでしょう。
≪言ってはいけない日本語≫https://books.google.co.jp/books?id=q05RlG5NHjsC …
【「いただく」も「くださる」も相手の行為に対する尊敬語だと勘違いしている人が多い】と書かれていますが、勘違いしているのは、むしろ著者のほうでしょう。理由は1と同じですので繰り返しませんが。
ただ、これら2つのサイトは、「本日はご来店いただきましてありがとうございます」に関して、「あきらかな間違いではありません」「あきらかな間違いではない」と明言しています。
ところが、これらのサイトを参考にしつつも、「間違いだ」と主張する方も中にはおられるようです。
「好ましくない」と言いたいなら、個人的趣味の問題として理解できますが、「間違い」かどうか、という問題とは分けて考える必要があるんですけどね。
それはさておきますが、間違いだ、あるいは好ましくないとする理由として、「相手が来店したという行為ではなく相手が来店した事実に対して礼を言っているから」と述べる方もあるようです。
たしかに、「相手が来店した という事実」を「わたしがいただいたこと(そうした状況になっていること)」に対して「ありがとうございます」とお礼を言っているわけで、こうした構図は一応理解しておられるようです。
しかし、この構図が間違いだ(好ましくない)とするなら、次の例文についてはどう解釈なさっているんですかね。
前置きが長くなり恐縮ですが、質問は次のとおりです。
【質問】
『こんなにたくさんお菓子をいただきましてありがとうございます。』
これは、「相手がくれた」という行為ではなく、「相手がくれたもの」に対してお礼を言っている構図ですが、これは間違った、あるいは好ましくない表現なのでしょうか。
『こんなにたくさんお菓子をくださいましてありがとうございます。』
『こんなにたくさんお菓子をくださりありがとうございます。』
のように言い換えるのが正しい、あるいは好ましいのでしょうか。
自分がもらったたくさんの「お菓子そのもの」に対して感謝したければ、「いただきまして(いただき)ありがとうございます」と言えば良いし、「お菓子をくれたという相手の行為」に感謝したければ、「くださいまして(くださり)ありがとうございます」と言えば良い。
どちらが正しいとか間違っている(好ましいとか好ましくない)とかいう問題ではない。
このように思うのですが、みなさんのご見解をお聞かせください。
No.31
- 回答日時:
曲がるの尊敬語は、「お曲がりになる」です。
いただくを使うと、終わりが前文を受けるので、いただいてくださいとなり不自然。
後文は、終止形「ください」で終わっているので繰り返しではない。
ご回答ありがとうございます。
>いただくを使うと、終わりが前文を受けるので、いただいてくださいとなり不自然。
:
「右に曲がっていただいて、そのあと左に曲がってください。」
「右に曲がっていただく」の主格は「私」。
「そのあと左に曲がってくださる」の主格は「あなた」。
主格が異なるのですから、
『いただいてくださいとなり不自然。』という記述は、(主格が一人だけより想定されていないので)論理的に不整合。
>後文は、終止形「ください」で終わっているので繰り返しではない。
:
「右に曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」
が自然なら、
「先にごぼうを入れてくださって、そのあとじゃがいもを入れてください」
「先に体を洗ってくださって、そのあと髪を洗ってください」
なんかも OK なわけね・・・?
No.28
- 回答日時:
「右へ曲がってくださって」は不自然ではない!
なぜ、「くださり」「くださって」をそんなに嫌うのですか。
あなたが、いただき好きなだけです。
ご回答ありがとうございます。
>「右へ曲がってくださって」は不自然ではない!
