
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
要するに、現代語の「行かない、行けない」「言わない、言えない」「書かない、書けない」の違いと同じですね。
現代語だと、「行く」という五段動詞がもともとあって、それが可能動詞化して「行ける」という下一段動詞になるわけです。
だから、現代語だと「行かない」「行けない」の2パターンあるわけですね。
これを古文に当てはめてみると、「行く」という四段動詞とそれが可能動詞化した「行く」という下二段動詞があって、それぞれ「行かず」「行けず」になりそうな感じがしますが、実際にはそうではありません。
古文では動詞が可能動詞化することは無いのです。
つまり、現代語にあるような「行く」→「行ける」というようなパターンは古文には無いのです。
したがって古文には「行けず」とか「聞けず」という表現はありません。
だから「行く」や「聞く」は間違いなく四段です。
ただし、「立つ」は別です。「立つ」には四段も下二段もあります。
四段の「立つ」が可能動詞化して下二段の「立つ」になったのではなく、もともと四段の「立つ」と下二段の「立つ」の二つの動詞があるからです。
(下二段の「立つ」は「立つことができる」という意味ではなく「立たせる」という意味ですからね)
回答ありがとうございます!
>古文では動詞が可能動詞化することは無いのです。
つまり、現代語にあるような「行く」→「行ける」というようなパターンは古文には無いのです。
したがって古文には「行けず」とか「聞けず」という表現はありません。
だから「行く」や「聞く」は間違いなく四段です。
『納得!』って感じです。古文には可能動詞がないんですね。なるほど~!例外は立つですね。
No.2
- 回答日時:
「自動詞」と「他動詞」に付く場合の「ず」ですね。
ともかく、どう考えればいいのかについて説明します。
「ず」の接続(上に付く語)は「未然形」ですよね。(助動詞を覚える時、接続も一緒に覚えてください)
だから
・「-a」段に接続すれば、上の語は「四段活用」
・「-i」段に接続すれば、上の語は「上二段活用」
・「-e」段に接続すれば、上の語は「下二段活用」
というようになります。(他の動詞の活用の種類は覚えておかなければなりません)
で、自動詞と他動詞ですが、
・「…(が)……」のように動作や作用が主語自体に生じるだけで、他には及ばない動詞は「自動詞」
・「…(を)……」のように他への働きかけを示す動詞は「他動詞」
だから、「木(が)立つ」は自動詞、「木(を)立つ」は他動詞になります。自動詞は「木が(自分で)立っている」ことで、他動詞は「(誰かが)木を立てる」ということです。このように基本形(終止形)が同じでも、活用の種類が異なる語が存在するわけです。
自動詞と他動詞は次のように区別できます。
1.活用が同じもの
(自)花開く、(他)窓を開く
2.基本形は同じでも活用の種類が違うもの
(自)前に進む(四段)、(他)話を進む(下二)
3.基本形が異なるもの
(自)我起く(上二)、(他)彼を起こす(四段)
(自)時が移る(四段)、(他)時を移す(四段)
で、polishさんが悩むのが「2」のケースですね。
一応、文法の本等で確認してください。特に四段と下二段に何種類かありますが、上の説明で見当つきませんか。
わからない場合は、もう少し細かく説明しますが・・・
それから、注意しなければいけないのは、古典語の下二段活用と現代語の下一段活用です。
例に挙げている「聞く」ように
四段は「聞か・聞き・聞く・聞く・聞け・聞け」
下二は「聞け・聞け・聞く・聞くる・聞くれ・聞けよ」
となります。下二段の連体形や已然形って変に感じませんか。「聞く」は下二段活用はしません。四段活用だけです。同じように、自動詞他動詞の別を考え、未然形だけでなく、全部活用させてみてください。現代語の「聞ける」で活用させてませんか。
後は慣れです。
暑い中、大変でしょうが体調に注意して受験勉強頑張ってください。
回答ありがとうございます!
>例に挙げている「聞く」ように
四段は「聞か・聞き・聞く・聞く・聞け・聞け」
下二は「聞け・聞け・聞く・聞くる・聞くれ・聞けよ」
となります。下二段の連体形や已然形って変に感じませんか。
おっしゃるように下二段の活用は変に感じます。
これからは未然形だけ考えずに全部活用して考えます。
受験勉強も頑張ります☆
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