

「かわいさ余って憎さ百倍」なんてことを言います。
愛情と憎悪は繋がっているみたいです。
また、「愛の反対は無関心である」という言葉があります(これはマザーテレサの
言葉ではないみたいです)。
うーんそうなのかな?とも思います。
時代としては、愛情が減り、憎悪の感情が増えていると実感しています。これは、
私自身の中でも同様です。
ということは、一人の人間の中で愛情を増幅させる「条件」あるいは、憎悪を増幅
させる「条件」というものがあるように思います。
愛情・憎悪というものの本質から、身近な体験等、「愛憎」に関するお考えを教えて
いただきたく質問させていただきました。

A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
>私の場合は、母親が自分勝手な所があり、感情の激しい人だったので、少し距離があったと思います。
いや、正直にいえば、私の母も上の特徴が当てはまります。
ただなんと言いますかね、問題点を含めて受け入れるのも、才覚のうちだと思っています。
母親の行為は、暴力とも愛情とも両義的にとれるものだと思います。しかしこれを愛情の方にとった自分を核としてものを考えるということです。したがって、「母の愛を基準」にしているのとは少し違うのです。母の愛を受けい入れ得た自分の感覚を基準としていると言った方がよいのかもしれません。
子供の頃はこれがすんなりできます。しかし大人になると、難しいですね。「本当に自分を愛しているなら、〇〇はこうするべきだったのにしなかった」なんていう理屈で、相手を責める知恵がついていますから。
まあ、母でなくても、相手を受け入れる経験があればいいと思います。
なるほど。
おそらく似たような感情が心に渦巻いているのでしょう。
子供のころは、父が好きで母が嫌い。
思春期になると、それが逆になり、大人になると嫌悪感は消えました。
で、年とともに親孝行がしたくなり、一応普通の親子関係になりましたが、
心の中は、かなり複雑なものがあります。
これは、どの家庭にもあるんでしょうね。
日本人独特のクセが。

No.5
- 回答日時:
お礼ありがとうございます。
前半の方にお礼の返事、後半の方に愛憎について書きました。劇画の世界かな?ということですが、世間で起こっていることは人の頭のなかで構築された役割に従って起きる劇のような要素が強いと思います。その愛憎劇に振り回されない生き方というのは、いうなれば信心の世界でしょう。ヒーローを語っているわけではないですからね。雨ニモマケズの詩なんか近いものがあるんじゃないですか?
人間のパワーっていうのは、リアリティでないところに世界を作れることが一つあると思います。劇画もその一つで、現代には多くを教えてくれる劇画・漫画でしかも面白いものも存在しますが、信心も、リアリティとはまた別の次元の生の活動と言ったところがありますね。
人は、基本的には、悪に傾くよりも善に傾倒するほうが望ましいでしょう。多くの人が正義になりたがるつまらない世界のほうが実際には面白いですよ。みんながダークヒーローになることを望んだら、破綻しますよ。愛が愛がの虚構の世界と、憎し憎しが現実のISみたいな世界と、どちらがいいかって話ですね、極端なところ。漫画に親しんだ世代の私からしたら、虚構は肯定されるもので受け入れやすくもあります。
変わらない国の質問でも書きましたが、もっと鋭く人と人は対立することがあってもいいんじゃないかと思います。それが個人の生き方を育てる気がするんですよね。憎しみって裏切られた感からくるものでもあるじゃないですか。可愛さ余って・・・というのは愛に対する裏切りのことだと思うんですよ。でも正直に対立してたら裏切りということもないですよね。自立した個人を育てるには時に対立も必要だということです。
社会を信頼していた、日本を信頼していた、組織を、仲間を、家族を・・・という所に裏切られたという思いから憎しみが湧くんではないですか?会社が従業員を裏切り、資本家が労働者を裏切り、教師が生徒を裏切り、で、それぞれの反対も然り。俺は裏切られた、お前は裏切った、の応酬だと憎しみゲージはどんどん溜まりますよ。
私は愛をあまり肯定しませんし、憎しみも否定しませんが、それが嫌なら離れるなり利用して転換するなりすればいいというスタンスです。
デビッドさんが今回、愛憎の質問を立てられた本当の理由は、浅慮の私にははかりかねますが、「時代としては、愛情が減り、憎悪の感情が増えていると実感しています。これは、私自身の中でも同様です。」の箇所に集約されているのかなと思ってます。で、愛憎とは違う方向の解決の道筋があるのではないか?という問だと私は思ったんですね。なぜなら愛憎は表裏一体であるということを、可愛さ余って憎さ百倍という言葉を引き合いに出すことでおっしゃっておられるように感じたからです。本質的にそれを超えるには、愛憎とは別の道筋が必要だと。
それで、愛憎に振り回されない生き方の話を少ししたわけです。
ところで、私は質問によって回答をコロコロ変えますから矛盾しているように思われることもあるかもしれませんが、幾つもの思考パタンを用意しておきたいということで、そうなっています。
「愛」というものは欲望の一つで、なくとも生きてゆけるでしょう。
食欲とか性欲なんかは、ないと個体を維持できなかったり、子孫を残せなかったりするわけで、
絶対になくてはならないものですが、「愛」というものは人間の生を「豊かに」するために存在
するといっていいのではないかと思います。
仮に、大きな目標を立てて、それを叶えた人生であっても、家族との、仲間との、師的存在の人
との愛情のやり取りがなければ、寂しい人生でしょう。
しかし、近頃は、人間に対して深い愛情を持てないし、持てたとしてもそれが返ってくるとは思
えないので、必要以上の愛を持たないようにしているようです。
私は個人的には愛に代わるものはないと考えています。
ですから、愛を抑えた分だけ「返り」もセーブされたものになってしまうだろうと思うのです。
私に言わせれば「それはもったいない」ということになります。
従って、愛は出来るだけ持ち続けたいと思うのです。
大変に難しいと思いますが、「深い愛情のやり取り」(深い信頼のやり取りを伴う)は成就させるこ
とが可能だと思っています。
傷つくことにはもう慣れましたし、憎悪は大抵消えますから、私の場合。
一方、世の中を見ますと、「愛」は全体的に減っているのに、「憎」はとても多いということがど
うも腑に落ちないのです。
つまり、「愛」の裏返しとしての「憎」ではなくて、なんか別の大きな原因がある気がするのです。
>私は質問によって回答をコロコロ変えますから矛盾しているように思われることもあるかもしれませんが
思想の頂の高い人は裾野も広いので、時に矛盾があるように見える場合がある。
思想的結論の狭い人は、矛盾は見えずとも、人と相容れない場合が多いだろうと考えています。
No.4
- 回答日時:
うーむ。
経験的な答えで理論的にはなりません。私の考えでは、無償の愛に触れることです。私にとっては母の愛情がそういうものだったと思います。
大人になってからは、母の愛に似たものをそばに置き、忘れないことかと思います。
ただなかなか、これは難しいものです。母の愛に似たものが存在しないということがまず一つ。また、人間はともすれば全部忘れて、快・不快に還元してものを考えてしまいがちなものです。忘恩の徒というべきか、能天気で忘れっぽいというべきか。
こうなると、不快なものが憎悪を呼び起こしていきます。その歯止めはかからなくなります。
母の愛というものを見つけることは難しいですが、私は芸術作品などを愛好して、バランスを取っていますね。
「母親の愛」が基準になるということですね?
私の場合は、母親が自分勝手な所があり、感情の激しい人だったので、
少し距離があったと思います。
一方、父親は私を大変にかわいがってくれたので、幼いころは父親が大
好きで、母親のことはあまり好きではありませんでした。
おそらく、その経験が原因となって、私は男性的精神性を強く求めるよ
うになったんだと思います。
思えば、私がこれまで好きになった女性は、全員「父親が好き」でした
ね。
近頃の若い女性に魅力を全く感じないのは、この点が大きいのではない
かと思うようになりました。

