ノルアドレナリン作動成分配合の医薬品および抗コリン作用成分配合の医薬品の副作用について

登録販売者の試験の勉強中です。

境内の通りですが、
ノルアドレナリン作動薬および抗コリン薬でそれぞれ発現する副作用についてですが、
例えば、ノルアドレナリン作動成分配合の医薬品は、すべて
１．瞳孔散大(眼圧上昇)
2.心拍数の増加
3.血圧上昇
4.血糖値上昇
5.排尿困難
といった副作用が少なからず含まれるのでしょうか？
それとも、一部の副作用は全く発現しない医薬品といったものがあるのでしょうか？

同じく、抗コリン作用成分配合の医薬品はすべて
1.瞳孔散大 (眼圧上昇)
2.口渇
3.心拍数増加
4.排尿困難
これらの副作用が少なからず含まれるのでしょうか？
あるいは、一部の副作用だけをもつような都合のよい医薬品などがあるのでしょうか？

薬剤師の方あるいは登録販売者の方、ご教授のほどよろしくお願いいたします。

No.1 回答者： 紗凪 回答日時： 2016/08/28 04:11

薬剤師ではないのですが、医学部院生だったので(結局精神科患者側になってしまった中途半端な者ですが...)、学会などには良く行っていたので、そちら方面から回答させて頂きます。

まず、結論としてはどのようなノルエピ()作動薬や抗コリン薬でもそれらの副作用は潜在的に無くなることはありません。
しかし、恐らくご存じかと思いますが、一見似たような薬でも出てしまう副作用は個人により、驚くほど変わります。

条件としては、
1.個人差
2.他顕著な成分との優位度(抗うつ薬だと一例として、セロトニン:ノルエピネフリンがアナフラニールは8:1、トリプタノールは1:1、ルジオミールは1:20、レクサプロはほぼ100:0)
3.その他の成分の作用(抗コリンや抗ヒスタミンやグルタミン酸などかなりの種類)

なのですが、少し身も蓋もない話ですが、現代医学ではほとんどと言って良いくらい謎ばかりです。というか本当は、全くコストと研究成果が釣り合わないので投げちゃってる状態が現実です。

なので、副作用の内容自体は無くなることはないという認識が正しいことになります。