「憎しみ」は「孤独」だと思います。周りの人から否定されることで孤独を感じ、怒りを感じ、そして憎しみを感じるのだと思います。
また否定した人たちも、その孤独を感じるのが怖いからしたことだと思います。自分が否定した人たちが世界の大半を埋め尽くす時代になったら孤独を感じるのは自分だと考える、一種の防衛本能なのではないでしょうか。
だから人を差別する人は、孤独を想像するだけでも耐えられない人で、1番心が繊細で脆い人だと思いました。
人を殺したり人を傷つけたりした人は、他人の孤独への恐怖の犠牲になった人だと思います。今、私たちがしないといことは犯罪者のを否定し続けることじゃなくて、多様性を認めることじゃないでしょうか。
(私は殺傷が許されることだと言っているつもりはありません。)
私の考え方は間違っていますか?
A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
>孤独って、ひとりぼっちということだけれど、他人がいるからこそ感じるものだと私は思います。
孤独は、他人がいるという仮定から成り立つ、人に囲まれる幸せな自分という甘い理想があるからこそ辛いのだと思います。その通りだと思います。
>『孤独になりたくないという恐怖』はあっても『孤独であることが怖いという感情』の想像ができません。
でも人間て、もともと孤独な存在でもあります。
だから人は「孤独である状態」から逃げ出して「わたし」から「わたしたち」「われわれ」の中に個(孤)を沈めようと努めるのでしょう。それはある意味で自然な感情ですが、一方で、「われわれ」以外の「異質」の存在を排除するという感情を醸成しかねない危険性もあります。
「個(孤)」と「集団」「孤独」と「交流」が、程よくバランスを保っているうちはいのですが、「個」の意識や価値観が「集団」=「われわれ」の中に完全に埋没・同化してしまうことが、「われわれ」ではない「マイノリティ」=個別性を排除することに繋がりかねないということです。
「人を殺したり人を傷つけたりした人は、自己の孤独の恐怖の犠牲になった人だと思います。」
これは「自分」を孤独の状態、言葉を変えれば「社会的な死」の状態に追いやった者たちへの報復感情ではないかと思います。例えば人々の差別または無関心は、彼ら、彼女らが社会的な存在から除外されることを意味します。
職に就けない、住処を見つけられない、ひとりぼっちである・・・それは「孤独である状態」であるがずです。
彼らを愛を以て支える存在がいれば、おそらく彼らは凶刃を振りかざすことはなかったでしょう。
ある程度の多様性、柔軟さを持つ社会であれば、差別は避けがたく存在するでしょうけれど、一定数の「味方」もいるものです。そこに「連帯」「友情」が成立するのですが、不寛容な社会の下で、人は「孤立」しがちです。そして「孤立している」のは果たして、全てが彼や彼女の責任でしょうか?
彼ら、彼女らに「敵対心」を持つなと言えるのか?ということを、わたしたちは自問すべきではないでしょうか?
人を孤独にさせる「想像力の欠如」とは、「わたしはあいつじゃない」という「(絶対的)他者意識」です。
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
「憎しみ」の背後に孤独感や疎外感があることは少なくないとおもいます。
異質なものを排除する感覚、AがBを差別し、排除する。けれども、AとBはもともと異質な存在です。
AにとってBが異質であれば、当然BにとってはAは異質な他者です。
では何故、差別、被差別の関係が生まれるのか?それはひとつの社会、文化のなかでの多数派か少数派か、或いは力を持つか持たないかという違いでしょう。
>また否定した人たちも、その孤独を感じるのが怖いからしたことだと思います。自分が否定した人たちが世界の大半を埋め尽くす時代になったら孤独を感じるのは自分だと考える、一種の防衛本能なのではないでしょうか。
これはちょっと意味が読み取りづらいのですが、これはむしろ想像力の欠如によるとおもいます。自分がHIVであったら、自分がホームレスであったら、自分が性的マイノリティであったら、という、「わたし - 彼」の関係を反転させて、もしわたしが「彼・彼女」だったら、とい想像力を働かせてみることができず、「ワレハ、カレ、デハ、ナイ」「わたしは彼には成り得ない」という、「彼我の関係」を「絶対的他者」という関係性の中でしか捉えることができない(或いはしない)。ですから、彼らには「孤独を感じる」という「想像力」自体が欠けているように思えます。
>人を差別する人は、孤独を想像するだけでも耐えられない人で、1番心が繊細で脆い人だと思いました。
「憎しみ」は「差別されること」「孤立していること」「疎外されること」から生まれるという意見には賛成です。そしてわたしの意見では、それらは、「人一倍鈍感で想像力に欠けた人たち」によって為されるのだと思います。
>人を殺したり人を傷つけたりした人は、他人の孤独への恐怖の犠牲になった人だと思います。
上記に続けて、
「人を殺したり人を傷つけたりした人は、他人の孤独への無感覚の犠牲になった人だと思います。」
また或いは
「人を殺したり人を傷つけたりした人は、自己の孤独の恐怖の犠牲になった人だと思います。」
>今、私たちがしないといことは犯罪者のを否定し続けることじゃなくて、多様性を認めることじゃないでしょうか。
犯罪に至った経緯を時間をかけて、徹底的に究明すること。そして「多様性」を認めるには、想像力を働かせ、性的マイノリティであろうが、犯罪を犯したものだろうが、ヤク中だろうが、「自分がそうであったかもしれない」という視点をもつこと、そして自分にとって、奴は「絶対的他者」という安全地帯に逃げ込まないことが大事ではないかと思います。
他者=とりわけ少数者、弱者への配慮、やさしさを欠いた世界はいつか自ら押しのけた者たちによって手ひどいしっぺ返しを食う可能性を思うべきでしょう。
ピントがずれていたらすみません。