No.3
- 回答日時:
人生うまく行ってないと、周りの物事が憎くなりますよね。
あれが悪いこれが悪い、あいつがこいつが、と悪者探しを始めます。それは一面当たってるのかもしれませんが、俯瞰してみれば八つ当たりの様なもので根拠が薄弱だったりします。人生うまく行ってると、他者の憎悪に気がつかないまま、自由奔放に、ともすれば有頂天になったりして、自分は世を肯定できて愛も深まって良いが、あらぬ恨みなどを買って良からぬことに遭ったりします。
人生がうまく行ってようがいまいが、ただ一つ、行く道を持っている人は、人の世の愛憎劇に振り回されることが無いんじゃないですかね。人生が良い時にもそれに耽溺せず、悪い時にもそれに憂いて沈まず、心の健やかな人は、真っ直ぐに歩いて行くんでしょうね。
そんな人になりたいか?と問われたら、少なくとも悪くないなと、私ならば答えます。
二年前にここに参加して、最初の質問が、社会に対しての批判的なものでした。
けっこう暴力的なというか、ネチネチとした回答がありましたね。
今、もう一つ立てている質問は、私的に過去最高の社会批判的質問で、もっと
叩かれるかなと思いましたがそうでもなかったですね。
私の最も言いたいことの一つがこのあたりのことなんです。
タブーですよね、戦時中に「戦争反対」っていうようなものだろうと思ってい
ます。
勿論、重要だと思っているから言うんです。
尤も、わかってくれる人が少なくて、「正義の士」ばかり集まって来られると
つまらないのでやめますが…
>ただ一つ、行く道を持っている人は、人の世の愛憎劇に振り回されることが
無いんじゃないですかね
劇画の世界かな?
No.2
- 回答日時:
自己実現に近ずく時の感情が愛、
自己実現を否定、阻害される時の感情が憎悪
かもしれません。
自己実現などと言う形而上学的な欲求以前に生存欲求を満たすことで精一杯だった時代や状況では余り憎悪は必要無かった。
近年、食糧事情が改善し、生存欲求よりも自己実現欲求が重要になったので、比例して憎悪も増えているのかも。
イスラム教徒がキリスト教徒に対する憎悪なそを考えると、上記の様な構造を思いつきました。
愛憎と自己実現とを直接結び付けたという経験は、私には多分なかったと
思います。
うーむ。
これが本質なのか、あるいはどれくらい本質に近いのかというあたりを、
思索してみたいです。
No.1
- 回答日時:
「「かわいさ余って憎さ百倍」なんてことを言います」
⇒昔からよくいわれていますね。
「時代としては、愛情が減り、憎悪の感情が増えていると実感しています。これは、私自身の中でも同様です」
⇒確かに、憎悪の感情が増えているでしょうね。
愛情が深くなると、相手への要求度も比例して上がります。
そして、この要求度が満たされなかった時に、憎悪に変化しますね。
最も分りやすい例では、ストーカー殺人でしょう。
振られたり、捨てられた時の憎悪は、かなり高い愛情の比率です。
男女の愛情について申し上げれば、私も若かりしときには、相手に同等の
ものを求めました。
男というものは、そういうところを皆持っていると思います。
恋愛中はそれでうまくゆくのですが、その後はうまくゆかないですね。
今でも、そういった精神的共感を求める心は消えませんが、全く期待しな
くなりました。女に対しても、男に対しても。
今の若い世代は、純情すぎる人がいるんでしょうね。
そして、愛情がとっても深いのかも知れませんね。
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