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蒼朮の利尿作用の仕組み

蒼朮は利尿作用があるとされていますが、
なぜ、どのような仕組みで利尿が起こるのか、
いくら調べてもわかりません・・・

蒼朮は白朮よりも発汗作用が強いことはわかったのですが、
尿というより汗で脱水させる作用があるのでしょうか?

仮に蒼朮を利尿薬とした場合、
どのような位置づけになるのでしょうか?
アルドステロン拮抗でカリウム保持でナトリウムだけ排出するのか、
ナトリウムもカリウムも排出するのか、
カルシウムなどのその他ミネラルも排出するのか、
それ以外なのか、
全く謎のままです・・・

お詳しい方ぜひご教授ください。

A 回答 (2件)

>>それ以外なのか


利尿薬のタイプには色々有りますが、大まかに、電解質で細胞内外で移動して水の出入りを制御するものと、水のみ制御するものと大別できます。

細胞の細胞膜には水透過性を調節するアクアポリン(aquaporin:AQP)と呼ばれる水チャネルが有り、水分子のみを選択的に通過させることができます。

このAQPの作用を抑制させると、細胞への水の取り込みが阻害されるため、水が余り、汗や尿として排出されます。

蒼朮にはAQP抑制作用がある為、利尿が促進されます。

AQPは純粋に水分子しか透過させないチャネルである為、カルシウムなどのその他ミネラルとは関係していません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
勉強になります。
にいくら調べてもわからなかったため、
本当に感謝しております!

つまり蒼朮を摂取していると、
いくら水分を摂取しても細胞に水分が取り込まれなくなる、
ということでしょうか?
これは悪く言えば脱水を加速させると思うのですが・・・
塩分過多ならアルドステロン拮抗の利尿薬で、
カリウムを保持しつつ利尿できますが(目的がある)、
蒼朮の場合水分のみを出すとのことですので、
尿中のナトリウムやカリウムなどの電解質濃度は、
蒼朮を摂取していない場合より薄いということでしょうか?

であるならば、
蒼朮はメリットどころかデメリットしか感じないのですが・・・
AQP抑制で細胞内に水分が取り込まれない、
しかし細胞は水分が必要なため水分をより欲しがる、
しかしやはりAQP抑制で細胞内に水分が取り込まれないため・・・
というように摂水欲と脱水が加速するばかりだと感じます。

蒼朮にメリットはあるのでしょうか?

お礼日時:2017/04/21 12:45

>>蒼朮にメリットはあるのでしょうか?


蒼朮に限らず、利尿剤が病性の浮腫(むくみ)の症状を緩和させる為に使う物ですから、日常的に摂取したらまずいでしょう。

顔や手足、脳のむくみ改善の為の緊急対処薬です。

そうやって、症状を軽くするのと併行して浮腫の根本原因を治療します。

蒼朮のメリットは、緊急対処するに当たって「水」だけを処理し、塩類の移動を伴わない点です。
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