:
「右に曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」
のように「くださる」を重ねると不自然ですよ、と申し上げているだけです。
いずれにせよ、「右へ曲がられて」のほうが自然だとは思いますけどね。
丁寧に言いたければ、「右へ曲がっていただいて」とすればよろしい。
>なぜ、「くださり」「くださって」をそんなに嫌うのですか。
あなたが、いただき好きなだけです。
:
別に嫌ってはいませんし、まして否定もしていません。
「いただき好き」ということもありません。
シチュエーション次第で使い分けることができますよ、と言っているだけ。
逆に言うと、使うべきではないシチュエーションで使ってしまうと不自然になるということでもある。
No.27
- 回答日時:
26
つまり、「見る」はあなたの動作なのですから、「拝見する」という謙譲語1は使えません。と言ってる。
25
曲がるという行為の、曲がっていただくという謙譲表現と、曲がってください(尊敬語)。
ご回答ありがとうございます。
>つまり、「見る」はあなたの動作なのですから、「拝見する」という謙譲語1は使えません。と言ってる。
:
それは当然でしょう。
別におかしくないよね?
あなたは、
>それをくつがえして、「拝見いただきましてありがとうございます。」は、相手の行為だから、謙譲表現は使えないという説。
:
とおっしゃいましたよね。
ですから、『誰がどこで言ったんですか?』と聞いたわけ。
「拝見する」と「拝見いただきまして」を一緒にするようじゃ話にならないよ。
>曲がるという行為の、曲がっていただくという謙譲表現と、曲がってください(尊敬語)。
:
これは、別におかしなことではありません。
後者は命令形ですよね。相手の動作に関して命令をするわけですから、当然尊敬語しか使えません。
前者の、「曲がっていただく」は、「(私の指示通り)あたなが右に曲がる、ということを、私がもらったという状態にする」といった意味にお考えになるとわかりやすくなるでしょう。
自然に表現したいなら、
「右に曲がっていただいて、そのあと左に曲がってください。」
「右に曲がられて、そのあと左に曲がってください。」
どちらかでしょうね。
No.26
- 回答日時:
「右へ曲がっていただいて、そのあと左に曲がってください。
」といって、怪訝な顔をされるのは、あなたです。謙譲語は相手の行為には使えない。
後ろの文が、「ください」になっていますよね。なのに、前だけが「いただく」なんてのはおかしすぎる。なんで、前文の主語が「私」で、後文の主語が「あなた」なんですかね。
使える前文は、「右へ曲がってくださって」「右へ曲がって」で、「いただき」は使えません。
文法も分からずに、「ネイティブ」って、面白すぎます。
ご回答ありがとうございます。
>謙譲語は相手の行為には使えない。
:
「右へ曲がっていただいて、そのあと左に曲がってください。」という文についてのコメントでしょうが、この場合の「謙譲語」と「相手の行為」とは何を指していますか?
それぞれ具体的に明示してください。
これを明示できなければ、会話が成立しないですね。
>なんで、前文の主語が「私」で、後文の主語が「あなた」なんですかね。
:
なんでダメなの?
>使える前文は、「右へ曲がってくださって」「右へ曲がって」で、「いただき」は使えません。
:
「右へ曲がって、そのあと左に曲がってください。」
という表現が増えましたね。さすがに、
「右へ曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」
は不自然だとお気づきになったのでしょう。
こうしたやりとりの中で学んでいけるのは良いことです。
No.25
- 回答日時:
「ご来店いただきましてありがとうございます。
は、主語は「私」自分の謙譲表現だという説→
それをくつがえして、「拝見いただきましてありがとうございます。」は、相手の行為だから、謙譲表現は使えないという説。 (主語を「私」にして、見てもらったことに礼を言う)
いったいどっちなんですか。
ご回答ありがとうございます。
「ご来店いただく」⇒主語は「私」自分の謙譲表現。
「拝見する」⇒相手の行為だから、謙譲表現は使えない。
と言っているんですがねえ・・。
『「拝見いただきましてありがとうございます。」は、相手の行為だから、謙譲表現は使えない』
と誰がどこで言ったんですか?
その箇所を示してください。
No.24
- 回答日時:
♢「いただく」と組み合わせれば、結果的に尊敬語になる、といった感じでしょうか。
すみませんが、尊敬語にはなりません。ご自分の感覚で論ずる自己中心型論者。
☞
ご回答ありがとうございます。
文章を正確に理解する習慣がないようですね。
他人同士の会話に介入したいなら、内容をもっとまじめに読まなきゃ。
たとえば、「ご連絡いただく」は、「ご連絡」という尊敬語+「いただく」という謙譲語1という構図、と言っているわけ。
「ご連絡します」の場合(つまり、「いただく」との組み合わせでない場合)の「ご連絡」は(尊敬語ではなく)謙譲語1でしょ?
