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私は外国人です。今童話を読んでいます。これは童話の一部分です。
「どうかね、馬は大丈夫かね。」「もうじきです。」とパー先生は、つづけてじゃぶじゃぶ洗っている。雫がだんだん茶いろになって、それからうすい黄いろになった。それからとうとうもう色もなく、ソン将軍の白髪は、熊より白く輝いた。そこでリンパー先生は、布巾を捨てて両手を洗い、弟子は頭と顔を拭く。将軍はぶるっと身ぶるいして、馬にきちんと起きあがる。
「どうです、せいせいしたでしょう。ところで百と百とをたすと、答はいくらになりますか。」
「もちろんそれは二百だろう。」
「それはもちろん二十じゃな。」さっきのことは忘れた風で、ソン将軍はけろりと云う。
「すっかりおなおりなりました。つまり頭の目がふさがって、一割いけなかったのですな。」
「いやいや、わしは勘定などの、十や二十はどうでもいいんじゃ。それは算師がやるでのう。わしは早速この馬と、わしをはなしてもらいたいんじゃ。」
質問(1)「頭の目」は頭の一部品ですか。ほかの言葉でなんと言ったらいいですか。
質問(2)「一割いけなかったのです。」何の意味ですか。

A 回答 (2件)

こんばんは。



質問(1)「頭の目」→ これは、宮沢賢治の独特の表現だと思います。実際に「頭の目」という所はないので、つまり、「脳の中の計算をする部分」と解釈したらいいのではないでしょうか。

質問(2)「一割いけなかったのです。」→
将軍はこの前に「百と百をたすと、百八十」「十の二倍は十八」と答えていたので、一割分(10%)だけ答えが少なくて間違っていたわけですね。「いけなかった」とは「間違っていた」ということです。
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この回答へのお礼

早い回答ありがとうございました。何となく分かりました。特別な言い方ですね。

お礼日時:2004/08/14 00:14

 「頭の目」について、私は、「ふるい(篩)(sieve ?)の目」という表現を連想しました。

篩の目がつまって通りが1割悪くなっていた、というような感じで、「頭の目」と言っているのだと感じました。いずれにしても、他ではまず聞かないような、独特な表現だと思います。
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この回答へのお礼

たいへんありがとうございました。たいへん役にたちましたよ。

お礼日時:2004/08/15 17:24

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