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現在、西武はほとんどの区間で、東武や小田急あたりと同様のありふれた4ドアで埋め尽くされていますが、かつて、20m3ドアという独自の企画にこだわっていたのは、何か理由があったんでしょうか?

西武は民鉄初の10両運転を行ったらしいのでなおさらラッシュ耐性の低い車両を入れたのが謎です。

A 回答 (4件)

両開きドアをドアエンジン1基で駆動する「ST式戸閉機構」を開発するくらいケチな会社なので、ドアを1枚ケチった…というのは冗談として。


大手私鉄に20m4ドア車が普及したのは、戦後の輸送力不足にあえぐ各社に国鉄63系を割り当て供給したのが始まりですが、とにかく車両を増備したかった西武鉄道はその見返りに義務付けられていた「在来小型車の地方私鉄への譲渡」を嫌い、17m3ドアの戦災国電や木造車を買っては所沢工場(最初は系列会社、後に直営化)で復旧・鋼体化し、投入していました。
後に新型車「501系」を製造するにあたって、それまで作り慣れた3ドア構造のままドア間窓を増やして20m化したのでしょう。といっても、最初に20m化したのは中間車だけで、初期ロットの動力車は17mのママ(後の351系)でしたが。
当時は「輸送量増強には車両増備」で、4ドア化で乗降時間を削るという発想そのものが無かったのでしょう。
No.3氏の指摘のように、路線の特性上4ドア車の必要性が薄かったというのもあると思います。
割り当て供給を辞退した国鉄63系も、事故廃車を購入して復旧させたりして4両入線しています(初代401系)が、3ドア車群の中では使いにくい存在でしかなく、末端線区に追いやられた挙句に後継車が登場することなく廃車となっています。
西武鉄道において20m4ドア車が本格投入されるのは、新宿線の混雑対策が「4ドア化による乗降時間短縮」くらいしかなくなってからです。2000系の投入は1977年、初代401系の廃車から4年後です。
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こんにちは。


首都圏の私鉄で働いております。

>かつて、20m3ドアという独自の企画にこだわっていたのは、何か理由があったんでしょうか

はい。
ありました。

3ドア車の長所⏩ドア数が少ない分、座席を多くすることが出来る。
4ドア車の長所⏩ドア数が多い分、乗降に必要な時間を短くすることが出来る。

西武池袋線の場合、途中駅から乗って来るものの池袋終点まで降りる旅客が少なかったのです。
そして、優等種別を多く設定し、わざと種別の優劣が分からない停車駅設定をしました。

ある駅では急行は停まるけど、通勤準急は通過してしまう。
しかし、別の駅では通勤準急は停まるけど、急行は通過する。
……といった様に。

急行や準急といった列車、通過駅があるので所要時間短縮に効果があります。(専門的な言葉で言うと“スジが立つ”と言います。)
そして、停車駅数が同じなら所要時間も変わりません。

停車駅数の変わらない優等種別列車を、
停車駅をわざと散らばせて、
特定列車に混雑しないようにし、
停車駅数が他路線より少ない。

4ドア車の必要性が低くなりますね。
だから3ドア車を使い続けていたのです。
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単に、乗り換え時間の短縮でしょう、本数も増えたので。

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鉄道事業者の考え方です。


JR西では、大阪環状線でラッシュ時に4扉と3扉で乗降時間を計測した結果、時間差なしと判定。ホームドア設置に向け、3扉車に統一すると発表しています。
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