No.23
- 回答日時:
௵見間違いじゃないのかな。
見間違いではありません。
「してもらったこと、ありがとう」が一致していません。
௵その「拝見(する)」と「来店いただき」を比較しようというのは不合理だよね?
「ご来店」は「いただき」との組み合わせではじめて謙譲語1となる一般形?このことのほうが不合理です。
何を言っているんですか。ご来店いただきは立派な謙譲語ですよ。他の回答で、来店いだだきをワンセットでともいっていましたが、そんな文法聞いたことありません。文法をご自分で作られていますね。
とどのつまり、あなたも、構造がどうのとかいってて、相手の行為に謙譲語を使っているのですね。
☞ニュアンスなのです。指示に従ってもらうので自分に利益があるわけ
→何でもかんでもニュアンスで文法を語らないでください。
あなたが、ニュアンスをひっ付けて、相手の行為に「いただく」を使う人だと分かりました。
もう、苦しい言い訳にしか聞こえません。すみません。
こういうことに関しては、徹底的に追求します。よろしくお願いします。
ご回答ありがとうございます。
>「してもらったこと、ありがとう」が一致していません。
:
「してもらったという状況が出現したこと」に対して「ありがとう」と言ってるんですよ。
何回言ったらわかるの?
否定するなら、根拠を述べてね。
>「ご来店」は「いただき」との組み合わせではじめて謙譲語1となる一般形?このことのほうが不合理です。
:
「ご来店くださりありがとうございます」の場合の「ご来店」は尊敬語でしょ?
>何を言っているんですか。ご来店いただきは立派な謙譲語ですよ。
:
「ご来店いただき」が謙譲語1じゃないとは言ってませんよ?
>→何でもかんでもニュアンスで文法を語らないでください。
:
言葉というのは心理の現われです。
ネイティブの場合、身についた日本語を微妙なニュアンスによって無意識的に使い分けているわけ。
なので、その構造を分析しようとすれば、必ずニュアンスが絡んで来ざるを得ないのです。
そこに気づけるか気づけないか、の違いはありますけどね。
自信があるようですから、
「右に曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」
と言えば良いでしょう。
ただ、怪訝な顔をされても不満を持たないようにね。
それでも言いたいというなら、それはもうあなたの好きなようにすれば良い。
「右へ曲がっていただいて」は、あなたが右へ曲がることによって、「私の言うとおり行動してもらえばうれしいですが・・」という気持ちを表明しているのであり、全く自然な表現ですよ、と言っているわけ。
>こういうことに関しては、徹底的に追求します。
:
追求するのは勝手だけど、内容を正確に読んで理解した上で頼みます。
No.22
- 回答日時:
௵大半の人には正しく伝わっているようですが。
☞あてずっぽうの意見はやめてください。まるで、あの人のようです。
௵本来敬語は、主部と述部が一致します。
:
誰が決めたんですか?
☞敬語の文法書で読みました。
௵ この原型は、「見ていただき、ありがとうございます。」ですよね。
「(あなたが)見ること」を「(私が)もらう」という状況が成立したことに対して、ありがとう、と言っている構図です。
つまり、「見る」はあなたの動作なのですから、「拝見する」という謙譲語1は使えません。
☞メッキがはがれてきましたが大丈夫でしょうか。前文を、「来店いただき」にかえます。
この原型は、「来店いだだき、ありがとうございます。」ですよね。
「(あなたが)来店することを「(私が)もらう」という状況が成立したことに対して、ありがとう、と言っている構図です。
つまり、「来店する」はあなたの動作なのですから、「来店いただき」という謙譲語「1」は使えません。
☞なぜ、同じ謙譲語1の「いただく」なら使えるのですか。そこのところを、きっちり説明していただきます。
௵因みに、これが間違いなら、どのように表現すれば良いの?