回答ありがとうございます。
なるほど…
とても納得しました(語彙力がなくてすみません)。
しかし「人を殺したり人を傷つけたりした人は自己の孤独の犠牲になった人だと思います。」の一文は少し理解ができません。
もし生まれた時から世界に私1人しかいなかったら私は孤独を感じないと思います。孤独って、ひとりぼっちということだけれど、他人がいるからこそ感じるものだと私は思います。孤独は、他人がいるという仮定から成り立つ、人に囲まれる幸せな自分という甘い理想があるからこそ辛いのだと思います。
だから孤独になりたくないという恐怖はあっても孤独であることが怖いという感情の想像ができません。
これもやはり私の他人に孤独を感じさせる想像力が欠如している「社会」の一員だという証拠なのでしょうか。
分かりにくくてすみません。とても興味深い回答、ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
僕は、憎しみは、社会的に、思えます。
社会に憎しみを抱いてるということですか?(すみません、国語苦手なので)
社会って人の集まりで、特に日本は皆が一つの方向を向いていないといけないような風潮があるように感じます。もし社会に対して憎しみがあるならば、それは社会を構成している人各自が臆病で、自己防衛に徹してるということで、互いを警戒しあって生きている、でもその中でお互いの共通点を見つけ仲間意識を築き、「私達は同じ"社会"で生きていけるけれどあの人は少し違うよね」と多様な面での差別を行っている、そして多様な面で他人に孤独を感じさせている、ということだと思います。
私は「社会」という言葉が好きじゃありません(中学の頃社会科が苦手だったのもありますが笑)。私には他人と自分との共通点を見つけることに必死になっている人をたとえどんなに賢い人であっても尊敬できません。
社会ってなんで存在するんですか?
私は自分と違う感性、価値観を持つ人をサイコパス、ソシオパスと蔑視することが理解できません。なんで他人を理解できないんですか?なんで互いの感性を「そういう考え方もあるよね」と理解しあえないんですか?
私は特に仲間はずれにされたこともいじめられたこともありません。でもいじめられている子がなぜいじめられているのか理解できません。クラスの過半数と違う意見を持ったから?容姿がクラスの過半数の好みと違うから?
そして、もしもいじめられる子が私の身の回りにいた時に、その子の味方をしてあげる自信がありません。それは私が差別を始めた人間という脆い生物の一匹に過ぎないことであると思うし、私はそれが怖いです。
論点とはだいぶずれた話をしてしまいすみません。これが魂の労働者。さんの質問の答えに少しでもかすっていると嬉しいです。
No.4
- 回答日時:
間違っています。
収監者の半数以上が、脳に欠陥を
もっていると言われています。
常習的犯罪者の95%には染色体異常が
認められました。
女性8人を殺した大久保清の父も祖父も
同じ犯罪を犯していました。
一卵性双生児の片方が常習的犯罪者
になっていると、片方もなっています。
そんな実証を伴わない観念論は、
机上の空論でしかありません。
論点とは少しずれますが、斎藤公子さんは抱いた時に目が合わない子(=脳に障害がある子)は長い時間抱きしめてあげて揺れてあげて落ち着かせることで次第に目があうようになる、そしてそれが障害の克服の第一歩になると独自の保育方法を生み出しています。
これもtanzou2さんには机上の空論かもしれませんが、愛することで変えられることがあると思います。実際それで障害を克服して社会に貢献している偉大な方もいます。
孤独を与えないということは多様性を認めること、多様性を認めることは愛することなのではないでしょうか?
No.3
- 回答日時:
そういう哲学的な課題には正解がないんです。
思春期には問題を追及して正解を求めがちです。正解がない
なんて知ると、気持ちが悪いでしょう。
あなたのは、正解でも間違いでもなく、そういう面もあるなあと
いう説です。たとえば家族や友人に恵まれて、孤独には無縁の人でも
身内を殺されたら犯人を憎むでしょう。孤独には無関係な憎しみも
社会にはいっぱいあります。
答えがないなんてもどかしいです。しかし答えを求めること自体が何かを型にはめる、要するに多様性を否定することだと思い、自分の説に矛盾しているように思えてきました。
難しいです。
bagus3さんの挙げられた例ですが、その犯人はその身内が関係あるかないかは別として、犯行を起こす何かしらのきっかけが、孤独を感じるきっかけが、疎外された経験してがあるとも考えられますよね。やはりすべての憎しみの根本には孤独がある、と言えるのではないでしょうか?
No.2
- 回答日時:
間違っています。
多様性と言っても、それは最低でも法を犯さない範囲、
出来れば道徳的にも許される範囲での事です。
それから、「憎しみ」と「孤独」はむしろリンクしない方が多いです。
さもないと、あなたの説では独居老人は皆誰かを憎み、
場合によって殺人者になってしまいます。
犯罪を犯す前の話です。私は憎しみは孤独を発酵させた感情だと思いました。
こういう出来事があればこう思うべきだ、など「共通の概念」があるから孤独は生まれ、自分を理解してくれない人に怒りを覚えるのではないでしょうか?
独居老人は自分の世話をしてくれない子供や自分の過去に怒りを感じる人もいると思います。しかし子供の幸せのため、などという自己犠牲の上にある現実である人も昔の記憶と生きているいると思うので、それは孤独とは違うかもしれないと思います。
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所詮高校生の戯言です。失礼な表現があるかもしれませんが、大目に見てくださるとありがたいです。
せっかく答えて下さったのに反論ばかりしてすみません。でも、それは自分と違う意見を深く理解したいと思ってしていることなので、理解してくださるとありがたいです。