→「右に曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」といいます。
前文が謙譲語で、後文が尊敬語なんて、間違いです。
前文だけを「右に曲がったことをもらった」なんて言えませんので、あしからず。
ご回答ありがとうございます。
>☞敬語の文法書で読みました。
:
「○○ていただく」の場合、○○という動作の対象は相手に関すること・ものですから、○○の部分が尊敬語になるのは自然です。
それをもらうのは私ですから、謙譲語になるのが当然です。
○○という主部といただくという述部が一致するわけないでしょう。
「本来敬語は、主部と述部が一致します」じゃなくて、
「一般的に敬語は、主部と述部が一致します」の見間違いじゃないのかな。
>☞メッキがはがれてきましたが大丈夫でしょうか。前文を、「来店いただき」にかえます。
>つまり、「来店する」はあなたの動作なのですから、「来店いただき」という謙譲語「1」は使えません。
>☞なぜ、同じ謙譲語1の「いただく」なら使えるのですか。そこのところを、きっちり説明していただきます。
:
残念ですが、比較になってませんね。
なぜかわかりますか?
「拝見する」は「見る」の特殊形であり、それだけで謙譲語1ですが、
「ご来店」は「いただき」との組み合わせではじめて謙譲語1となる一般形だからです。
これらを比較すると、ややこしくなるよ。
「拝見(する)」は「いただき」の前までの部分。つまり、「いただき」の前までの部分に「謙譲語1は使えません」と言ってるわけ。
その「拝見(する)」と「来店いただき」を比較しようというのは不合理だよね?
このあたりを、きっちり理解していただきます。
因みに、『そこのところを、きっちり説明していただきます。』
と表現した、ご自分の心理を少し考えてみると気づきにつながるかもしれない。
>→「右に曲がってくださって、そのあと左に曲がってください。」といいます。
:
これも見解の相違と申しますか、感覚の相違なんでしょうなあ。
理屈から入って、無理矢理、その表現が正しいはずだ!と思い込んでいるのでないと良いのですが。
一般的には、極めて不自然な日本語と受け止められることは間違いない。
「曲がっていただいて」は、「(私の指示通り)曲がっていただいて」というニュアンスなのです。指示に従ってもらうので自分に利益があるわけ。
どうしても「いただく」を使うのが嫌なら、
「右にお曲がりになって、そのあと左に曲がってください。」
「右に曲がられて、そのあと左に曲がってください。」
などと表現すると良いでしょう。
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質問文の記述について、すこし補足修正いたします。
「相手が来店した という事実」を「わたしがいただいたこと(そうした状況になっていること)」に対して「ありがとうございます」とお礼を言っているわけで、
という箇所は、
「相手が来店した という結果」を「わたしがいただいたという状況になっていること」に対して「ありがとうございます」とお礼を言っているわけで、
のようにするほうが分かりやすいかもしれません。
紛れがないように少し修正します。
×
自分がもらったことに対して、「うれしい」とか喜ぶのはわかるが、お礼を言うのはおかしい、という理屈。
○
自分がもらったことに対して、「うれしい」とか喜ぶのはわかるが、そのことをお礼を言う対象とするのはおかしい。お礼を言う対象は、あくまで「相手がしてくれたこと」であるべき、という理屈。
#5さんへの補足です。
>そもそも、相手の行為をさしおいて、自分の行為にありがとうと言っているのが間違っていると言っているのです。
:
『こんなにたくさんお菓子をいただきましてありがとうございます。』という表現をあなたはお認めになったわけですが、この文は、
(「くれた」という)相手の行為をさしおいて、自分の(「いただいた」という)行為にありがとうと言っていることになります。
なぜ、こちら(だけ)は正しいのですか?
>●「ご来店いただきましてありがとうございます。」について。
「来てもらう」という言い方は、私の感覚では「呼ぶ」「呼び付ける」「呼び立てる」といった感じです。自分が相手に連絡して来るようにさせる行為。相手の自発ではなくこちらの働きかけによる。
例:「エアコンが壊れたので業者に来てもらった」「法事でお坊さんに来てもらう」
:
非常に興味深いご見解で、大変参考になりました。
たしかに、そうした要素を含んでいるかもしれませんね。
ただ、これは、単に解釈の問題ではないか、という気がします。
「来てください」と直接的に頼んだり呼びつけたりしたわけではありませんが、たとえば、「ぜひご来店ください」などの宣伝文句を日常的に使用しているはずで、つまり、常日頃から不特定多数の顧客に対して来店依頼をしていると解釈すれば、「こちらの働きかけによる」と言えそうな気もしますが、いかがでしょう。
#9さんへのお礼に関して修正と追加です。
[ 修正 ]
×
この場合の「ニ」は着点を意味する用法ですよね。
○
「いただき」の場合の「ニ」は着点を意味する用法ですよね。
[ 追加 ]
「くださり」の場合の「ニ」は動作の対象を表わす用法と思います。
なので、
・こんなにたくさんお菓子を子供たちニくださいましてありがとうございます。
は違和感が生じにくいのでしょう。
>「あなたの来店」という行為をわたしがもらったという構図ですが、もらうという行為にすると、「あなた」限定と伝えることは、難しいです。
その行為をした人が、「あなた」ではなくても、他の誰かでもこの構図は成り立ちます。
:
この論理は無理があると思いますねえ。
それを言うなら、「ご来店いただきましてありがとうございます」の場合でも、「あなた限定」でなくても使える。
これはなぜかと言うと、そもそも「くれる」は相手だけではなく「相手側(に属すると判断可能な人)」の動作に使い、「もらう」は自分だけではなく「自分側(に属すると判断可能な人)」に使う動詞だからです。
なので、
・「(あなたのお母さんが)ご来店くださいまして~」
・「(息子の店に)ご来店いただきまして~」
といった構図が可能になる。
ただ、来店している本人に言うわけで、「あなた限定」と捉えるのが一般的な会話でしょう。
下段へ続きます。
>普段は、「お中元、ありがとうございます。」と言っています。「くださいまして」を使うと相手にすごく感謝している感じがするので、普段の日常にも使っていきたいと思います。
:
「お中元を上げる」という相手の行為自体に対するお礼であり、あなたがもらったことに対する喜びや有り難さが希薄である。
相手は、このような印象を受けるはずです。
「くれた」のだから、礼儀として、その行為に対して一応謝意を述べているような印象を与えかねない、ということ。
「もらった時、わたしはとてもうれしかったですよ。ありがとう!」というニュアンスで、
「先日は、お中元をいただき、ありがとうございます。」とするほうが上位の謝意を表明することができます。
下段へ続きます。
つまるところ、「くださいまして」は、相手がくれた時点までに限定した謝意ですが、「いただきまして」は、相手がくれて、さらに、それをわたしが受け取った時点まで、すべて包括した状況に対して謝意を述べているわけです。
こうした構図を考えてみた場合、端的には、「くださいまして」は冷静な表現、「いただきまして」は感情のこもった表現と言えるかもしれません。
#9さんによると、「いただきまして」のほうが自然に感じる人が多いそうですが、こうした無意識的な理由が根拠として働いているのでしょう。
もらった瞬間の嬉しかった自分の気持ちを熱く伝えることを好む、といった感じですかね。
ただ、なんども申し上げていますが、あくまでシチュエーション次第です。
それぞれの場面(気分)に応じて使い分けていけば良いのであり、どちらかひとつに拘ると不自然な印象を与えてしまうことが必ずあると思いますよ。
上段、#12さんへの補足に誤植がありました。
訂正させてください。
×
それを言うなら、「ご来店いただきましてありがとうございます」の場合でも、「あなた限定」でなくても使える。
○
それを言うなら、「ご来店くださいましてありがとうございます」の場合でも、「あなた限定」でなくても使える。
>(2)相手への感謝ではない?
>(3)誰に話しかけている?
:
この辺りは、エイケスさんに極めて近い感覚をお持ちのようです。
>どれも感覚的な問題・感じ方の問題なので、文法的な誤りのような万人に共通する問題ではないですね。
:
この点をしっかり押さえていただいてるようですので、これ以上のことは申し上げることもなさそうです。